2021年06月07日
粗大ゴミ回収業者に依頼した場合、依頼主は当日にどのような手続きが必要なのか気になる方は多いのではないでしょうか。粗大ゴミ回収業者は部屋に入るため、完全に何もせずに一連の作業や支払が終わるわけではありません。当日、スムーズに粗大ゴミを回収してもらうためにも、当日の流れを確認しておきましょう。
また、業者とのやり取りの中でいくつか注意点があります。業者との間でトラブルになるのを防ぐためにも、当日の流れとあわせて注意点も確認しておきましょう。
ここでは、粗大ゴミ回収の当日の流れや業者とのやり取り、注意点について詳しくご紹介します。
記事の目次
粗大ゴミ回収の当日の流れは、業者によって若干異なります。一般的には、次のような流れで作業が進みます。
当日の指定した場所に約束通りの時間に業者が到着します。時間が過ぎても業者が来ない場合は、サポートに電話しましょう。また、予定よりも早く到着しそうな場合は、業者から連絡があるはずです。家の前に着いてから連絡が来ることもあるので、作業開始時間の1時間ほど前から外出は控えることが大切です。
業者が到着したら、感染症対策をしているか確認しましょう。気になるのであれば、マスクをしていない業者は入室禁止としてください。
しかし、それが原因で回収が無しになるのは依頼主としても困るので、マスクを何枚か用意しておくといいかもしれません。
事前に見積もりをとっていなかった場合は、当日に見積もりをとります。見積もりの内容に納得できない場合は、作業を断っても問題ありません。ただし、出張料や見積もり料などがかかる場合があるので、事前に確認しておきましょう。粗大ゴミの種類や個数、細かな内訳などをチェックして、全て問題ない場合にのみ見積もりの内容を承諾してください。
業者によっては契約書を用意しています。契約書の内容は複雑ではないことがほとんどですが、依頼主側にとって不利な内容が盛り込まれていないかチェックしてください。疑問を全て解決してから契約書にサインしましょう。もし、業者にキャンセル料がかかるなどと言われてサインすることを催促されても、サインしてはいけません。
契約書にサインしたら、すぐに作業が始まります。粗大ゴミと普通ゴミの仕分け、大きいもの小さいものの仕分けなど、搬出の準備を行います。このとき、依頼主は手伝う必要はありませんが、質問されたときのためにその場にいることが大切です。
また、貴重品がなくなるなどのトラブルを防ぐ観点からも、作業中は部屋から出ない方がよいでしょう。追加作業が発生した際は追加料金を確認して、納得した上で作業してもらってください。追加料金が異常に高い場合は、断った方がよいでしょう。
依頼した作業内容が全て完了したら、所定の方法で料金を支払います。現金払い、クレジットカード決済、電子マネー決済、銀行振込などがあります。料金を支払っていないと後から言いがかりをつけられることを防ぐために、支払時には領収書を受け取りましょう。また、見積もり額と異なる料金を請求された場合は、納得がいくまで話し合ってください。
粗大ゴミ回収を依頼してから作業当日まで、事前にやっておくべきことはあるのか気になる方もいるでしょう。業者によって異なりますが、次のような作業が必要になる場合があります。
粗大ゴミの仕分けが作業内容に盛り込まれていない場合は、自分で仕分けることになります。どこまで仕分ける必要があるのか業者に確認しておきましょう。多くの場合は、粗大ゴミを可能な限り1つにまとめておく程度の仕分けで問題ありません。
また、梱包まで行うよう指示された場合は、どのような梱包が必要なのか確認しておいてください。多くの業者は仕分けから対応してくれます。
細かいゴミが散乱している場合は、作業の邪魔にならないように片付けておきましょう。もし、作業のときに細かいゴミが邪魔なためにドアや壁に粗大ゴミをぶつけてしまえば、結果的にこちらが損失を被ります。忙しくて片付けするのが難しい方は、細かいゴミの片付けから対応できる業者に依頼しましょう。
作業当日、粗大ゴミ回収業者とのやり取りで次の点に注意しましょう。
見積もりをとらずに作業を始めると、予想外に高額な料金を請求される恐れがあります。事前に見積もりをとることは、粗大ゴミ回収業者の業界においては常識とされています。そのため、見積もりをとろうとしない時点で、業者の信頼性は低いと言えるでしょう。
また、見積もりの内容がわかりづらい場合は、詳しい説明を受けてください。追加作業が発生する際は、勝手に作業をしないよう伝えておくことが大切です。
追加作業が発生した際は、どのような作業なのか、必要性、労力などを確認しましょう。その上で、追加作業を依頼するかどうか決めてください。また、追加料金に対して労力が少ない場合には、値下げ交渉をするのも1つの方法です。
法外な追加料金を提示された場合は、断った方がよいでしょう。このような業者は依頼主の利益を考えていないので、次々と不要な追加作業を提案してくる可能性があります。
粗大ゴミ回収の作業前に業者と一緒にドア周りや廊下の壁などをチェックして、傷の有無、傷の場所などをメモに残しておきましょう。そして、作業後に壁やドア周りに傷や汚れがないか確認してください。
搬出作業の際に壁や床、ドア周りなどに傷、汚れなどがつき、業者とトラブルになるケースは少なくありません。以前からあった傷・汚れなのかどうかを証明できなければ賠償を請求できないので、作業前と作業後のチェックは欠かさないことが大切です。
これは、損害賠償責任保険に加入している業者でも同様です。
処分し忘れた粗大ゴミの存在に引っ越し当日に気づいた、急な来客が決まったので今日中に回収してもらいたいといった場合は、業者に依頼することはできるのでしょうか。
即日対応できる粗大ゴミ回収は存在しますが、必ずしも信頼できる業者だとは言い切れません。そのため、焦って依頼するのではなく、その業者の口コミ・評価を十分に確認してから依頼することが大切です。
即日対応ができる業者は、即日対応料金を設けている場合があります。即日対応料金が異常に高い場合は、他の業者を選んだ方がよいでしょう。例えば、即日対応料金が1万円以上の業者は、明らかに相場よりも高いと言えます。どれだけ高くても、5,000円までの業者を選びましょう。
粗大ゴミ回収の当日は、業者の案内や作業の指示、支払などが必要です。見積もりは必ずとる、追加作業が発生したときは必要性や料金を確認する、作業の前後に傷や汚れを確認するなど、いくつかの注意点があります。今回、ご紹介した当日の流れや注意点を踏まえて対応しましょう。
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