遺品整理がつらい時は人に頼る！業者の選び方や悲しい時の対策も解説

遺品整理

2025.05.06

本記事では、遺品整理がつらい理由や対処法を解説します。

さらに、遺品整理業者を使うメリットや費用相場も紹介。
この記事を読めば、自分なりに気持ちの整理ができ、前向きに遺品整理を行えるようになれるはずです。

遺品整理をするにあたり、気持ちの整理がつけられない方は、ぜひ参考にしてください。

1 遺品整理がつらい理由
2 前向きな気持ちで遺品整理するポイント
3 つらい時は遺品整理業者がおすすめの理由
4 遺品整理業者の費用相場
5 遺品整理業者の費用を抑えるコツ
- 5.1 複数の業者から見積をとる
- 5.2 遺品の買取をしている業者を選ぶ
6 遺品整理がつらくなったら、粗大ゴミ回収隊へお任せ！

遺品整理がつらい理由

遺品整理がつらい理由は、主に次の5つです。

故人のことを思い出すから
遺品の処分に罪悪感を抱くから
遺品の量が多いから
遺品整理の進め方がわからないから
1人で抱え込んでしまっているから

これらのつらい理由5つについて、詳しく解説します。

故人のことを思い出すから

亡くなった人のことを思い出し、悲しみや後悔で作業が手につかなくなることがあります。

特に亡くなってから日が浅い場合は、遺族の気持ちの整理がついていないケースが多いです。亡くなった現実を受け止められないため、故人の部屋に入るのが怖いと感じる人もいます。

遺品を見たり触れたりするたびに故人を思い出し、感情を揺さぶられるため、遺品整理がつらいと感じてしまいます。

遺品の処分に罪悪感を抱くから

遺品の1つ1つは亡くなった人が生きた証です。そのため遺品を片付けることが生きた証を消す行為のように感じてしまい、遺品整理がつらくなってしまいます。

特に毎日使っていた食器や趣味の物、よく着ていた服やアクセサリーなどは、捨てるのに躊躇してしまうことが多いです。

遺品の量が多いから

片付ける量が多いため遺品整理の終わる目途が立たず、つらくなることもあります。

特に自分の親世代以上は物を大切にする人が多いため、遺品の量も膨大なケースが多いです。片付けても一向に綺麗にならないため、精神的に追い詰められてしまいます。

遺品整理の進め方がわからないから

遺品整理が初めての場合、手探りの状態で始めてしまうことも多いです。しかし、どこから手をつけたら良いかわからず、挫折してしまうこともあります。

また現代ではゴミ出しのルールが複雑になり、簡単にゴミを捨てられなくなりました。物を処分するのに手間がかかるため一向に終わらず、つらいと感じる人もいるようです。

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1人で抱え込んでしまっているから

1人で遺品整理をしていると、つらさや悩みを共有したり吐き出したりできる相手がいません。そのため不安や不満が溜まり、つらくなってしまうことがあります。

また遺品整理は家具の解体や運び出しなど、体力が必要です。膨大な作業量を1人でこなすのは難しいため、挫折してしまうこともあります。

前向きな気持ちで遺品整理するポイント

ここからは、前向きな気持ちで遺品整理を行うポイントを4つ紹介します。

遺品整理の期間をあける
グリーフケアを知る
自分の気持ちを吐き出す
つらくなったら人に頼る

これらについて、詳しく解説します。

遺品整理の期間をあける

遺品整理中、あまりにも悲しくて作業が進まない場合は、いったん作業を中断するのが良いでしょう。
大切な人の死を乗り越えるには、平均して4年から5年かかるともいわれています。そのため持ち家の場合には、自分の気持ちが落ち着くまで遺品整理を待っても良いでしょう。
その場合、法要などで親族が集まった際、遺品整理をする時期について話し合うのがおすすめです。
ただし、賃貸で退去日が決まっている場合や家を取り壊す場合には、つらくても作業する必要があります。
自分で遺品を片付けられない場合はトランクルームを借りて一時的に遺品を保管するか、遺品整理業者に頼むのが良いでしょう。

グリーフケアを知る

グリーフケアとは、遺族が悲しみから立ち直れるようにサポートすることです。故人の死を乗り越える過程では、自分の価値観が壊れたり、社会的に孤立することもあります。
自分の変化に悲観的になるかもしれませんが、故人の死を乗り越えるための必要なプロセスとなっています。
回復の過程を知り、適切な支援を受けることで、前向きな気持ちで遺品整理できるようになるでしょう。ここでは、グリーフケアにおける悲嘆のプロセスと呼ばれる4段階と、受けられる支援を紹介します。

◆悲嘆のプロセス

悲嘆プロセスの4段階	心身の状態
ショック期	故人の死を受け入れられない状態
喪失期	故人の死が現実だと実感し、悲しみを感じる時期
閉じこもり期	自分の価値観が崩れ、殻に閉じこもっている状態
回復期	少しずつ故人の死を乗り越える時期

◆受けられるサポート

サポート方法	内容
グリーフケア外来	クリニックでカウンセリングを中心に治療を行う
グリーフケアのワークショップ	オンラインや対人で傾聴してもらう

自分の気持ちを吐き出す

遺品整理がつらいと感じたら、その気持ちを外に吐き出すことが必要です。悩みを抱え込まず、人にシェアすることで楽になることがあります。

ここでは、比較的簡単にできる気持ちの吐き出し方を紹介します。

紙に自分の感情を書き出す
スマホのジャーナリングアプリで、感情を打ち込む
スマホでオンラインのカウンセリングを受ける
電話相談で自分が感じている気持ちを話す

つらくなったら人に頼る

1人で遺品整理している場合は、家族や親戚に手伝ってもらいましょう。複数人で行うことで作業効率が良くなり、遺品整理の判断に迷う時にも相談できます。

周りに手伝ってくれる人がいない場合や作業が滞った場合には、遺品整理業者がおすすめです。プロに頼めば、あっという間に作業が完了し、気持ちの区切りもつくでしょう。

つらい時は遺品整理業者がおすすめの理由

遺品整理がつらいと感じたら、プロに頼むのがおすすめです。遺品整理業者に依頼するメリットは次の3つです。

心理的負担が減る
肉体的負担が少ない
短時間で作業が終わる

これらについて詳しく解説します。

心理的負担が減る

自分1人では残すか捨てるか判断に迷う遺品も、プロと一緒なら効率良く仕分けられます。もちろん、仕分けから遺品の処分まで、すべて遺品整理業者に任せることも可能です。

遺品を目にするとつらくなってしまう場合は、立ち合いなしでも作業可能な業者がいるため相談すると良いでしょう。

肉体的負担が少ない

遺品整理は食器棚やベッドなど大型家具の解体や、粗大ゴミの運び出しなど体力を消耗する作業が多いです。

遺品整理業者に頼めば、部屋の運び出しから処分まで全て行ってくれるため、立ち会うだけで作業が完了します。

また、自治体のゴミには捨てられないテレビや洗濯機などのリサイクル家電や植木鉢、コンクリートブロックなどもまとめて引き取ってくれるため、部屋が一気に片付くのもメリットです。

短期間で作業が終わる

遺品整理業者に頼めば、一人暮らしの部屋なら半日程度、一軒家なら1日〜3日程度で部屋を片付けてくれます。

プロの業者は効率の良い片付け方法を知っているため、自分たちで片付けるよりも早く作業が終わります。

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遺品整理業者の費用相場

ここでは、遺品整理業者に依頼する際の費用相場について紹介します。
遺品整理費用は業者によって異なり、ワンルームなら3万円から7.5万円が相場です。部屋が広くなるにつれ料金も高くなる傾向があります。
なお、表の料金は仕分け、不用品回収、清掃などを含んだ金額です。

部屋の間取り	料金相場	スタッフ人数
1R・1K	30,000円〜75,000円	1〜2人
1DK	50,000円〜120,000円	2〜3人
1LDK	70,000円〜180,000円	2〜4人
2DK	90,000円〜230,000円	2〜5人
2LDK	120,000円〜300,000円	3〜5人
3DK	150,000円〜400,000円	3〜6人
3LDK	160,000円〜550,000円	4〜8人
4LDK以上	250,000円〜750,000円	4〜10人

遺品整理業者の費用を抑えるコツ

ここでは、遺品整理業者の費用を抑えるポイントを2つ紹介します。

複数の業者から見積をとる
遺品の買取をしている業者を選ぶ

これらのポイントについて詳しく解説します。

複数の業者から見積をとる

相見積もりをとることで遺品整理の相場がわかり、より安い業者を選ぶことができます。可能であれば3～4社から見積をとると良いでしょう。
遺品の量が多い場合は、訪問見積がおすすめです。実際に遺品の量や搬出経路を見てもらうことで、正確な見積を出してもらえます。
遺品整理のほかハウスクリーニングやお焚き上げなどオプションサービスを頼む時には、それらを含めた見積金額を出してもらいましょう。
すべてのサービスを含んだ見積額を出してもらうことで、本当に安い業者を選定できます。

また、キャンセル料の有無や、どんな時に追加料金がかかるか知っておくと、業者選びのトラブルを避けられるでしょう。