しめ縄・正月飾りの処分方法!神社でなく自宅のゴミで捨ててもOK
2025.07.10
この記事では、家庭に飾られる縁起物であるしめ縄飾りの処分方法を紹介します。年神様が降りてきた神聖な場所であることを示す目的で飾られるしめ縄ですが、縁起物のため処分したい時は方法に悩む方も多いです。
神社を通して処分してもらうのが縁起的にもよいとされていますが、実は自宅のゴミとしても捨てても問題はありません。
主な処分方法や注意点、お清め方法などを幅広く解説するため、しめ縄処分の参考にしてください。
目次
しめ縄飾りの処分方法
しめ縄飾りの処分方法は、主に3つあります。
- どんと焼きで処分する
- 古札納所で処分する
- 自宅の燃えるゴミとして処分する
ここでは、それぞれの処分方法について詳しく解説します。
どんど焼きで処分する
しめ縄飾りの一般的な処分方法は「どんど焼き」で処分するという方法です。どんど焼きとは、しめ縄飾りや破魔矢などの正月飾りを燃やして煙と共に見送るという儀式です。
正月飾りを燃やして「五穀豊穣」「商売繁盛」「家内安全」「無病息災」を願います。全国各地で1月中旬頃(1月15日)に行われることが多いです。
神社やお寺のホームページに記載されている「年中行事」に、どんど焼きのスケジュールが記載されていることが多いためチェックしてみてください。
どんど焼きの場所に、しめ縄飾りを持っていけば、無料でお焚き上げをしてもらえます。
どんど焼きとは?〜正月のしめくくり、日本の伝統行事〜
お正月が終わるころ、日本各地で「どんど焼き」という行事が行われます。竹や木で組んだ大きなやぐらを作り、そこにお正月飾りや書き初め、古いお守りなどを集めて燃やすお祭りです。火が大きく燃え上がる様子はとても迫力があり、冬の空に赤い炎が美しく映えます。
どんど焼きには、いくつかの意味があります。
- 歳神様(としがみさま)を空へお送りするため
お正月に家へ迎えた歳神様を、火の煙にのせて天へお帰しするという意味があります。 - 無病息災(むびょうそくさい)を願う
燃やした火にあたったり、煙を浴びると、一年元気に過ごせると言われています。 - 書き初めが上達するように
お正月に書いた書き初めを火にくべると、字が上手になるとも伝えられています。
地域によっては、火で団子やお餅を焼いて食べる風習もあります。どんど焼きの火で焼いたものを食べると、一年健康に過ごせると信じられています。子どもたちにとっては、この焼き団子やお餅が大きな楽しみのひとつです。
どんど焼きは、地方によって呼び名や行い方が少しずつ異なります。「左義長(さぎちょう)」「どんと祭」「鬼火焚き」など、いろいろな名前で呼ばれているところもあります。
どんど焼きは、お正月を締めくくり、新しい一年の幸せや健康を願う、日本ならではの大切な行事です。
古札納所で処分する
神社の古札納所にしめ縄飾りを献上すればお焚き上げしてもらえます。神社の受付でしめ縄飾りを処分したい旨を伝えて、処分費用を支払ってください。
しめ縄飾りの大きさにより処分費用は異なりますが、100円~1,000円程度で処分できます。
その後に、神社に設置されている古札納所に、しめ縄飾りを置けば、お焚き上げしてもらえます。
しかし、神社に古札納所が設置していなかったり、しめ縄の処分を受け付けていなかったりするところもあるため確認してみてください。
古札納所とは?
お正月やお祭りの時期になると、神社やお寺には古いお札やお守りを納める「古札納所(ふるふだおさめしょ)」が設けられます。古札納所とは、役目を終えたお札やお守り、破魔矢、御神矢、御神札などを納めるための場所です。
なぜ古いお札を納めるの?
神社やお寺で授かったお札やお守りは、基本的に一年ごとに新しいものと交換するのが習わしとされています。古いものをそのまま家に置いておくのは「役目を終えたものをきちんとお返ししないのは失礼」と考えられているためです。また、古いお札やお守りには神仏の力が宿っているとされ、ゴミとして捨てるのは良くないとされています。そのため、古札納所に納めて、神社やお寺で「お焚き上げ」という儀式を行い、感謝の気持ちを込めて浄火で焼納します。
どんなものを納められる?
- お札(御札・神札)
- お守り
- 破魔矢・熊手・御神矢
- 縁起物(だるま、絵馬など)
ただし、ぬいぐるみや人形など宗教色が薄いものは受け付けない場合もあるため、納める前に神社やお寺に確認するのがおすすめです。
納め方の注意点
- 納める際には袋や包装を外すことが多いです。
- 納める際に初穂料やお布施を納めるところもありますが、金額は決まっていない場合が多いです。
- 他の神社やお寺のものでも引き取ってくれるところもありますが、断られる場合もあります。
いつ納めるのが良い?
多くの神社やお寺では、年末年始や節分、お祭りなどの行事に合わせて古札納所を設置します。特に初詣の時期は多くの人が古いお札を納めに訪れます。
古札納所は、古いお札やお守りを感謝と共にお返しする大切な場所です。新しい年を気持ちよく迎えるためにも、役目を終えたお札やお守りをきちんと納める習慣を大切にしたいですね。
自宅の燃えるゴミとして処分する
しめ縄飾りは、自治体のゴミ回収に燃えるゴミとして出すことも可能です。縁起物を神社以外で捨てることに抵抗がなければ、自治体のゴミ回収に出すことがもっとも手軽な処分方法になります。
燃えるゴミとして処分する前には、自身でお清めを行って感謝の気持ちを表しましょう。
しめ縄飾りと年末年始の不用品処分を業者に依頼するのもあり!
しめ縄飾りを処分する際は不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。
主な3つのしめ縄飾りの処分方法を紹介しましたが、現代ならではの処分方法は不用品回収業者に依頼することです。
不用品回収業者に依頼することで以下のようなメリットがあるため、ぜひ検討してみてください。
大掃除で出た不用品も一緒に処分できる
年末の大掃除で出た不用品が処分されずに、そのまま年を越してしまった方は、不用品回収業者に依頼してしめ縄飾りも一緒に処分してしまいましょう。
自治体での粗大ゴミ回収は、年末時期は非常に混み合います。また地域によっては、個数制限があるなど何かと制限も多いです。
その点不用品回収業者なら、大きな家具や家電、生活ゴミなどもまとめて処分可能です。しめ縄飾りも大掃除で出た不用品と一緒に処分できます。
時間がなくてもすぐに処分できる
年が明けても忙しく働く方も多いです。なかなか時間がなく、しめ縄飾りや正月の期間にでたゴミを処分するのがおっくうな方も。
不用品回収業者では、粗大ゴミだけでなく、生活ゴミも回収してくれます。時間がなく、忙しい方でもすぐに処分できるのがメリットです。
部屋の片付けもワンストップで依頼できる
大掃除そのものができかった方にも、不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収業者では、不用品回収だけでなく、部屋の片付け代行やハウスクリーニングなどを依頼できるのも魅力。
やり残した部屋の片付けもワンストップで依頼して、新しい年を気持ちよくスタートできます。
しめ縄飾りやお正月用品をまとめて処分できるおすすめの不用品回収業者ランキングはこちら!
正月飾りのしめ縄飾りの使い方や処分にまつわる注意点
ここからは、正月飾りのしめ縄飾りの使い方や処分での注意点を解説します。
しめ縄飾りは、神具でもある縁起物です。誤った使い方や処分方法を選ぶとバチがあたってしまうかもしれませんので、確認しておきましょう。
基本はしめ縄飾りの使い回しはしない
しめ縄飾りは、使い回しはしないのが基本です。古くなった神具に神様は宿らないので、使い回しはしないようにしましょう。
ただし、人からのもらったしめ縄飾りやインテリア用のしめ縄飾りであれば、翌年も使用して問題ありません。信仰をどこまで重要視するかがポイントです。
神社では「どんど焼き」「お焚き上げ」ができないことも多い
近年、神社でしめ縄飾りの「どんど焼き」を受け付けないことも多くあります。しめ縄飾りの素材が多様化していることが理由です。
不燃物や化学繊維が使用されているしめ縄飾りもあり、分別ができないものが増えてきているのです。
また、1月15日に行われる「どんど焼き」自体をしなくなった神社もあります。
どんど焼きやお焚き上げに、明らかにゴミと思われるものや不用品を持ち込む人が増えてしまったとのこと。
持ち込む人のモラルが低下した結果、どんど焼きやお焚き上げを辞めてしまった事例も少なくありません。
神社が「どんど焼き」や「お焚き上げ」を受け付けているのかを事前に確認し、しめ縄飾りは可能な限り分別し、正しい方法で処分するようにしてください。
お焚き上げとは?
お焚き上げは、日本の伝統的な風習で、古くなったお守りやお札、故人の遺品、手紙や人形など、思い入れのある品々を神社やお寺でお焚き上げの火にくべ、浄化や供養をする行事です。
物には持ち主の思いや魂が宿ると考えられてきたため、不要になったからといって粗末に捨てるのは避けられ、感謝の気持ちを込めてお焚き上げが行われます。
行事としては、正月飾りを燃やす「どんど焼き」もお焚き上げの一種で、無病息災や家内安全を願います。寺社によっては一年を通して受け付けているところもあります。
お焚き上げを希望する場合は、事前に神社やお寺に問い合わせ、品物の種類や受付方法、費用などを確認することが大切です。
自宅の庭でのお焚き上げはNG
神社で引き受けてもらえないからと、自宅の庭でお焚き上げをしてしめ縄飾りを処分するのも厳禁です。
落ち葉や木くずを焚き火で燃やすことは禁止されていませんが、しめ縄飾りなどの生活ゴミを燃やす行為は法律違反です。
何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。
引用元:廃棄物処理法 第十六条の二
違反した場合は、罰則もあるため、自宅でのしめ縄飾りのお焚き上げはしないでください。
しめ縄飾りをゴミに出す前の「お清め」方法
しめ縄飾りをゴミに出す前のお清め方法は、以下の通りです。
- 広げた新聞紙の上にしめ縄飾りを置く
- しめ縄飾りに塩を振る
- 広げた新聞紙でしめ縄飾りを包む
- 新しいゴミ袋に入れて処分する
これからゴミとして処分するものであっても、感謝の気持ちを込めて丁寧な作業を心がけましょう。
しめ縄飾りを飾るタイミング・処分するタイミング
しめ縄飾りの役目は、新年に年神様をお迎えするのにふさわしい神聖な場所であることを示すことです。
古来よりすす払い(現代では大掃除)が12月13日とされており、しめ縄飾りを飾るのはその後の12月13日~28日の間が良いとされています。
また、しめ縄飾りを外す時期、処分する時期としては、1月7日が良いとされます。松の内という年神様の滞在期間が1月7日までだからという理由からです。
地域によっては1月15日の「小正月」、1月20日の「二十日正月」まで飾る場合もあります。
しめ縄と正月のしめ飾りの違い
「しめ縄」と正月の「しめ飾り」、この2つは似たものとして取り扱われるイメージがありますが、それぞれ意味合いや飾る場所に違いがあります。
しめ縄は神社の鳥居や自宅の神棚に一年中飾られるもので、神様が宿る神聖な場所としての境界を作り、御神体を守る役割を持っています。
正月のしめ飾りは、新年に幸福をもたらすために訪れる年神様を迎えるために、お正月の期間限定で飾られるものです。
それぞれの品目に違いはありますが、処分方法はいずれも同じなため、適切な方法を選んで処分してください。
しめ縄と神棚を一緒に処分することもできます。神棚の処分方法を確認したい方はこちら!
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しめ縄飾りの処分方法で良くある質問
-
Q しめ縄飾りは、いつからいつまで飾れますか?
A.しめ縄飾りは、一般的に12月13日以降から1月7日(または15日)まで飾れます。
正月を迎える準備のための大掃除を終えた後であれば、クリスマス前に飾っても問題ありません。
正月飾りを飾る期間である「松の内」は地域によって異なります。
関東の場合は12月13日~1月7日、関西の場合は12月13日~1月15日が一般的です。
そのため、お住まいの地域の風習をご確認ください。 -
Q しめ縄飾りを来年も使用してはいけませんか?
A.しめ縄飾りは、お正月に神様を迎えて素晴らしい年になるように祈るために飾るものです。
そのため、基本的には飾った後に処分します。
しかし、近頃はインテリア用に飾るために作られた木製やガラス製のしめ縄飾りも登場してきました。
インテリア用のしめ縄飾りであれば、翌年も使用して問題ありません。
しかし、1年中飾っておくのは縁起が良くないと言われています。
インテリア用のしめ縄飾りでも松の内の期間だけ飾るようにしましょう。 -
Q プレゼントのしめ縄飾りを処分すべきですか?
A.プレゼントのしめ縄飾りは、処分しなくても問題ありません。
大切な思い出の品であれば大事に保管しておきましょう。
しかし、しめ縄飾りが汚れてしまったり、劣化してしまったりして処分したくなるかもしれません。
そのようなときは、感謝の気持ちを込めて処分してください。 -
Q しめ縄飾りの処分方法に悩んだらどうするべきですか?
A.しめ縄飾りは、お正月に神様を迎えて素晴らしい年になるように祈るために飾る神聖なものです。
宗教などを信仰している方や縁起物の処分方法に悩んだら、どんど焼きか古札納所で処分した方が良いでしょう。
適切な方法で処分すれば、宗教上の心配事が出てくることもないでしょう。
そのような心配事がない場合は、可燃ゴミで出して問題ありません。 -
Q 神社がしめ縄飾りのお焚き上げを拒否する理由はなんですか?
A.近頃は、しめ縄飾りのお焚き上げを行わない神社が増えてきました。
例えば、大阪市鶴見区の神社では「百貨店で購入したしめ縄飾りは処分できない」とお焚き上げを拒否しています。
その理由は、不燃物の芯が入っていたり藁の代わりに化学繊維が使われていたりする正月飾りが増えたからと回答しています。
このような理由で、しめ縄飾りのお焚き上げを拒否する神社が増えてきているので、古札納所で処分したい方はお問い合わせをしてみてください。