2018年07月04日
この記事では、大型家具の解体方法と手順をご紹介します。
タンスやベッドなどの大型家具は、解体すれば安く処分することができます。
スムーズに解体ができるおすすめグッズや解体しなくても安く粗大ゴミを処分できる方法、粗大ゴミ回収業者を安く使うコツなども解説しています。
大型家具の処分をお考えの方はぜひ参考にしてください。
「自分で解体できない」という方は「大型家具を解体せずに処分する方法」にスキップしてください。
記事の目次
まずは、大型家具の解体方法と手順を解説します。
解体と聞くと、ノコギリや電動工具で切断するイメージの方も多いでしょう。
しかし、組み立て式のタンスや本棚は、主にノミやハンマーを使用します。
解体に必要な道具は次の通りです。
1:始めに釘やネジを外す
釘やネジを使用している場合は、バラシやすくするため先に外しておきます。
ハンマーやバールの釘抜きを使いましょう。
2:ノミとハンマーを使ってパーツをバラしていく
ノミを板の隙間に差し込みハンマーで叩いていきます。
力いっぱい叩くのではなく、一定の力で何度も叩くと自然と隙間が広がっていきます。
3:ダボ継ぎはハンマーのみでバラせる
ダボ継ぎとは、以下の画像のように釘などを使用せずに木材同士を固定する方法です。
引き出しなどがダボ継ぎで組んである場合、ハンマーで叩くと簡単に外れます。
4:切断する
可燃ゴミで処分するため切断の必要があれば、ノコギリやレシプロソーを使って切断していきます、電動工具を使用する際は不安定な体勢や素手での使用は控えましょう。
以上で解体終了です。
不用品回収業者などに処分してもらうために解体する場合、切断の必要はなくノミとハンマーでバラすだけでも費用を抑えられます。
大型家具の解体に役立つ道具が電動工具。
解体後に小さく切断するときや、組み立て式でない大型家具の解体におすすめです。
簡単に解体できる家具は手動工具でもOKですが、たくさんの家具の解体は手動工具だと途中で疲れてしまいます。
しかし、電動工具の使用には注意点もあります。
それは、電動工具を制御できない力の弱い方や扱いに慣れていない方は「キックバックによる大ケガの可能性がある」ところです。
キックバックとは、木材により刃の回転に負担がかかり工具が暴れてしまうこと。
電動工具では特に大ケガに繋がりやすいため、十分な注意と知識が必要です。
また、ノコギリには木工用と金属用などがあり、スムーズに解体するには家具のタイプに合わせて刃を選ぶことが重要です。
レシプロソーは電動のノコギリで、セイバーソーとも呼ばれています。
電動ですがチェーンソーのように大きな音は出ないので、ご近所が気になる場合も使いやすいノコギリだといえます。
振動は大きいので注意が必要ですが、刃の動きの速さを調節することができるので初心者でも扱いやすくおすすめです。
特徴 | ・初心者でも扱いやすい ・速さの調節ができる |
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価格 | 5,000円〜40,000円 |
丸ノコとは、丸い形をした刃を回転させて使う電動ノコギリです。
切るスピードが速く、処分を急ぐ人にはおすすめです。
ただしレシプロソーと比べると専門的な技術が必要になるため初心者は扱いにくい電動工具といえます。
特徴 | ・素早く切断できる ・反動が大きく扱いが難しい |
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価格 | 6.000円〜50,000円 |
ジグソーとは刃を上下させて素材を切断する電動工具です。
切断スピードは丸のこなどに比べると遅いですが、曲線や細かい動きが得意な工具です。
また、反動も少ないため初心者にもおすすめ。
しかし、あまり厚い素材には向いていないため薄めの素材に使用しましょう。
特徴 | ・初心者も扱いやすい ・細かい動きができる |
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価格 | 5,000円〜30,000円 |
手動工具は一般家庭にもよく置いてあるため、使用したことがある方も多いのではないでしょうか。
電動工具に比べて扱いが簡単で大ケガにも繋がりにくいため、解体に不慣れな初心者にもおすすめです。
ここでは、タンスやベットの解体に使える手動工具を紹介します。
接合部の強度が弱い家具であればハンマー単体でも解体できることがあります。
さらに、次に紹介するノミやマイナスドライバーとの組み合わせで使用すると効率的に解体できます。
家具のパーツの隙間にノミを差し込みハンマーで叩けば楽に解体ができます。
また、叩く音が気になる方は「ヘッド部がゴム製のハンマー」を使用すれば静かな作業が可能です。
特徴 | ・ノミなどとの組み合わせが効率的 ・釘抜きもあれば効率アップ |
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価格 | 1,000円〜4,000円 |
ノミ・マイナスドライバーは、紹介したとおりハンマーと組み合わせることで効率よく作業できます。
また、頑丈な家具はノミを使ったほうが良いですが、ベニヤや合板を使用したタンスなどはマイナスドライバーでも問題ありません。
特徴 | ・パーツの隙間に入れて解体する ・小型で扱いやすい |
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価格 | ノミ:1.500円〜5.000円 マイナスドライバー:500円〜3,000円 |
バールは先端がノミのように薄くなっているため、家具の隙間に差し込んで隙間を広げていきます。
バールの良いところは、ノミなどに比べて長い工具のため、テコの原理が働き力の弱い方でも解体しやすいところです。
また、丈夫な工具なのである程度隙間を広げたらハンマーの様に叩いて引き剥がすこともできます。
怪我の危険性も少なく女性にもおすすめできる工具といえます。
特徴 | ・バール単体で解体できる ・テコの原理で力が伝わりやすい |
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価格 | 1,000円〜4,000円 |
パーツを引き剥がして解体するだけならノコギリは必要ありません。
しかし、パーツを小さく切断するときには便利な工具です。
また、ノコギリは引くとき切れる工具なので、意外と力は必要ありません。
注意点は、刃が木材に挟まり手を滑らせてケガをする恐れがあるところです。
そのため、滑りにくいグリップのものや、滑らない手袋などを着用して作業しましょう。
特徴 | ・パーツを小さくできる ・折りたたみ式も有りかさばらない |
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価格 | 1,000円〜5,000円 |
家具の解体は、工具だけでは危険性や作業性の観点からみて不十分です。
刃のある工具の使用や粉塵などのリスクは、適切な道具を使うことで下げることができます。
紹介するアイテムは全てホームセンターなどで揃うものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
手は家具の解体でもっとも怪我の危険性が高い箇所といえます。
素手で電動工具の刃を触ってしまうと大きなケガになります。
そのため、手袋は家具解体の必須アイテムです。
また「電動工具は防振手袋」「ノコギリは耐切創手袋」など、工具によって適切な種類の手袋を選ぶと効果的です。
さらに、グリップが良くなったり手が汚れにくかったりなどのメリットもあるため、積極的に活用しましょう。
特徴 | ・怪我防止やグリップ向上 ・適切な種類を選ぶと効果的 |
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価格 | 500円〜5,000円 |
ゴーグル・保護メガネには「スペクタクル型」「ゴグル型」の二種類があります。
スペクタクル型は、通常の眼鏡のように横に隙間が空いているタイプなので、粉塵がでない作業や飛来物からの保護用で使用します。
一方ゴグル型は、隙間がほぼないため大量に粉塵がでるシーンでも快適に作業できます。
このように、使う工具や作業の種類で使い分けると効果的です。
特徴 | ・粉塵や飛来物からの保護 ・作業に集中できる |
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価格 | 600円〜3,000円 |
家具の解体はホコリや粉塵などが多く出るためマスクも必須アイテムといえます。
粉塵がでない作業でも解体の際にはホコリが多く出るので、通常のマスクでも着用しておいた方が良いでしょう。
また、粉塵が多く出る場合は通常のマスクでは頼りないため、防じんマスクも検討しましょう。
ゴーグルと併用すれば、厳しい環境での作業でも落ち着いて作業できるため安全性を高める効果もあります。
特徴 | ・喉や肺を守る ・長時間作業も快適 |
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価格 | 500円〜3,000円 |
室内で家具の解体をすると、部屋の中が汚れたり傷がついたりします。
それを防ぐためにビニールシートなどを使用すると「作業後の片付けがしやすい」「作業に集中できるため効率が良い」という効果があります。
ビニールシート・ダンボール・毛布以外でも下に敷けるものであれば良いので、自宅に使えるものがないか探してみましょう。
特徴 | ・片付けが楽になる ・室内を汚れから守る |
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価格 | 500円〜3,000円 |
まず、大型家具を処分するには下記のような方法があります。
このように、家具を処分する方法はさまざまです。
たとえば、タンスやベッドを自治体に回収してもらうには下記のような費用が発生します。
各自治体の粗大ゴミとして回収してもらう方法です。粗大ゴミの処分方法としては、定番の方法でもあります。
家具がひとつだけなら安い気もしますが、複数の家具を処分すると費用がかさみます。
また、自治体は即日対応してくれません。
予約をしても回収が数週間先になる場合もありますし、コンビニでゴミ処理券を買うなど手間も発生します。
東京都粗大ゴミでの処分費用
タンス(高さと幅の合計が135cm以下のもの) | 400円 |
(高さと幅の合計が135cmを超え180cm以下のもの) | 800円 |
(高さと幅の合計が180cmを超え270cm以下のもの) | 1,200円 |
(高さと幅の合計が270cmを超え360cm未満のもの) | 2,000円 |
(高さと幅の合計が360cm以上のもの) | 2,800円 |
ベッド本体(シングル・マットレス類を除く) | 1,200円 |
※各市町村によって料金が異なります。
リサイクルショップを利用する方法もありますが、大型家具を自分で持ち込まなければいけないので、人手が足りない場合は困難です。
また、査定しても買い取れないケースもあります。
オークションやフリマアプリに出品すると現金化できます。
ただし、いつ売れるか分からない上に梱包が面倒、発送料金のことを考えておかないと赤字になってしまう場合もあるので注意が必要です。
急いで処分したい方には不向きな処分方法です。
家具解体サービスを中心に行っている業者も存在します。
自身での解体が難しい家具でも、プロの作業スタッフが解体してくれるので安心。
処分したい家具の解体や、引っ越しのために一度解体したい場合に便利です。
引っ越し業者は家具の解体を断られる場合があります。
特にIKEAの家具は、再び組み立てたときの強度が低下する問題があり、断られるケースが多いです。
また、解体サービスが中心の業者は不用品の回収、買取が不得意な場合もあります。
複数の不用品処分や、買取も含めた回収を依頼したい場合は、次に紹介する「不用品回収業者」が最適です。
粗大ゴミ回収業者は、予約の取りやすさや見積もり無料などサービスが充実しているのが特徴。
また、プロの技術で安全に室内から運び出してくれます。
搬出や解体に自身の無い方におすすめの処分方法です。
家具の解体も依頼できるので、回収と合わせて依頼したい方に便利な処分方法です。
タンスやシングルベッドの回収費用は4,000円〜程度ですが、家具の種類や現場の環境次第で異なるため見積もりをとってみると良いでしょう。
ここでは、大型家具の解体で本当に安く処分できるのかを比較しながら確認していきます。
紹介したような大型家具の解体に使うグッズがある程度そろっているかでかかる費用が変わります。
処分方法 | 解体費用 | 処分費用 | 合計費用 |
---|---|---|---|
解体+燃えるゴミで回収(道具なし) | 7,000円前後 | 200円程度 | 7,200円~ |
解体+燃えるゴミで回収(道具あり) | 無料 | 200円程度(ゴミ袋代) | 200円程度 |
自治体粗大ゴミ回収 | 無料 | 400円~2,800円 | 400円~2,800円 |
粗大ゴミ回収業者 | 無料 | 9,800円~ ※定額パック利用 |
9,800円~ ※定額パック利用 |
粗大ゴミ回収業者の「定額パック」とは、一定の金額を支払うことでトラックに満載で粗大ゴミ回収をしてもらえるイチオシの料金プランのことです。
大型家具なども積み込めますし、解体もしなくていいので楽に処分できるという良い点もあります。
次に大型家具の解体前に知っておきたい注意点を解説します。
大型家具の解体をすれば、自治体の燃えるゴミとして捨てられるため処分費用をかなり安く抑えられることがわかりました。
しかし以下に紹介する2点は解体前に把握しておく方がいいでしょう。
大型家具を解体することで、自治体の粗大ゴミで出すよりもより安く処分できます。
また部屋から運び出せない大型家具の場合、解体で楽に運び出せるというメリットもあります。
ただし、注意する点が1つあります。
大型家具を解体したとしても、燃えるゴミとして捨てられない自治体があることです。
東京都23区内の以下の自治体では、粗大ゴミを解体してもそのまま「粗大ゴミ」として処分するルールとなっています。
せっかく苦労して大型家具を解体しても「粗大ゴミ」で出すのであれば、無駄な作業になりかねません。
そのため、大型家具を解体する前にお住まいの自治体の粗大ゴミ回収ルールを確認するようにしてください。
自分で解体すると処分費用を抑えるメリットがある一方、慣れていないと数時間から半日かかります。
また、ハンマーで指を叩いてしまったり、電動工具で手を切ったりするケースもあり危険です。
このような理由から、コストパフォーマンスはあまり良くないでしょう。
「時間の方が大切」「リスクを冒したくない」という方は、粗大ゴミ回収業者への依頼が最適。
室内からの搬出はもちろん、解体や窓からの吊り下げ作業もできるため、どんなシーンでも素早く適切に対応してくれます。
以上のように、多くの労力をかけて少しの費用を抑えるより、安全や快適さを優先したい方は粗大ゴミ回収業者の利用を検討してみてください。
大型家具の解体は時間と体力を使うリスクのある作業。
さらに、時間単価で考えるとコストパフォーマンスが悪いです。
つまり、粗大ゴミ回収業者に依頼したほうが実は割安なケースが多いといえます。
ここでは、業者に依頼するメリットを3つ紹介します。
自分で処分するには解体や処分のための運搬の必要があります。
解体してさらにゴミを分別後まとめて運搬するため手間がかかります。
さらに、処分後には片付けもするためとても面倒です。
一方回収業者を利用すれば、予約をとるだけで家具の移動さえも必要ありません。
プロのスタッフが自宅内から搬出してくれます。
このように、安全でお手軽に家具を処分できるメリットがあります。
家具の解体は工具を使用するため怪我のリスクは付きものです。
また、狭い室内での作業は壁紙や床を破損するリスクもあります。
しかし、回収業者に依頼することでそのリスクを避けることができます。
もしスタッフが室内を破損したとしても、優良業者であれば損害補償などに加入しているため安心して任せられます。
家具の解体は慣れないと半日から一日作業になります。
そして、自分の時間を時給換算すると回収業者の方がお得といえます。
さらに、業者が作業している間の時間も自由に使えるため、時間・お金ともに効率的に使えるメリットがあります。
大型家具の回収ができる軽トラック目安のSパックがおすすめの粗大ゴミ回収業者を知りたい方はこちら!
解体が難しい大型家具やもっと楽に大型家具を処分したいときは、粗大ゴミ回収業者を利用するのがベストです。
最後に、粗大ゴミ回収業者をもっと安く使う方法をご紹介します。
大型家具の回収をするときは粗大ゴミ回収業者の「定額パック」を利用するのがおすすめです。
特に大型家具の回収は、人手も必要です。また階段のある住まいなら階段から降ろす作業も必要になります。
定額パックなら諸経費(車両費・スタッフ追加料金・階段料金など)もコミなのでよりお得に利用できます。
定額パックの料金相場よりも安く設定されている粗大ゴミ回収業者を選ぶのがコツです。
以下に粗大ゴミ回収業者の定額パック料金相場をまとめました。
プラン名 | 料金相場 |
---|---|
軽トラック目安で積載可能 | 30,000円~60,000円 |
1.5tトラック目安のMパック | 50,000円~90,000円 |
2tトラック目安のLパック | 100,000円~250,000円 |
4tトラックのせ放題 | 150,000円~ |
各粗大ゴミ回収業者では、キャンペーンを実施していることもあります。
公式サイトから申し込みをするだけで値引きになる「WEB限定割引」は多くの業者が実施しています。
見積りの前にまずは公式サイトを見て、使えそうなキャンペーンがないか確認しておくのがおすすめです。
見積り時申し込みの際に、キャンペーンを使いたい旨を伝えてください。
いくつかの粗大ゴミ回収業者に見積りを依頼する「相見積り」も安く利用するコツです。
複数の粗大ゴミ回収業者に出してもらった見積りを比較して、料金やサービス内容などを比べてください。
他社よりも高い料金になってしまったら、値引きに応じてくれる粗大ゴミ回収業者もあります。
その際に他社の見積り料金が交渉の材料にもなるので、ぜひ相見積りをとってみるようにしましょう。
まだまだある粗大ゴミ回収業者を安く使うコツを知りたい方、激安の粗大ゴミ回収業者を確認したい方はこちら!
ベットやタンスの解体作業や搬出作業は想像以上に大変です。
このような悩みを解消したい方は、解体と回収が同時に依頼できる粗大ゴミ回収隊へご相談ください。
粗大ゴミ回収隊は、業務効率化や広告費削減をして業界最安値の粗大ゴミ回収料金を実現しています。
他の粗大ゴミ回収業者でも定額パックは提供していますが、料金の安さは一目瞭然です。
料金体系に絶対的な自信を持っているので、大型家具の処分費用を安く抑えたい方は、ぜひ見積り金額を確認してみてください。
また粗大ゴミ回収隊は、粗大ゴミ回収やゴミ屋敷の片付け実績も豊富に持っています。
吊り下げ搬出や家具解体などの技術も保有しているため、他社で断られた大型家具の処分もお任せください。
大型家具を解体なしで楽に安く処分したい方は「粗大ゴミ回収隊」にぜひご相談ください。
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