2023年09月10日
この記事では、エアコンの処分方法と費用について解説します。
エアコンは家電リサイクル法の対象品目です。
そのため廃棄の際には「リサイクル料金」が必要であることが多いのが特徴。
エアコンの処分を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
まずは、エアコンの処分必要について詳しく解説します。
通常の粗大ゴミと異なり、エアコンの処分費用はトータルの金額が高額です。
その理由も確認していきましょう。
エアコンは「家電リサイクル法」の対象品目です。
家電リサイクル法とは正式には「特定家庭用機器再商品化法」といいます。
一般家庭や事務所から出た家電の中でも特定の品目を対象として、まだ利用可能な部品や材料をリサイクルし、資源を有効利用するための法律です。
家電リサイクル法対象品目は以下のとおりです。
エアコンをはじめとして、家電リサイクル対象品目を処分する際には例外はありますが、原則「リサイクル料金」が必要です。
家電リサイクル料金は、エアコンメーカーによって異なります。
エアコンメーカー | リサイクル料金 |
---|---|
ダイキン・シャープ・三菱・パナソニック 日立・富士通ゼネラル・東芝ライフスタイルなど |
990円 |
ヤマダHD | 1,265円 |
アイリスオーヤマ・山善・ノジマ・ニトリなど | 2,000円 |
ヤンマーエネルギー | 9,900円 |
主要なエアコンメーカーであれば、リサイクル料金は990円です。
比較的安いエアコンのメーカーは2,000円のリサイクル料金となり、処分時に高くなる傾向にあります。
ヤンマーエネルギーのエアコンは、ガス冷房機を製造しており、リサイクル料金がもっとも高い9,900円です。
エアコンは、リサイクル家電であること、また取り外しも必要であることから、処分費は他の家電に比べると高額です。
エアコン処分費用は、以下の金額の合計で考えるようにしましょう。
処分方法をクリックすれば、詳細が確認できます。
処分方法 | リサイクル料金 | 運搬料 | 処分費用合計相場 |
---|---|---|---|
粗大ゴミ回収業者 | 無料~6,000円 | 無料 | 9,800円~15,800円 |
家電量販店 | 990円~9,900円 | 550円~2,200円 | 1,540円~12,100円 |
家電リサイクル受付センター | 990円~9,900円 | 3,300円 | 4,290円~13,200円 |
指定取引所 | 990円~9,900円 | 無料 | 990円~9,900円 |
売る・譲る | 無料 | 4,500円~15,000円 ※配送地域による |
4,500円~15,000円 |
※室内機のみの場合
次にエアコンの処分方法5選を解説します。
それぞれのメリットやデメリットもわかりますので、処分方法を選ぶ際にお役立てください。
粗大ゴミ回収業者にエアコンの回収を依頼して処分できます。
エアコンの処分費用は、リサイクル料金がかからない業者もあるのが魅力です。
また、10kgから17kgほどあるエアコン室内機を運び出すのはかなり大変ですが、粗大ゴミ回収業者なら、スタッフに運び出しもお任せできるのが大きなメリット。
さらに、粗大ゴミ回収業者なら、パックプランがおすすめです。
パックプランは、エアコンの室内機だけでなく、室外機の処分や他の粗大ゴミもまとめてお得に処分できます。
エアコンの回収申し込みも、電話やメール1本だけなので手軽で簡単な処分方法といえます。
◆メリット
◆デメリット
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ヤマダ電気やヨドバシカメラなど、大手家電量販店ではリサイクル家電の引き取りサービスを行っています。
ただし、家電量販店での引き取りサービスは、一部店舗を除き、エアコンを購入した場合にのみ利用できる点に注意しましょう。
ケーズデンキのみ、リサイクル回収だけを利用できます。
店頭やオンラインショップなどから申し込むことができるので便利ですが、購入が条件となっている点がデメリットです。
主要エアコンメーカーの引き取りにかかる費用の目安は以下のとおりです。
家電量販店名 | リサイクル料金 | 収集運搬費 | 引き取り処分費用 |
---|---|---|---|
ヤマダ電機 | 990円 | 2,200円 | 3,190円 |
ヨドバシカメラ | 990円 | 550円 | 1,540円 |
ケーズデンキ | 990円 | 2,200円 | 3,190円 ※回収のみは+3,300円 |
コジマ電機 | 990円 | 1,650円 | 2,640円 |
※2023年9月現在
◆メリット
◆デメリット
東京23区や横浜市限定ですが、リサイクル家電を対象として、自治体が推奨している回収サービスを利用できます。
自治体が推奨していることもあり、信頼度は高く、安心してエアコンの処分を依頼できるのが大きなメリットです。
必要な処分費用は、リサイクル料金と収集運搬料だけなので、安く抑えられる処分方法ともいえます。
ただし、東京23区、横浜市のどちらもエアコン取り外しには対応していません。
そのため、別途取り外しの方法を検討しましょう。
またエアコンの運び出しには基本対応していません。(横浜市は有料で対応)
自分で指定の場所まで運び出しておく必要があります。
◆メリット
◆デメリット
日本全国にある「指定取引所」に持ち込めば、エアコンを処分できます。
指定取引所では、エアコンはもちろん「支払い済みの家電リサイクル券の綴り一式」が必要です。
また郵便局での支払いには、ゆうちょ銀行の振込手数料が、家電リサイクル券1枚ごとにかかる点にも注意しましょう。
◆メリット
◆デメリット
新しいエアコンなら、中古品として売ったり、譲ったりする処分方法もあります。
中古品として売る・譲る先としては以下の2つが挙げられます。
年式5年以内のモデルで、人気のあるメーカーのエアコンは買い取ってもらえる可能性が高いです。
リサイクルショップでは出張買取や宅配買取を行っていることもあり、査定もインターネットでできることも。
しかし、フリマアプリでの取引での処分と比べると買取価格は下がる傾向にあります。
またエアコンの取り外しは別途業者などに依頼する必要があるので注意しましょう。
状態の良いエアコンなら、売れる可能性は高いです。
リサイクルショップでの買取よりも買取価格は高いので、相場を見て決めるのもあり。
しかし、出品手続きが面倒なのと、購入者とのやり取りも必要で、手間がかかるのは難点です。
ジモティーでは、エアコンを売ることもできますが、無料で出品することで譲ることも可能。
なかなか売れずに困ったら、無料出品して譲るようにシフトしてみてもよいでしょう。
ただし、エアコンの取り外しは事前に必要です。
業者に依頼することになり別途取り外し工事の料金が発生します。
ここからはエアコンを廃棄する前の「取り外し」方法について解説します。
エアコンの処分時に同時に取り外し工事もしてもらえる方法もありますので、トータルの金額を計算して選ぶのがおすすめです。
取り外し工事方法 | 取り外し工事費用相場 |
---|---|
自分で取り外す | 無料~5,000円 |
取り外し業者に依頼する | 5,000円~10,000円 |
不用品回収業者に依頼する | 無料~12,000円 |
エアコンの取り外し工事は、専門業者に依頼するケースは多いですが、自分で取り外し工事を行うのもできないわけではありません。
専用の道具を揃えることも大切です。
ただし、中古品として売ったり譲ったりする際には、誤った方法で取り外すと故障の原因にもなるため、ある程度の知識がある状態が望ましいです。
また室外機も一緒に取り外しが必要ですので、手間や労力の面を考慮すると自分で取り外し工事をするのは難しいでしょう。
また、道具がもともと自宅にあれば安く済みますが、わざわざ道具を買い揃えるなら、業者に依頼する方が安く済み、安全に取り外しができます。
エアコンの取り付け、取り外しの専門業者に依頼する方法です。
専門業者とあって、短時間で対応してもらえるのがメリットでしょう。
かかる費用は、5,000円~10,000円ほどが目安です。
インターネットや電話などで依頼し、訪問後約1時間程度で室内機、室外機の取り外し工事が完了します。
中古品として売る場合、ヤマトホームコンビニエンスでは、8,800円~でエアコンの取り外し工事も受付しているので、ワンストップで配送なども依頼できます。
エアコンを廃棄処分するのなら、粗大ゴミ回収業者に依頼するのもおすすめです。
粗大ゴミ回収業者では、エアコン取り外しから回収までワンストップで依頼できるため、手間も時間もかからないのが魅力です。
粗大ゴミ回収業者によっては、パックプランに込みの料金になっていることもあり、どの方法よりもお得に処分できます。
エアコンの処分を考えている方は「粗大ゴミ回収隊」がおすすめです。
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