アパートのゴミ屋敷問題とは?原因・リスク・対処法を詳しく解説!

2021年06月16日

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アパートのゴミ屋敷問題とは?原因・リスク・対処法を詳しく解説!

アパートの一室がゴミ屋敷となり、他の住民が退去してしまったり悪臭や騒音、火事など様々なトラブルに見舞われたりするケースは少なくありません。大家としては、アパートがゴミ屋敷になった際には速やかに対処したいところです。また、ゴミ屋敷を放置している大家さんもいますが、ゴミ屋敷の問題点を確認の上、速やかに対処することをおすすめします。ここでは、アパートの一室がゴミ屋敷になる問題点から原因やリスク、対処法まで詳しくご紹介します。ゴミ屋敷になった際に対処したい、すでにゴミ屋敷になっておりどうすればいいかわからないという方はぜひ最後までご覧ください。

アパートの一室がゴミ屋敷になるリスク

アパートの一室がゴミ屋敷になることには、次のようなリスクがあります。

臭いや騒音問題に発展する

ゴミの中に生ゴミがあると、悪臭が発生します。床が汚い液体で汚れて下の階にまで影響まで及ぼし、悪臭問題に発展する恐れがあります。また、積み上げられたゴミが崩れたり、ゴミを蹴散らしながら歩いたりすることで、騒音問題に発展するケースも少なくありません。悪臭や騒音は、平穏な暮らしを脅かす大きなトラブルのため、真っ先に対処したいところです。

新規入居者が減る

アパートへの入居希望者が内見に来た際に、悪臭や騒音などを発見すると、入居する意欲がそがれてしまいます。その結果、新規入居者が減って空室が増えてしまうのです。仮に家賃6万円のアパートとすると、1年で72万円の損失です。ゴミ屋敷問題を引き起こしている人物は、面倒くさい、事情で行動できないことなどを理由になかなか引っ越さない傾向があるため、被害額が数百万円を超える可能性もあります。

退去者が増える

騒音や悪臭などの問題に耐えかねた住人が退去してしまいます。アパート内で住人同士の付き合いがあると、同じタイミングで引っ越されてしまう可能性もあります。そうなれば、家賃収入が一気に失われ、ローンの返済ができなくなる恐れもあるのです。ゴミ屋敷問題は、大家に多大な損害を与える可能性があることを覚えておきましょう。

多額の原状回復費がかかる

原状回復費は、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に則って請求先を決めることが一般的です。ゴミ屋敷問題によって部屋が汚染された場合、自然利用によって発生した汚れは大家さんが原状回復費用を出すことになります。一方で、住人の怠慢によって発生したゴミ屋敷問題によって汚染、破損されたものに関しては、原状回復費用を住人が負担します。

そのため、住人と十分に話し合って費用を決める必要があります。しかし、ゴミ屋敷問題を放置している人物は、原状回復費用を支払わずに音信不通になるケースが少なくありません。音信不通になれば、やむを得ず大家さんが原状回復費用を負担することになり、多額の損害を負う恐れがあります。

火事のリスクが高い

ゴミ屋敷は他の部屋と比べて燃えるものが多いため、火事のリスクが高くなります。アパートで火事が起こると、一棟ごと全焼する恐れがあります。火災保険に加入していても、大家さんにとっては不動産投資の計画が大きく狂うことになるため、火事は何としても避けなければなりません。また、他の住人から管理不足を理由に損害賠償請求をされるなど、法的トラブルに巻き込まれる恐れもあります。

アパートがゴミ屋敷になる原因

アパートがなぜゴミ屋敷になるのか疑問を感じる大家さんが多いのではないでしょうか。ゴミ屋敷化する原因は次のとおりです。

価値観の問題

ゴミを片付ける、きれいな部屋を維持するといった良識・常識が身についておらず、価値観の関係からゴミ屋敷になってしまうケースがあります。このような人物にゴミを片付けるように優しく伝えても、ゴミ屋敷問題は解決しないでしょう。また、常識を説いても、本人の理解を得ることはできません。

生活苦でゴミ処理まで気が回らない

金銭的な生活苦に陥っており、ゴミの片付けや分別、搬出などまで気が回らない場合があります。ゴミ屋敷に住む住人に対して、だらしない印象を持つのは当然のことですが、このような事情があるケースも少なくないことを覚えておきましょう。ただし、ゴミ屋敷化して良い理由にはならないので、毅然とした態度で対応することが大切です。

うつなど精神疾患

うつなど精神疾患が原因で、ゴミの片付けができなくなる場合があります。全く何もやる気に起こらず、ゴミが次々と溜まっていきます。うつ病にかかったことがない場合、単なる甘えだと思う方も少なくありません。しかし、うつは単なる怠けとは異なり、列記とした疾患の1つです。もちろん、うつなど精神疾患を持っていることは、ゴミ屋敷化して良い理由にはなりません。ただし、「うつは甘え」などと住人を罵るようなことは避けましょう。

高齢者の1人暮らしでゴミを出せない

高齢者の1人暮らしのために、ゴミを搬出することが難しく、ゴミ屋敷化するケースがあります。頼りたくても周りに頼れる人がいない場合、どうしてもゴミが溜まってしまいます。住人としては、行政のサービスを利用したり誰かに相談したりといった行動をとることが大切です。しかし、そのような発想がない、誰に相談すればいいかわからない、相談できる人がいないといった状況となり、ゴミ屋敷化してしまう場合もあります。

このようなケースでは、対処法を伝えることでゴミ屋敷状態が解消するかもしれません。

アパートの一室がゴミ屋敷になったときの対処法

アパートの一室がゴミ屋敷になった際には、次のように対処しましょう。

勧告する

住民からのクレームがあり、ゴミ屋敷状態になっている可能性があることが判明した際は、住人に確認をとりましょう。連絡をとれない場合は勧告をして、住人からの返事を待ってください。ただ手紙をポストに入れるだけでは効果が低いので、内容証明郵便を送りましょう。内容証明郵便とは、手紙の内容を日本郵便が保証する郵便のことです。内容証明郵便は主に弁護士が使用するため、送られてくるだけで事の大きさを認識し、ゴミ屋敷の解決に向けて動き出すようになる可能性があります。

内容証明郵便で、下記の内容を記載した手紙を送りましょう。

・〇年〇月〇日までにゴミを撤去するよう命じる旨
・撤去しなかった場合には賃貸契約を解除する旨

賃貸契約を解除されると、住人は立ち退くことになります。そのため、慌てて連絡をしてくるケースが多いでしょう。

業者の利用を提案する

粗大ゴミ回収業者、ゴミ屋敷の清掃業者などを利用して、ゴミ屋敷をきれいにすることを提案しましょう。場合によっては、大家さんも一部の費用を負担するのがおすすめです。大家さん側に過失がなくても、一部の費用を負担することでゴミ屋敷問題が早く解決する可能性が高まり、結果的に損害を抑えることに繋がります。ただし、住人と連絡を取れる上に、ゴミ屋敷の解消に向けて意欲的であることが前提条件です。

ゴミ屋敷清掃は粗大ゴミ回収隊がおすすめ

粗大ゴミ回収隊

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ゴミ屋敷にお悩みの際は、粗大ゴミ回収隊に相談してみてはいかがでしょうか。粗大ゴミ回収隊は、最短25分で現場に駆けつけて粗大ゴミをすみずみまで片付けてくれます。また、ゴミ屋敷の清掃にも対応しているので、電話1本入れるだけでゴミ屋敷問題を解消できます。
また、明朗会計で不当な追加料金がかかる心配もありません。業者に任せるのは不安という方もいますが、粗大ゴミ回収隊は信頼度No.1な業者なので、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。ちなみに、今ならWEB申し込み限定2,000円OFFとなり、とてもお得です。

ゴミ屋敷問題を防ぐ方法

ゴミ屋敷問題は長期化するケースが少なくありません。そのため、ゴミ屋敷問題を未然に防ぐために、次のように対策しておくことが大切です。

特約を盛り込む

特約に「ゴミ屋敷化した場合は一方的に契約解除ができる旨」を盛り込んでおきましょう。その際は、ゴミ屋敷の基準も記載しておくことが大切です。ゴミ屋敷の基準が不透明だと、契約解除は不当として訴訟されるリスクがあります。

日頃からコミュニケーションを取っておく

住人と日ごろからコミュニケーションを取っておくことで、ゴミ屋敷化した際に冷静な気持ちで事情を聞くことができ、解決に向けて円満に話し合いが進むようになるでしょう。また、住人としても環境や心身の変化が原因でゴミ屋敷になった際に、自ら大家さんに相談するようになる場合もあります。

定期的に点検する

ポストに手紙が溜まっていないか、部屋から悪臭が漂ってこないかなど、こまめに点検しましょう。早い段階でゴミ屋敷問題の解消に向けて動き始めれば、他の入居者が退去してしまう前に事態を収拾できます。住民にアンケートを取り、悪臭や騒音などに悩まされていないか確認してみてください。

まとめ

ゴミ屋敷問題は、入居者が退去してしまうことで数十万~数百万円もの損害を受ける恐れがある大きなトラブルです。住人と連絡が取れない場合は勧告した上で必要に応じて契約解除し、追い出しを図ることが大切です。また、住民と話し合いができるのであれば、粗大ゴミ回収業者やゴミ屋敷の片付け業者などに相談してみてください。

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