バーベキュー後の炭や網の捨て方!安全な処理方法から処分まで解説
2025.05.06
この記事では、バーベキューで出るゴミの捨て方や片付け方法をまとめています。
アウトドアの醍醐味ともいえるバーベキューですが、楽しんだ後に待つのがゴミの片付けです。
可燃・不燃問わずさまざまなゴミが出るので、正しく分別の上で地域や施設のルールを守って処分しなければなりません。各ゴミの処分方法をまとめたため、記事を読めばゴミを適切に片付けられます。
これからバーベキューを楽しむ予定の方は参考にしてください。
目次
バーベキュー後の片付け手順
バーベキュー後の片付け手順は、主に以下の流れで進めていきます。
- 食器や調理器具の洗浄
- バーベキューコンロの掃除
- 炭の処理
- テーブルや椅子の片付け
- バーベキュー用品・ゴミを持ち帰る
- 自治体でゴミを分別して処分する
使用した器具やコンロ、飲食物などに応じて作業の手間は変わりますが、いずれのケースでも大切なのがゴミの分別です。キャンプ施設のゴミ捨て場や自治体のゴミ回収を利用する場合は、ルールに応じて分別を実施してください。
バーベキューが人気のシーズンは、キャンプ場や各自治体におけるゴミの不法投棄も問題視されています。楽しんだ後の片付けも適切に実施して、気持ちのよいバーベキューにしましょう。
バーベキューでの正しい炭の消し方と後処理方法
バーベキューで使用した炭は、しっかりと火消しをした状態で処分することが大切です。安全かつ適切に消化できる、バーベキューの炭の消し方をいくつか紹介します。
火消し壺を使って消火する
もっとも確実で安全なのは、火消し壺などを使用して酸欠消火する方法です。炭や木炭などは、燃焼させるための空気(酸素)がなくなると、次第に消火していきます。
酸欠消火させるのが一番早くて確実なため、時間がない時こそ火消し壺などを使用することをおすすめします。ある程度の量の炭がある場合は、火消し壺を使うのがベスト。
火消し壺以外のもので代用すると、熱で溶けたり変形したりしてしまう危険性があるため、かならず正規の製品を使うことをおすすめします。
少量の炭の場合は、火消し袋なでももちろんOK。炭を入れた火消し壺はかなりの高温となりますので、使用の際はお子さんがいない場所などで安全に使用しましょう。
なお、火消し壺などで消化させた炭は、次回のバーベキューの際に再利用できます。使用済みの炭は新品の炭よりも火起こしが早くなりますので、ぜひ有効に活用してください。
炭を水に浸けて消火させる
大き目のバケツや深型のステンレスバットにたっぷりの水を入れ、炭を浸して消火させる方法もあります。
水に浸ける際は、炭を一つ一つ取ってつけるのがポイント。一気に炭を入れると、灰や火の粉が舞い非常に危険です。
10分以上水に浸した後、炭を取り出して割り、中に火種が残っていなければ鎮火していると判断して良いでしょう。一度水に浸した炭は再利用できなくなりますので、完全に処分する予定の際に使える消火方法です。
バーベキュー後の炭を処理・処分する際の注意点
バーベキューの炭は誤った方法で火の始末を行うと、ケガや火傷などにつながる危険性もあります。ここでは、やってはいけない誤った炭の消し方を紹介します。
炭の上から水をかけるのは危険!
火を消すには水をかけるのが一番だと思われているかたも多いかもしれません。しかし、火がついている炭に直接水をかけるのはとても危険な行為となるため、絶対にやってはいけません。
燃え盛る炭に水をかけた途端、高温の水蒸気や細かな灰が空気中に一気に舞い上がり危険です。水蒸気や灰が目に入ってしまうトラブルや火傷のリスクがあるほか、衣服に穴をあけてしまったり食べ物に灰がついてしまったりすることもあります。
自然消火するまで待つのもリスクあり
燃え残っている炭の量が少ない場合は、そのまま燃やし続けて自然消火するまで待つという人もいるかもしれません。ただし燃え尽きたと思っていても、実はまだ火種が残っているケースが非常に多いため、意外にも危険な消火方法となります。
自然消火するのを待つ場合は、十分に時間をとって燃やすことや、燃やした後に炭を割って火種が残っていないかしっかりと確認することが大切です。
自然消火はキャンプ場の炭捨て場を利用する際など、持ち帰る予定がない場合などに適した消火法です。
砂や土に埋めるのは絶対にダメ
砂浜などでバーベキューを行う際、砂地や土に埋めて消火させるのは絶対にダメです。炭を埋めた土は、表層まで熱が伝わり、かなりの高温となってしまいます。
しらずに子どもが裸足でその上を歩いてしまえば、大やけどを負ってしまうでしょう。また地中に炭を埋めたとしても、火は消えずに燃え続けますし、灰や炭も自然に還ることはありません。
環境破壊につながるほか、埋めた場所によっては不法投棄となるため、決して土に埋めたりしないようにしましょう。
自治体でのバーベキューのゴミ処理・分別方法
自治体におけるバーベキューのゴミ処理・分別方法をそれぞれ紹介します。各種類ごとに関東圏の自治体での処分例を挙げるため、参考にしてください。
生ゴミ
バーベキュー後の食べ物の残飯などは、生ゴミに該当します。渋谷区の場合、生ゴミは可燃ゴミとして取り扱い、よく水分を切った上でゴミ袋に入れて出せば回収してもらえます。
袋は中身の見えるものを使用、竹串など先端の尖ったものが多数ある場合には、紙に包んで「危険」と記しておきましょう。
油
バーベキューでの調理時に出た油は、紙に吸わせるか固めることで、可燃ゴミとして回収できる自治体が多いです。さいたま市の場合は紙や布に吸わせる、もしくは凝固剤で固めることで、透明・半透明の袋に入れての処分が可能です。
液状のままの油は処分できないため、注意してください。
ビン・カン・ペットボトル
ビン・カン・ペットボトルは、自治体によって処分時のまとめ方も異なるため注意してください。たとえば八王子市の場合、いずれも中をすすいだ上で、自身で用意した回収容器の中にまとめて入れることで回収してもらえます。
ペットボトルについては、キャップとラベルをはがして分別しておきましょう。
ダンボール・発泡スチロール箱
ダンボール・発報スチロール箱などの資源ゴミについては、指定の集積所まで持ち込みが必要なケースも多いです。たとえば江東区の場合、発報スチロール箱は回収日前日の午後に配布されるコンテナで回収します。
ダンボールについては、ひもで縛って固めた上で出してください。
炭
バーベキュー後に残った炭は、可燃ゴミとして処分できる自治体が多いです。平塚市の場合、30cm以内の細かな炭については、そのまま可燃ゴミの袋に入れて処分できます。
30cmを超えるものは、細かく裁断してから袋に入れてください。
網・鉄板・バーベキューコンロの捨て方
バーベキューで使用した網は、不燃ゴミや金物類の粗大ゴミとして処分する自治体が多いです。鎌倉市の場合、50cm未満のバーベキュー用網は燃えないゴミ、50cm以上のものは粗大ゴミとして分別の上処分できます。
その他アウトドア用品
テーブルや椅子、バーベキュー台やテントなど、その他不要となったアウトドア用品は各自治体のルールに従って処分しましょう。
キャンプで使ったテントなどの処分方法を確認したい方はこちら!
バーベキューで使用した炭の正しい捨て方
バーベキューで使用した炭の捨て方をいくつか紹介します。いずれも自治体のルール等に沿った、安全かつ正しい捨て方となりますので、ぜひ参考にしてください。
キャンプ場などの灰捨て場に捨てる
キャンプ場やバーベキューができる場所などでは、炭を捨てられる「炭捨て場」や「灰捨て箱」などが設けられているところが多いです。
炭捨て場を利用するのが最も手軽で安全に捨てられます。廃捨て場へ炭を入れる際は、しっかりと消化する必要があります。
灰捨て場がない場合や自宅の庭でバーベキューを行なった場合は、他の方法で処分します。バーベキュー場やキャンプ場から炭を持ち帰る場合は、火消し壺や火消し袋を使用し、安全に持ち帰るようにしましょう。
自治体の可燃ゴミとして出す
炭は自治体のゴミ収集に出すことが可能な品目です。多くの場合、使用済みの炭は「燃やせるゴミ」や「可燃ゴミ」として排出できます。
ゴミ収集に出す場合は、使用済み・未使用関係なく、炭を一度水に浸して発火しないようにしてから、自治体指定のゴミ袋などに入れて出します。
ただし自治体によってルールが異なる場合もあるため注意が必要です。燃えるゴミなどで出せない場合は、自治体のルールに沿って捨てましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、バーベキューで使用した炭はもちろん、未使用の炭の回収処分に対応しています。雨に濡れて湿気ってしまった炭や薪、古くて使わなくなったアウトドア用品などもまとめて処分が可能。
処分の仕方がよくわからないものがあれば、まとめて依頼するのがおすすめです。ただしある程度費用はかかってしまいますので、少量の炭を捨てるだけの利用には不向きです。
ご家庭で眠っていたご不用品や粗大ゴミなど、あわせてまとめて回収してもらう方が割安で活用できておすすめです。
網・鉄板・バーベキューコンロの捨て方
バーベキューの際に使用した焼き網や鉄板の処分方法を紹介します。
自治体のゴミに出す
バーベキューで使用したものは、それぞれ自治体のゴミ収集に出すことができます。1辺が30cm以下の焼き網や鉄板は、燃えないゴミ・不燃ゴミ・金物類などで排出する自治体がほとんどです。
使い捨てのアルミ皿のような薄い素材の物は、燃えるゴミ・可燃ゴミとして処分する場合もあります。1辺が30cm以上(地域によっては50cm以上)の網や鉄板、バーベキューコンロ本体などは、自治体の粗大ゴミ収集に出します。
不用品回収業者で回収してもらう
バーベキューで使用した焼き網や鉄板なども、不用品回収業者で回収処分が可能です。素材や大きさによって分別や仕分けをする必要はなく、そのまま引き取ってもらうことが可能です。
炭やバーベキューコンロも一緒くたに回収してもらえるため、手軽に処分したいときには最適です。自治体のゴミ収集だと分別するのが面倒というときは、不用品回収業者に相談してみるのがよいでしょう。
関東のバーベキューゴミを処分してもらえる施設
バーベキューを楽しめる施設の中には、出たゴミをその場で処分してもらえる所も多いです。参考までに、関東エリアでゴミ処分に対応しているバーベキュー施設の詳細をいくつか紹介します。
都立新木場公園バーベキュー広場
都立新木場公園バーベキュー広場では、バーベキューで出たゴミの有料回収を実施しています。回収可能なゴミの種類は以下の通りです。
- 可燃(生ゴミ、紙くずなど)
- 不燃(プラゴミ、肉・魚のトレイなど)
- ビン
- カン
- ペットボトル
- 段ボール、発泡スチロール箱
必要な回収料金は、税込で以下の通りです。
- 指定ゴミ袋(45L):500円
- 段ボール(10枚まで):500円
- 発泡スチロール箱:1つあたり100円
指定ゴミ袋は、ゴミの種類ごとに購入が必要です。分別できていない物や縛っていないゴミ袋は回収してもらえないため注意してください。
都立潮風公園バーベキュー広場
都立潮風公園バーベキュー広場では、 施設の購入品から発生したゴミは無料、それ以外の持ち込み物についても指定ゴミ袋の購入で回収を実施しています。回収可能なゴミの種類は以下の通りです。
- 可燃
- 不燃
- ペットボトル
- カン
- ビン
- ダンボール類
指定ゴミ袋は、45Lサイズ分を1袋500円(税込)で購入できます。
バーベキュー後の不用品は不用品回収業者でまとめて回収
バーベキューの後で発生したさまざまな不用品は、ひとまとめにして不用品回収業者に回収してもらうことが可能です。
使用済みのものも回収してもらえますが、少量だと回収費用が割高となってしまうこともあるので、その他の不用品と一緒にまとめて回収してもらうのがおすすめです。
不用品回収業者を利用する場合、以下のような利点があります。
仕分けや分別は不要・まとめてOK
不用品回収業者に依頼すれば、炭も網も鉄板も、細かな分別なしでそのまま引き渡すことができます。素材や大きさなどで細かく分ける必要がないので、手軽に手間をかけることなく処分できるのです。
もちろんすべての不用品は同時にまとめて回収してもらうことが可能です。
種類問わず回収してもらえる
不用品回収業者に任せれば、バーベキューに関係ないものなども一緒に処分できます。たとえばその他のアウトドアグッズや家電製品、家具などももちろん回収対象です。
大型のものも自宅や室内まで取りに来てもらえるので、負担なく処分できるのです。
すぐに来てもらえる
不用品回収業者は、フットワークの軽さも魅力です。申込さえすれば、最短即日にも不用品の回収に来てもらえるので、処分まで待つ必要がありません。
すぐにでもガレージを広くしたい、いらないものを一掃したいという場合にも有効に活用できるのです。
片付け代行もお任せできる
不用品回収業者の多くでは、部屋や納屋、ガレージなどの片付け代行作業などのサービスも提供しています。このようなサービスを利用すれば、なかなか手が付けられなかった片付け作業もあっという間に完了します。
捨て方がわからずそのままガレージに放り込んだままの炭や、壊れたアウトドア用品といったものもすっきり。
一軒家丸ごとの片付けやゴミ屋敷清掃、遺品整理といった規模の大きな片付けに対応できる業者も多数あるので、上手に活用することをおすすめします。
バーベキューの不用品・ゴミは「粗大ゴミ回収隊」へ!
バーベキューで使用した炭など、捨て方がわからない物の処分にお困りの際は、粗大ゴミ回収隊へご相談ください!粗大ゴミ回収隊では、アウトドアやキャンプに関連するお品の回収処分に対応している粗大ゴミ回収業者です。
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バーベキューのゴミの捨て方に関するよくある質問
-
Q バーベキューのゴミの捨て方でとくに注意すべき品目は何ですか?
A.バーベキューのゴミの捨て方で、とくに注意すべき品目はコンロです。
コンロの中でもガス式のものは、自治体での処分時にガスボンベのガス抜きを実施しなければなりません。<br>
ガスが残った状態で捨てると火災・爆発のリスクがあるため、安全のためにも必ずガス抜きは行いましょう。 -
Q バーベキューの網やコンロは、汚れていても処分してもらえますか?
A.バーベキューの網やコンロは、多少汚れていてもそのまま処分してもらえます。
ただし、網に焼けた食材がひどくこびりついているなど、分別が必要なものが付いている場合は掃除が必要です。<br>
程度によっては自治体で回収不可なケースもあるため、確実に処分できるように軽く掃除をしておきましょう。 -
Q バーベキューの炭は少量の場合、どんな捨て方がおすすめですか?
A.バーベキューの炭は少量の場合、炭捨て場や自治体の可燃ゴミに出すのがおすすめです。
ただし、各施設や地域のルールを守って処分を進めてください。<br>
また、少量だからと地面に埋めて処分するのは不法投棄にあたるため要注意です。