2021年06月03日
近年DIYの人気により木材を自分で購入する方が増えています。自作で家具を作ると好みのデザインやサイズで作れるため人気ですが「余った木材の処分に困る」「良い木材がたくさん余ってしまった」というケースが良くあります。
そこで今回は、売れる・売れない木材の特徴や処分方法7選を解説。さらに、DIYでよく使用する資材の分別方法もご紹介します。ぜひ参考に、自分に合った処分方法を見つけてください。
記事の目次
余った木材などを処分するとき、売却を検討する人は少ないようです。しかし、昨今のDIY人気もあり状態がよく人気の木材は売却できるかもしれません。無駄な処分費用を支払わないためにも、まずは木材の価値を見ていきましょう。
DIY用の木材をできるだけ安く入手したい方に需要があります。種類によっては高額で取引されている木材もあるので調べてみることをおすすめします。
再利用できない木材は需要がありません。上記のような木材は処分することになります。
環境省が調査した令和元年度の不法投棄、品目別割合において、木くずが13.9%と「ガレキ類35%」「建設混合廃棄物17.1%」に次いで3番目に多く不法投棄されているのが実情です。
しかし、不法投棄をした場合「5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方の刑に処する」と規定されています。このように、大きなリスクを背負うことになるので、木材の処分は適切におこなう必要があります。
木材だからと野焼きをおこなう方もいますがとても危険です。風で燃え広がることや、金属などが混じっていると有毒なガスが発生することもあります。自宅に庭がある場合でも、煙を出しすぎると近隣住民とのトラブルになりかねません。
なにより、野焼きは違法行為です。罰則は不法投棄と同じく「5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方の刑に処する」という内容です。重い罰則ですが、野焼きはそれだけ危険な行為ともいえます。
処分する木材は、腐敗・釘が刺さっている・サイズがバラバラなど、運搬しずらい状態のものが多いです。考えられる危険性としては
などがあります。多くの処分方法では運搬が必要ですが、不用品回収業者など一部の業者は自宅まで回収にきてくれるので、運搬にハードルの高さを感じる方は業者の利用を検討すると良いでしょう。
【関連記事】
木材の処分・売却の主な方法は7つ存在しており、それぞれ手間や費用が異なります。そして、木材によってサイズや状態が違うため、自分に適した処分・売却方法を選ぶ必要があります。ここからは売却方法を2つ、処分方法を5つに分けてご紹介します。
まずは売却方法別の金額・手間に関する表をご覧ください。
売却方法 | 売却金額 | 手間 |
リサイクルショップ | 安い | 少ない |
オークション・フリマアプリ | 高い | 多い |
ジモティー | 安い | 少ない |
以上のような傾向があります。それでは詳しくご説明します。
リサイクルショップでは、買取後の店頭販売が基本のため、需要のある種類や状態の良い木材しか買い取れない傾向にあります。木材は比較的サイズも大きく幅をとるので、お店からすると長期在庫は避けたいところです。そのため、持ち込みした後に買取を断られる事態を防ぐために、事前に電話で状態や種類を伝えて確認することをおすすめします。
まずオークション・フリマアプリに関しては、需要が少ない木材でも欲しい人が一人でもいれば落札されるのが特徴です。また、金額もリサイクルショップに比べ高い傾向にあります。しかし、出品や梱包、発送など多大な手間を許容できる方向けの方法です。
続いてジモティーは、地元で購入する方を募集するサービスです。売却金額は安価ですが手数料がかからない、近くの人と直接取り引きができる、などの特徴があります。しかし、詐欺や連絡が取れないなどのトラブルも発生しているため、利用する場合は評価を確認するなど十分注意する必要があります。
自治体での処分方法は「燃えるゴミ」「粗大ゴミ」の2つです。そして、東京都で燃えるゴミに出すには、30cm以内にカットする必要があります。カットする場合、自宅に環境が整っていない方は、危険を伴うためおすすめできません。また、自治体によっては資源ゴミで処分する必要があります。
30cm以上の木材は粗大ゴミとして処分します。「処理券を購入する」「予約日時までに所定の場所に持ち運ぶ」といった手間がかかるのが難点です。また、料金は自治体によって異なります。たとえば東京都日野市では「長さ1m以内、直径0.5m以内1本の太さ20cm以内の束を1品目」という条件で200円です。このように、自治体によって条件が異なるので問い合わせてみましょう。
近くにごみ処理センター(クリーンセンター)があれば、持ち込んで処分できます。センターによって時間内に持ち込めばよい所や、予約が必要な所などがあるので事前確認が必須です。
料金は重さにより異なりますが、比較的安価で処分できます。また、木材が多い場合はトラックなどのレンタカーを借りる必要があるなど、結果的に費用が高くなることもあります。
木材をウッドチップなどに加工・販売している業者が存在します。大量の木材でも引き取ってくれますが、再利用できない木材は引き取りができないので注意しましょう。また、木材リサイクルの業者は全国で550社前後存在しますが、引き取りをおこなっていない業者も存在します。
余った木材はアイデア次第で家具や小物のリメイクに使用できます。インターネットで検索をすればたくさんのアイデアが掲載されているので「処分するのはもったいない」と感じる方やDIY好きの方は、リメイクにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
不用品回収業者はサービスの充実度が他の方法に比べて高いのが特徴です。主なメリットは次のとおりです。
このように多くのメリットがあります。注意点は、悪徳業者も存在するので事前にホームページや口コミをチェックしておくと安心して利用できます。
木材を処分したい方の中には、DIYやリノベーションで使った資材の分別方法にお困りの方もいらっしゃいます。ここでは、中でもよく使用する資材を中心に解説します。
DIYで使用する主な燃えるゴミは、壁紙・木材・塗料などです。木材は処分方法でご紹介したとおり、30cm以下または自治体によっては資源ゴミでの処分になります。また、壁紙も燃えるゴミで処分可能です。最後に塗料ですが、新聞紙などに染み込ませたあとに燃えるゴミで処分できます。液状での処分は禁止されてるので注意してください。
釘・小型工具・ガラスなどは燃えないゴミで処分できます。刃物や釘は袋を破らないように紙やテープでくるむなどして処分しましょう。ペンチやドライバー、電動工具なども30cm以内であれば基本的に処分できます。
粗大ゴミは30cmを超える木材や金属、大型工具などです。予約の連絡や処理券の購入など自治体別に手順があるので確認しておきましょう。
セルフリノベーション時に出る石膏ボードは産業廃棄物扱いです。自治体で処分することができないので、認可を得た産業廃棄物処理業者に依頼する必要があります。燃えるゴミや粗大ゴミに出しても回収してくれないので注意しましょう。
処分に困る木材ですが、粗大ゴミ回収隊を利用すれば手間を最大限に省いて木材を処分できます。ここからは、高いお客様満足度を獲得する粗大ゴミ回収隊を利用するメリットをお伝えします。
自治体などでは回収の曜日や日時を自由に予約できません。時間のない方にとっては利用しにくシステムになっています。一方、粗大ゴミ回収隊では電話一本で好きな日時を指定できます。さらに、即日対応可能なため、「仕事が休みになった」「予定がキャンセルになった」という当日でも対応可能です。隙間時間でも諦めずにご相談ください。
処分費用が気になる方もいるでしょう。しかし、「見積もりを依頼するとキャンセルしづらい」という声もよく聞きます。しかし、粗大ゴミ回収隊は見積もり・キャンセル無料をホームページでも掲載しているため、問題なく利用できます。「参考までに費用を知りたい」という方はぜひお問い合わせください。
のせ放題プランは、トラックに載るだけの不用品をまとめて処分できる格安サービスです。自宅に不用品が溜まっている方は、木材の処分と自宅の片付けを同時におもなうことができます。また、通常は別料金である次の項目も費用に含まれます。
そして、ゴミの量に適したサイズを次の4種類からお選びいただけます。
車両サイズ | 粗大ゴミ回収隊 | 他社料金相場 |
軽トラック(1K) | 9,800円 (時期により9,800円の場合もあります※要問い合わせ) |
28,500円 |
1.5tトラック(1DK) | 34,800円 | 50,000円 |
2tトラック(2DK) | 54,800円 | 64,000円 |
4tトラック(3DK) | 80,000円 | 90,000円 |
「どれを選べばよいか分からない」という方は、無料見積りをご利用ください。
木材は状態や種類を確認して処分・売却すると損をせずに済みます。また、処分時はサイズや釘などの分別にも十分注意が必要です。もし、分別や運搬が面倒な方や不安のある方は「不用品回収業者」がもっとも楽に木材を処分できるためおすすめです。ぜひ、木材を適切に処分する参考にしてみてください。
Copyright © sodaigomi-kaishutai All rights reserved.