破魔矢の処分方法5選!処分のタイミングや注意点まで解説
2025.07.10
ここでは、お正月や七五三の際の縁起物として飾る破魔矢について、処分方法を5種類ご紹介します。
正月や七五三の際に縁起物として飾る破魔矢。その役目を終えたり、古くなったりした場合、どのように処分するか迷う方も多いのではないでしょうか。
破魔矢を処分する際のポイントやタイミングも理解して、正しく手放せるようにしてください。
破魔矢とは?
破魔矢(はまや)は、日本の神社で授与される縁起物の一つです。古くは魔を破り、災いを退ける力があると信じられ、特に新年や厄除けの行事と深い関わりがあります。
破魔矢の起源は平安時代までさかのぼるとも言われています。当時は武士が弓矢を使い、魔を祓う儀式を行ったことが由来とされ、破魔弓(はまゆみ)とともに神事に用いられてきました。矢はまっすぐに飛ぶことから、邪気を祓い、物事が正しく進む象徴ともされています。
現在では多くの神社でお正月に授与され、一年の無病息災や家内安全を祈願する人々に人気です。破魔矢には社名や願意が記された札や飾りがつけられることが多く、それぞれの神社でデザインや大きさが異なるのも特徴です。
また、破魔矢は子どもの初正月のお祝いにも用いられます。男の子の健やかな成長を祈り、魔を払う意味を込めて贈られる習慣があり、家の神棚や床の間などに飾られます。
このように破魔矢は、単なる飾りではなく、日本人の信仰心や縁起をかつぐ文化を象徴する大切な存在となっています。
目次
破魔矢を処分する方法5選
破魔矢を処分する方法は、次の5つが挙げられます。
お住まいの地域や自身の希望に合わせて、ぴったりな処分方法を見つけてみてください。
神社に持ち込む
破魔矢を処分するのに最もわかりやすく一般的といえるのが、神社に持ち込む方法です。
処分する予定の破魔矢は、神社の古札所または社務所に持ち込みます。
神社に持ち込んで引き取ってもらう場合は、お礼として玉串料が発生します。
破魔矢は、もらった神社に返納するのが一般的。
しかし、神社が遠方で返納しに行くのが難しい場合は、近くにある神社で返納しても問題ありません。
持ち込めるかどうか事前に確認するのを忘れないようにしましょう。
神社によっては、他の神社からの縁起物を受け取らないとしているところもあるためです。
破魔矢とは?
破魔矢を処分する際は、基本的に授与を受けた神社に持参するのが望ましいとされています。特にお焚き上げが行われる正月や節分の時期には、多くの神社で古い破魔矢を納める専用の場所や箱が設置されます。
別の神社でも受け付けてもらえることが多いですが、地域や神社によってルールが異なるため、事前に問い合わせると安心です。神社によっては処分料としてお志を納める場合もあります。
破魔矢を持参するときは袋や紙に包み、感謝の気持ちを込めて納めると良いとされています。また、ゴミとして捨てるのは避け、きちんと神社にお願いするのが習わしです。
このように、古い破魔矢の処分もまた、信仰心や感謝の心を大切にする日本の文化が表れた習慣と言えます。
どんど焼きで処分する
各地で行なわれているどんど焼きで、破魔矢を処分する方法です。
神社やお寺で実施されるお焚き上げの別名であり、お祭りとして開催されることが多くなっています。
どんど焼きは、小正月にあたる1月15日付近に行なわれる行事です。
破魔矢などの縁起物を焼いて、お世話になった感謝の気持ちを伝えるという目的があります。
破魔矢をもらった神社が遠方で、どんど焼きが近くで開催されているのであれば、処分方法の一つとして検討してみてください。
どんど焼きとは?〜正月のしめくくり、日本の伝統行事〜
お正月が終わるころ、日本各地で「どんど焼き」という行事が行われます。竹や木で組んだ大きなやぐらを作り、そこにお正月飾りや書き初め、古いお守りなどを集めて燃やすお祭りです。火が大きく燃え上がる様子はとても迫力があり、冬の空に赤い炎が美しく映えます。
どんど焼きには、いくつかの意味があります。
- 歳神様(としがみさま)を空へお送りするため
お正月に家へ迎えた歳神様を、火の煙にのせて天へお帰しするという意味があります。 - 無病息災(むびょうそくさい)を願う
燃やした火にあたったり、煙を浴びると、一年元気に過ごせると言われています。 - 書き初めが上達するように
お正月に書いた書き初めを火にくべると、字が上手になるとも伝えられています。
地域によっては、火で団子やお餅を焼いて食べる風習もあります。どんど焼きの火で焼いたものを食べると、一年健康に過ごせると信じられています。子どもたちにとっては、この焼き団子やお餅が大きな楽しみのひとつです。
どんど焼きは、地方によって呼び名や行い方が少しずつ異なります。「左義長(さぎちょう)」「どんと祭」「鬼火焚き」など、いろいろな名前で呼ばれているところもあります。
どんど焼きは、お正月を締めくくり、新しい一年の幸せや健康を願う、日本ならではの大切な行事です。
お焚き上げに参加する
神社やお寺の古札所に破魔矢を持ち込むことで参加できるのが、お焚き上げです。
お焚き上げは一般的に年末年始の行事となっていますが、年間を通して実施しているところもあります。
1年の間お世話になった縁起物に、感謝の気持ちを込めて神様の元へ送り届けるのがお焚き上げです。
お焚き上げに関しては、神社やお寺以外にも実施している専門業者があります。
しかし、費用が高い傾向にあり、納得のいく形で破魔矢をお焚き上げできるかは難しいところです。
できるなら、神社やお寺のお焚き上げに参加して破魔矢を処分するのが望ましいでしょう。
お焚き上げとは?
お焚き上げは、日本の伝統的な風習で、古くなったお守りやお札、故人の遺品、手紙や人形など、思い入れのある品々を神社やお寺でお焚き上げの火にくべ、浄化や供養をする行事です。
物には持ち主の思いや魂が宿ると考えられてきたため、不要になったからといって粗末に捨てるのは避けられ、感謝の気持ちを込めてお焚き上げが行われます。
行事としては、正月飾りを燃やす「どんど焼き」もお焚き上げの一種で、無病息災や家内安全を願います。寺社によっては一年を通して受け付けているところもあります。
お焚き上げを希望する場合は、事前に神社やお寺に問い合わせ、品物の種類や受付方法、費用などを確認することが大切です。
自宅で処分する
破魔矢を簡単に処分できる方法をお探しなら、自宅で自分で処分する方法があります。
きちんとお清めをしてから自治体の一般ゴミに出すことで、破魔矢を手放せる方法です。
お清めするときは、破魔矢に塩を振ってから半紙などで包み、処分してください。
ゴミ袋に収まらない場合は、破魔矢を小さく折ってから入れると良いです。
神社やどんど焼き、お焚き上げなどに参加する機会がなく破魔矢の処分にお困りなら、上記の方法でお清めしてから処分しましょう。
不用品回収業者に依頼する
できるだけ手軽に破魔矢を処分したい場合は、不用品回収業者に依頼する方法があります。
破魔矢のように長いものや大きくて重たい粗大ゴミなど、不要になったものをまとめて処分できるのが不用品回収業者です。
スタッフが分別から搬出まで担当してくれるので、簡単・スピーディーに不用品を片付けられます。
お得なプランやシンプルな料金体系を設定している業者も多いため、料金面で不安を感じることも少ないです。
破魔矢の他に処分したい不用品があるときは、ぜひ不用品回収業者の利用を考えてみてください。
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破魔矢を処分する際の費用相場
上記に破魔矢の処分方法を5つ記載しましたが、方法ごとにかかる費用相場についても確認しておきましょう。
破魔矢は、それぞれの事情や思いなどから処分方法についてじっくり考えることが大事です。
100円程度や無料と安く処分できる方法もありますが、破魔矢以外に処分したいものがあるかどうかにも注目しながらチェックしてみてください。
処分方法 | 費用相場 |
神社に持ち込む | 無料~2,000円 |
どんど焼きで処分する | 無料~2,000円 |
お焚き上げに参加する | 無料~2,000円 |
自宅で処分する | 無料 |
不用品回収業者に依頼する | ・単品・・・500円~2,000円 ・パックプラン・・・25,000円~ |
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破魔矢を処分するときのポイント
縁起物として知られる破魔矢は、いつしか処分のときを迎えます。
そこで、破魔矢を処分する際のポイントについても押さえておきましょう。
もらった神社と違う神社で処分してもOK
破魔矢は、神社やお寺に持ち込み、お焚き上げなどで処分できます。
このとき、授与された神社ではない異なる神社であっても破魔矢の処分は可能です。
破魔矢をもらった神社で処分するのが一般的ではありますが、異なる神社で処分しても問題はありません。
ただし、神社によって断られることもあるため、事前確認が必要です。
忌中時は期間を過ぎてから処分する
破魔矢を神社に持ち込んで処分しようと考えているとき、忌中時である場合はその期間が過ぎてから行なうようにしてください。
忌中時の神社参拝は控えるべきとされてます。
そのため、縁起物である破魔矢を処分する際も忌中時は避けることが多いです。
忌中とは故人が亡くなって四十九日の法要を終えるまでの期間を示すため、その日数が経過したら神社に持ち込みましょう。
破魔矢を処分する場合は、忌中に当たらないかも踏まえて考える必要があります。
破魔矢はいつまでも飾り続けて良い
効力が一年間とされている破魔矢は、役目の期間をすぎてもそのまま飾り続けて良いものです。
実際に、長く飾り続けているご家庭もあることでしょう。
効力が過ぎたからといって処分しなければならないものではないので、それぞれのご家庭で自由に考えて良いのです。
一般的には神社でもらった破魔矢は一年を目安に処分や交換が勧められていますが、決まりではありません。
家族で話し合って長く飾り続けても良いですし、一年を目処に新しいものに交換することもできます。
破魔矢と破魔弓も一緒に処分できる
破魔矢の処分を考える際、破魔弓もどう手放したら良いか悩むことがあります。
破魔弓は、男の子の初正月で邪気から守るという思いを込めて破魔矢と一緒に飾られる場合があります。
破魔矢と一緒に破魔弓も処分したい場合は、上記に挙げた方法で対応して構いません。
自宅でゴミの日に出す処分方法を選んだときは、素材ごとに分別するのを忘れずに行いましょう。
破魔矢と破魔弓は、同じような形で処分できます。
お正月飾りとしてしめ縄飾りなどと一緒に処分するのもおすすめです。
破魔矢を処分するタイミング
ここでは、破魔矢を処分するタイミングを紹介します。
結論としては、破魔矢はずっと飾り続けても良いものです。しかし、古くなったり、壊れてしまったりした際は処分するのがおすすめ。
また処分に適したタイミングもあるので参考にしてください。
七五三・端午の節句の破魔矢は一年が目安
七五三や端午の節句のお参りでもらった破魔矢は、飾り始めてから一年を目安に整理するのが良いと言われています。
七五三などのときに授与された破魔矢の処分に悩むときは、一年が経過した頃にじっくり考えると良いでしょう。
しかし、一年を過ぎてそのまま飾り続けていても問題はありません。
子どもの成長を祝って飾る破魔矢は、目安を把握し、ご家庭ごとに判断してみてください。
正月飾りなら1月15日を目処に
破魔矢は、お正月に飾られることが多いです。
その後再び片付けず処分するということであれば、そのタイミングとしては1月15日の小正月を目安にしましょう。
小正月のときに、どんど焼きなどで正月飾りを処分するところが多いからです。
破魔矢を飾る時期に応じて、処分のタイミングを考えてみてください。
お正月飾りとして門松などと一緒に処分するのもおすすめです。
新しい破魔矢と換えるとき
新しい破魔矢を迎えるときも、古くなった破魔矢を処分するタイミングです。
新しいものに交換する場合は、12月29日と31日は避けて行なうようにしてください。
この2日間は、一夜飾りとなってしまうなど正月飾りの時期として推奨されていないためです。
新しい破魔矢に交換するのなら、12月28日がおすすめです。
それまでに神社に伺い、破魔矢をもらっておくとスムーズに交換ができます。
破魔矢の処分は粗大ゴミ回収本舗におまかせください
破魔矢は、授与された神社が近くにあるか、どんど焼きが開催されているかなどによって適した処分方法が異なります。
また、破魔矢以外にも処分したいものがある場合もあるでしょう。
そんなときすぐに駆け付け、不用品をまとめて回収・処分しているのが「粗大ゴミ回収隊」です。
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破魔矢の処分方法についてよくある質問
-
Q 破魔矢はどのように処分すれば良いですか?
A.破魔矢は、以下に記載する5つの方法で処分できます。・神社に持ち込む・どんど焼きで処分する・お焚き上げに参加する・自宅でゴミの日に出す・不用品回収業者に依頼する -
Q 破魔矢を処分するときのポイントはありますか?
A.次に挙げるポイントに注目しながら、破魔矢の処分について検討してみてください。・異なる神社で処分しても良い・忌中時は期間を過ぎてから処分する・いつまでも飾り付けて良い・破魔矢と一緒に破魔弓も処分できる -
Q 破魔矢はいつ処分すべきですか?
A.破魔矢を処分するタイミングに迷ったら、以下のようなシーンで考えてみましょう。・七五三や端午の節句は一年が目安・正月飾りの破魔矢なら1月15日を目処に処分を考える・古い破魔矢から新しい破魔矢に換えるとき -
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