2023年08月23日
本記事では、自治体では回収してもらうことができない「リサイクル家電」の適切な処分方法について解説します。
自治体がアナウンスする方法と合わせて、より手軽で負担なく処分できる方法についてもお伝えします。
引っ越しや家の片付けなどでリサイクル家電をまとめて処分が必要な場合など、適切かつ手軽で手間なく処分したいというケースにおすすめですので、ぜひ参考にしてください。
記事の目次
リサイクル家電は適切なルートを巡って、メーカーまで届くのであれば、処分方法として問題ありません。
いくつか方法がありますので、それぞれ特徴も踏まえて紹介しましょう。
地域に対応している不用品回収業者に、収集運搬を依頼する方法もあります。
他の収集運搬業者と同様、収集運搬費(回収費)+リサイクル料金を支払い、回収してもらうことができます。
自治体のホームページに掲載されていない場合でも、リサイクル券を発行し指定引取場所などへ適切に運んでくれる事業者であれば、収集依頼をしても問題はありません。
実際自治体のホームページに掲載されていない事業者でも、リサイクル券の発行が可能な事業者はたくさんあります。
ただしごくまれに悪質な対応を行う業者も紛れていることがあるため、業者選びはとても重要です。
事業者の住所や素性などをしっかりと確認し、適正料金で収集運搬してもらえるか、リサイクル券の発行は可能かなど確認の上依頼すると安心です。
自治体が公に認めている事業者や自治体で把握している収集運搬業者に収集に来てもらう、基本的な処分方法です。
認可を受けた事業者は、お住まいの地域のホームページにて公開されています。
たとえばさいたま市であれば、「一般廃棄物収集運搬許可業者」として一覧を掲載。
また東京23区の場合は、「家電リサイクル受付センター」に回収依頼するようホームページでアナウンスしています。
自治体によって指定先や認可先が異なるため、お住まいの市区町村のホームページで確認しましょう。
お近くの家電量販店、または個人経営の家電店(電気屋さん)などに収集運搬を依頼することもできます。
買い替えの場合はそのまま依頼すればOKですし、収集運搬のみの場合は別途申し込むと対応してくれるケースが多いです。
家電リサイクル券など書類に記載する必要がある関係上「店頭まで直接申し込みに来てください」といわれることもあります。
家電量販店によって対応や収取運搬費用が大きく異なりますので、利用を検討する店舗に問い合わせるかホームページをチェックするのがおすすめです。
以下は、大手家電量販店のリサイクル家電収集運搬費の例です。
家電量販店リサイクル家電収集運搬費目安
家電店 | 買い替え時収集 (買い替え配送と同時) |
訪問回収費 (リサイクル回収のみ) |
---|---|---|
ヤマダ電機 | 2,200円 | 2,200円+2,750円=4,950円 |
ビックカメラ | 1,650円 | エアコン:5,000円 テレビ:5,000円 洗濯機/衣類乾燥機:5,000円 冷蔵庫:6,000円 |
ヨドバシカメラ | 550円 | 2,750円 |
デンキチ | 1,650円 エアコンのみ:7,810円 ※埼玉県、群馬県、東京都、千葉県 |
ー |
なお、家電量販店の場合、直接最寄りの店舗までリサイクル家電を持ち込める場合もあります。
この場合、リサイクル料のみ店頭で支払う形となるケースが多いです。
ただし家電量販店で回収依頼をする場合、エアコンの取り外しなどは料金に含まれていないため注意が必要です。
取り外し作業が必要となる場合は別途取外し料金などが必要となることが多いので、事前に確認しておく必要があります。(店舗によっては取り外してもらえない場合もあります)
※冷蔵庫などの運び出しは追加費用なしで対応してくれます。
お住まいの地域で指定されている、指定取引場所と呼ばれる場所へ、ご自身でリサイクル家電を運んで持ち込む方法もあります。
この場合、収集運搬費は不要となりますので、リサイクル家電に応じたリサイクル料を事前に支払うだけでOKです。
リサイクル料は前もって、郵便局で払い込み、リサイクル券を受け取っておく必要があります。
なお引き取り場所によって営業日や受付時間などが異なりますので、事前に電話などで確認の上、持ち込むことをおすすめします。
家電リサイクル県センター 指定引取場所検索
https://www.e-map.ne.jp/p/rkcsymap/
リサイクル家電法に該当する家電製品は、処分時にリサイクルすることが義務付けられている「リサイクル家電」製品です。
これらリサイクル家電に該当する品目は、自治体で行う粗大ゴミ収集(戸別収集)では回収処分ができない品目となります。
リサイクルの対象となるのは、家庭向けに販売されている以下の家電製品です。
上記に当てはまる品は、粗大ゴミ回収にあわせて集積場に出すことも、申し込みをすることもできないため注意が必要です。
リサイクル家電は指定を受けた引取り店や委託事業者などが収集運搬を行い、メーカーへ引き渡すことが義務付けられています。
これはメーカーで適切にリサイクルを行う目的もありますが、無許可の業者による回収から不法投棄や不適切処理、高額請求などのトラブルへとつなげないためでもあります。
回収時には家電リサイクル券と呼ばれる件が発行され、回収からメーカー引き渡しまでを管理する取り決めとなっています。
家電リサイクル券は収集運搬を行う事業者が発行するのが一般的です。
業者に収集してもらわず、指定された場所へ自分で持ち込む場合には、郵便局で家電リサイクル券を発行してもらう必要があります。
リサイクル処理をしてもらうために、それぞれ家電の大きさや種類に応じた「リサイクル料金」が発生します。
また委託業者などに自宅から回収してもらう場合には、「収集運搬料」なども必要です。
委託業者にメーカーまでリサイクル家電を運んでもらう場合は、委託業者に「収集運搬料」と「リサイクル料金」の両方を支払います。
なお収集運搬料は、収集を行う委託業者によって料金設定が異なります。
ですが、「リサイクル料金」についてはメーカーや製品型番(大きさ)などであらかじめ決められているため、変動することはありません。
以下は、家電リサイクル法にのっとった、リサイクル料金の例です。
リサイクル料金例(目安)
品目 | リサイクル料金 | |
---|---|---|
エアコン | 990円~ | |
テレビ | ブラウン管(15型以下) | 1,320円~ |
ブラウン管(16型以上) | 2,420円~ | |
液晶・プラズマ(15型以下) | 1,870円~ | |
液晶・プラズマ(16型以上) | 2,970円~ | |
冷蔵庫・冷凍庫 | 170L以下 | 3,740円~ |
171L以上 | 4,730円~ | |
洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530円~ |
詳細なリサイクル料金は、一般財団法人家電製品協会家電リサイクル県センターが公開している、「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)」で確認できます。
アイテム別リサイクル家電の処分方法を詳しく知りたい場合はこちらも参考になります。
家電製品の買い替えを予定している場合は、そのまま購入した家電店にリサイクル品の処分を依頼したほうがスムーズです。
しかし以下のような場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
それぞれの理由について解説します。
複数のリサイクル家電を収集運搬してもらう場合、単品価格で回収してもらうと1点ごとに回収費がかかってしまうケースもあります。
その点不用品回収業者では、トラック載せ放題など容積に応じて料金が決まる回収プランを用意していることが多いです。
たとえば液晶テレビやエアコンなどは、比較的小さくかさばりにくいので、複数まとめて回収してもらうことで収集運搬費を安く抑えられる場合もあるのです。
またテレビと冷蔵庫などそれぞれ違う製品を複数回収してもらう場合でも、同日・同じトラックで回収してもらうことができます。
あらためて予定を組む手間も省けるので、複数のリサイクル家電の処分が必要な場合は、不用品回収業者に依頼するのがベストでしょう。
家電量販店にエアコンの収集運搬と処分を依頼した場合、「取り外し工事は行えないため、あらかじめ取り外した状態にしておいてください」と伝えられます。
店舗によっては別途有料で取り外し工事を行ってくれる場合もありますが、結果的に費用(4,000円~6,000円程度)がかかってしまうことになります。
不用品回収業者の場合、エアコンの取り外し工事費無料で回収してくれる業者もあるため、結果的に安く処分できる場合もあるのです。
不用品回収業者に依頼すれば、危険な思いをすることもなく、安全で手軽にエアコンの処分ができます。
家電量販店や自治体を通した事業者の場合、申し込みから収集まで時間がかかってしまうこともあります。
その点不用品回収業者は、最短即日での回収処分に対応しているところがたくさんあります。
時間がなかなか取れない場合でも、お客様優先でスケジュールを組んでくれることが多いため、気軽に相談できるメリットがあるのです。
不用品回収業者に依頼すれば、テレビやエアコン、冷蔵庫や洗濯機のようなリサイクル家電に限らず、さまざまな不用品を一度に回収処分してもらうことができます。
引っ越しや遺品整理、部屋の片付けなどの際には、まとめて処分できた方が手軽で費用も安く抑えられます。
何カ所にわたって回収依頼する手間もありませんし、異なる日に収集に来てもらうなどの負担もありません。
リサイクル家電はもちろん、その他の不用品がある場合には、迷わず不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
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