2023年06月27日
この記事では、悪徳業者によるぼったくりの事例や、ぼったくられたときに取るべき行動について解説します。
不用品をいつでも処分できる不用品回収サービスはとても便利です。
しかし、悪徳業者に「ぼったくられた」と報告されるトラブルが全国的に増えています。
ぜひ、本記事を参考にしてください。
記事の目次
全国の消費者生活センターには、消費者からの商品やサービスに対する苦情が寄せられています。
不用品回収サービスも例外ではありません。
「悪徳業者にぼったくられた」などの相談は、令和3年度で2,000件以上にのぼります。
ではここから典型的なぼったくりの事例をご紹介します
「ご家庭の不用品を無料で回収します」と拡声器を使いながら、トラックで地域を巡回する業者がいます。
このような業者を利用したところ、トラブルに発展するケースが少なくありません。
回収が終了すると「積み込み代は別だから6万円払え」と支払いを迫られた事例が報告されています。
各自治体も拡声器やチラシなどで無料を宣伝する不用品回収業者を利用しないよう注意を呼びかけています。
見積もりをお願いすると「実際に積んでみないとわからない」などと見積もりを拒否する業者がいます。
そのような業者をそのまま利用したところ、作業後に高額を請求された事例が報告されています。
なかには30万円近い金額を請求されたケースも。
見積もりを拒否する業者には注意が必要です。
「わざわざ必要のない作業をして、その作業代を請求された」というケースもあります。
トラック1往復で済むところを8往復くらいしたり、余剰な作業人員を連れてきたりします。
相手の無知につけ込んだ悪質な手口といえるでしょう。
一筋縄でいかないのが悪徳業者です。
見積もりを出してもらったので安心していたら、追加料金を請求されたケースも。
「階段があるので、別料金をいただきます」などと、見積もりにない料金を請求された事例も報告されています。
なぜか、見積もりだけで料金を請求してくる業者もいます。
見積もり後、キャンセルしようとしたところ「キャンセル料が発生します」と料金を請求された例も。
見積もりやキャンセルが無料なのかあいまいな場合は、事前に見積もり料金やキャンセル料が無料なのか確認しておくといいでしょう。
ここまで、ぼったくりの事例について解説してきました。
では、もし不用品回収でぼったくられたらどう行動すべきでしょうか。
ここからは不用品回収でぼったくられたときにすべきことを解説します。
まず、はじめに検討してほしいのが「消費生活センター」への相談です。
地方公共団体が運営しており、不用品回収のトラブルをふくめ、さまざまな案件に対応しています。
こちらに相談したところ、不用品回収業者と返金交渉を行いぼったくられた分の料金が返金された事例もあります。
電話番号は局番なしの「188」で、オペレーターからお住まい近くの消費生活センターを案内してもらえます。
ただし、土日祝は営業していないことがあるので注意が必要です。
次にご紹介するのは「国民生活センター」です。
消費生活センターとはちがい、国民生活センターは国が設置したものです。
消費生活センターを補完する役目を担っており、土日祝も営業しています。
先ほどの消費生活センターがお休みの場合は、こちらに相談してみましょう。
国民生活センターの相談受付時間は10:00〜16:00で、電話番号は「03-3446-1623」です。
「徹底的に悪徳業者と争うべき」だと思われる場合は、専門の弁護士に相談するのも選択肢の1つになります。
法律的な観点から返金してもらうための対策を練ってくれます。
ただし、費用がそれなりにかかってしまうのがデメリットです。
まずは、無料相談を受けてみてから検討するといいでしょう。
警察にも電話相談窓口があります。
電話番号「#9110」で警察の相談窓口につなげてくれます。
違法性が強く疑われる場合は、こちらに連絡してみましょう。
ここまで、不用品回収のぼったくりの事例などについてご紹介してきました。
ではここから、ぼったくりを防ぐためにすべきことをご紹介します。
今後、不用品回収サービスを安全かつ安心に利用するために、ぜひご参考になさってください。
チラシやトラックの拡声器などで「無料で回収します」と宣伝している業者は要注意です。
不用品回収には、ガソリン代や処分費などのコストが必ずかかるからです。
各自治体もこうした業者に対して注意喚起を行っていますが、利用しないようにしましょう。
初めて不用品回収業者を選ぶときは、どの業者を選んだらよいか不安になるものです。
そこで、参考になるのが利用者のリアルな口コミ。
HPで実際に利用した人の声をチェックしてみてください。
利用者の満足度が高い業者を選ぶといいでしょう。
口コミと並んで重要なのが「画像付きの回収事例」です。
なぜなら、画像付きの回収事例はまさに動かぬ証拠だからです。
悪徳業者は、ぼったくりがバレてしまうので回収事例の画像を載せていないことがほとんど。
ですので、回収事例の画像とそのときかかった料金を照らし合わせて確認してみましょう。
「今日しか空いていない」などの情報を悪徳業者に与えてしまうと、つけ込まれる可能性があります。
見積もりに必要な情報は出すとしても、わざわざプライベートな情報まで話す必要はありません。
また、できるだけ日程に余裕を持って回収をしてもらうことも大事です。
おすすめの優良不用品回収業者を確認したい方はこちらの記事もおすすめです。
悪徳業者は相手を見て「ぼったくりやすい」かどうか見定めています。
では、悪徳業者からみて、ぼったくりやすい人はどんな人でしょうか。
まず、筆頭にあげられるのが料金の相場を知らない人です。
利用者が相場を知らなければ「高い気がするけどそんなものか…」と納得してしまいやすいからです。
知らないのをいいことに、数十万にのぼる金額をどんどん請求することもあります。
不用品回収の相場について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考ください。
悪徳業者にとって、女性や高齢者・学生などもターゲットです。
相手が女性や高齢者なら、いざとなれば威圧的な態度をとって相手に要求を飲ませようとします。
また、学生も社会のことをあまり知らないため、高額をふっかけられやすいといえます。
悪徳業者は、相手の弱みにつけこもうとします。
たとえば、引っ越しの退去日などで、スケジュールの余裕がまったくない人です。
悪徳業者から作業が終わったタイミングで高額をふっかけられても、今さらキャンセルしづらいもの。
相手に「ノー」が言いづらい状況を利用した卑劣な手口です。
ここ最近、悪質な業者による不用品回収のぼったくり被害が報告されています。
しかし、本来、不用品回収は便利なサービスです。
上手に活用すれば、行政でも対応できないリクエストに柔軟に対応してくれます。
「でも、どの不用品回収業者を選んでも、ぼったくられそうで不安…」
このような方がいましたら、ご安心下さい。
ぼったくりの心配のない不用品回収業者をお探しなら「粗大ゴミ回収隊」にぜひご相談ください。
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