2022年06月16日
物を捨てられない人の心理や性格を解説します。
心理や性格で物を捨てられないわけではなくとも、物をためこんでしまう病気もあります。
物を捨てられないデメリットも知ることができるので、断捨離にチャレンジする気になるはずです。
楽に物を捨てられるようになりたい方は必見です。
記事の目次
物を捨てられない心理は、性格や価値観により人それぞれです。
ここでは、代表的な心理とそう考える人の特徴を解説します。
多くの人がいずれかの項目に当てはまるので、自分に置き換えて考えてみてください。
「物を捨てるのはもったいない」という心理は誰しもあります。
しかし、たくさん物を溜め込んでしまう人とそうでない人には「物を購入したことを後悔したくない」という気持ちの強さに違いがあることも。
前向きに感じるかもしれませんが、この気持には「後悔すると買い物がしづらくなる」という心理が潜んでいます。
つまり、もったいないという心理で物が捨てられなのは「買い物を頻繁にするのが好きな人」が多いということです。
対策としては「処分しないと買い物がしづらくなる」と考え方を変えることです。
買い物を控えるのも大切ですが、まずは物が現状より増えないようにしましょう。
物を捨てられない理由でよく言われるのが「いつか役に立つかも」という心理です。
人間は「損失を回避したい」と考えるものなので「捨てた物が役に立つかも」と思うと、捨てないほうが安全に感じます。
このように考えるのは、慎重で優柔不断な性格を持つ人が多いようです。
対策するには「物が増えすぎているほうが損をしている」という視点を持つことです。
物が溢れている家には、探し物が見つかりづらかったり、人を呼べなかったりなど多くの損失があります。
物を捨てること自体に罪悪感を感じる人もいるようです。
特に、貰い物や記念の物は気を使ってしまい溜め込んでしまうことも。
このように考える理由は、学校や親の教育によるものが多いようです。
小さな頃からの習慣や教育を強く引きずる人は、思い込みが強く合理的判断が苦手なところが特徴。
この心理を対策するには「捨てたほうが良い理由」を明確にすることです。
漠然と物を溜め込んでいる状態なので、捨てることのメリットを紙などに書き出して行動に繋げると良いでしょう。
孤独な人の中には、物に囲まれることで安心する人もいます。
物理的に安心感を得られるほか、物に執着することで孤独への不安を忘れられるようです。
または、コレクター気質で「気に入っている物は捨てたくない」という場合もあります。
このような心理を持つ人の特徴は、人付き合いが少なく孤独になりがちな人です。
対策方法は、少しずつでも人に関わることでしょう。
習い事などのコミュニティに入ったり、インターネット上で会話をできる人を見つけたり、無理のない程度に行動してみてください。すると、物への執着が薄らいでいくかもしれません。
物を捨てる決断をして失敗したくないと考え、現状を維持する人もいます。
このように考えるのは、自分の考えに自信がないネガティブな人が多いようです。
そもそも日本人は、不安を感じやすい遺伝子を持つと言われているので仕方ないといえます。
逆に、この性質により細かなチェックや慎重な行動ができるというメリットもあるので、一概に悪い訳ではありません。
対策は、無理をしてポジティブに考えるのではなく、物を捨てられないことにネガティブな視点を持つことです。
物を捨てないことも失敗に繋がると理解すれば、捨てられるようになるかもしれません。
次に物を捨てられない心理になりやすい性格について解説します。
物を捨てられないと悩んでいる人は、以下のような性格が自分に当てはまっていないかチェックしてみてください。
シリーズもののグッズを全部集めてきれいに並べたい、部屋の中の物は絶対ココに置いておきたいなどの完璧主義の性格の人は、物を捨てられない心理に陥りやすいです。
物を捨てること以上に、自分の中でこだわりを優先する性格の人も要注意。
完璧であることに固執するがゆえに、部屋の中は物であふれてしまいます。
部屋の片付けを先延ばしにする性格の人も物を捨てられない心理になることが多いです。
「面倒くさい」「後からやろう」という考え方は、部屋に物があふれる原因となります。
そして、その面倒くささや先延ばしにするタイミングは「いつも」なので、一向に物を捨てられません。
HSPという言葉も最近聞かれるようになりました。
「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略語ですが、HSPの性格の人も多くが物を捨てられない心理に陥ります。
昔もらったプレゼントや思い出の品を捨てることに抵抗があり、いざ捨てるときにも不安にかられます。
優しい性格というと聞こえは良いですが、繊細すぎるがゆえに、物を捨てられなくなってしまうのです。
物を所有していること自体に価値を見出す、所有欲が強い性格の人も物を捨てられない心理になりがちです。
物を持っていることが一つのステータスだという考え方の癖があるため、物を捨てることにかなりの抵抗があるでしょう。
物を手放すことに価値を持たせることで、改善できる可能性があります。
捨てるべきだとわかっていても、もしかしたら後で必要になるかもしれないと迷いが出てしまう性格の人も、物を捨てられない心理になりやすいです。
いざ片付けを始めても迷いに迷って、結局は捨てられないこともしばしば。
物を捨てること=思い切った決断が必要と思い込んでいる傾向もあります。
心理や性格ではないのに、物を捨てられないのであれば、病気や障害である可能性も否定できません。
病気や障害となると、一時的な心理状態ではないので、治療をしながら物を捨てられるよう、バランスをとった生活を考える必要があります。
ここでは、物を捨てられない病気や障害を解説します。
ためこみ症とは、ホーディングとも呼ばれ、物を捨てること自体に大きな苦痛がある病気です。
物に価値があるかどうかにかかわらず、物を持っておくこと自体が安心できるため、ゴミや不用品などもどんどんためこんでしまいます。
そのため、ためこみ症を放置するとゴミ屋敷化する人も多いです。
ゴミ屋敷化した部屋を業者を使ってキレイにしても、ためこみ症が治療されない限りは何度でもゴミ屋敷化します。
ためこみ症で物が捨てられないときの解決策のヒントを知りたい方はこちら!
うつ病は、過労やストレスが原因でかかる病気だと言われています。
うつ病の主な症状は「無気力」です。
何もする気が起きないため、物を捨てることもできない状態に陥ってしまいます。
また判断能力が鈍ってしまうことで、物を捨てるべきかどうかの判断もできなくなってしまうのも原因。
うつ病も進行すると、部屋がゴミ屋敷化することも多いです。
近年知られるようになってきた発達障害も、物を捨てられない原因となる障害の1つです。
発達障害の中でも特にADHDは「片付けられない障害」としても知られています。
ADHDの人の場合、物を捨てなければならないという判断はできていても、ゴミ捨てが面倒などの理由で後回しにしてしまうことも多いです。
結果として、物を多くため込んでしまい、ゴミ屋敷化することもある障害です。
また、ADHDに比べるとゴミ屋敷化することは少ないものの、ASD(自閉症スペクトラム障害)も、こだわりが強く、収集癖があることも多いので物を捨てられないこともあります。
発達障害から二次障害としてうつ病などの病気に発展する人もいるため、医療機関を受診し、対策を立てた方がよいでしょう。
発達障害で物を捨てられない関係性や対策を知りたい方はこちら!
つぎに物を捨てられないことでどんなデメリットがあるのか紹介します。
断捨離、片付けは「したほうが良い」と言われているのは理由があります。
物が捨てられない=物が多くあることです。
物が多いほど、片付けや掃除をするのに時間がかかります。
例えば、床に服が脱ぎ捨ててあり、床が見えないくらい散らかっている状態だと、床の掃除をする際にはまずは服の片付けから始めなければなりません。
服が少なく収納にきちんと収まっている状態であれば、床だけを掃除すればいいだけなので短時間ですみます。
物が捨てられないことが続くと、自分が今どんな物を持っているのかわからなくなってきます。
所有していることが把握できてないため、すぐに物を見つけられず、同じものを購入することも。
物を捨ててスッキリした部屋になれば、すぐに物が見つかるため、無駄な出費をせずにすむのです。
散らかった部屋、物が多い部屋はくつろげないという人も多いはず。
仕事で疲れて帰ってくると、部屋に物がいっぱいでストレスになってしまいます。
くつろぐことができないため、疲れもとれずに仕事にいくことになってしまうなど悪循環です。
物が捨てられないことで心理的にストレスになることも多いのです。
物が捨てられない状態が進行すると、部屋は最終的にはゴミ屋敷になります。
必要な物、不用品が混じってしまい、物を捨てられないことが続く負のループです。
ゴミ屋敷化すると、ペットボトルなどのゴミも増え、極めて不衛生な状態に。
カビやダニなどの健康被害につながることもあるのです。
物を捨てられないことを悪いと自分を責めるのは、精神的に良くありません。
大切な物であればたくさん持っていても問題はなく、優しい性格や物に愛着を持つ性格なだけの場合もあります。
とはいえ、物が多すぎて周囲に迷惑をかけてしまったり、心身共に悪い状態で悩んでいるなら原因を考えて断捨離にチャレンジすることをおすすめします。
物を捨てられるようになるには、段階を踏みながら少しずつ進めることが大切です。
ここでは、物を捨てることに気持ちを向けつつ、断捨離を行うまでの5ステップを解説していきます。
物が捨てられないのは「捨てないことが捨てるよりメリットがある状態」だからです。
そのため、捨てないことで失うものを認識することが重要になります。
まずは自分に取って悪い影響を、紙に書き出していきましょう。
たとえば
などです。
この作業を行うことで「物を捨てたほうが得をする」と認識できるようになります。
また、損失を考える一方で「捨てると得られること」も考えてみると良いでしょう。
物を捨てる時に大切なのは「ルール作り」です。
なぜなら、作業前に明確なルールを作っておくと迷わずに捨てられるからです。
たとえば
などです。
ルールを作ると捨てる判断基準ができるので「捨てて良い物を処分し、捨ててはいけない物を残す」ことができます。
これまで物を捨てられなかった人は、捨てることに高いハードルを感じるものです。
そのため、まずは「一つ捨てられた成功体験」が重要。
一度捨てることに成功すると、次々と捨てられるようになります。
物を捨てることに抵抗が少なくなってきたら、少しずつ断捨離にチャレンジして捨てることに慣れていきます。
漠然と始めるよりも「まずは10分間の間に5個捨てる」など時間制限と目標を決めて進めるとチャレンジしやすいです。
普通に捨てられるようになったら、一気に断捨離を進めて部屋をキレイにしていきましょう。
断捨離をして部屋がスッキリしてきたら、物を収納していたタンスや棚も処分していきます。
なぜなら、収納があると物を埋めたくなる心理が働き、つい買い物をしてしまうからです。
もし収納が欲しくなっても、収納を使わずに整理できないか工夫してみてください。
また、元の状態に戻らないように、初めに決めたルールを守ることも大切です。
ルールを書いたメモは、見える位置に貼るなどして残しておきましょう。
断捨離のときに迷うのが「捨てる物の選定」です。
中にはすべてを捨てる全捨離を行う人もいますが、後悔する可能性が高いのでおすすめできません。
ここで紹介する「捨てないほうが良いもの」「捨てたほうが良いもの」を参考に、断捨離を進めていきましょう。
捨てないほうが良いものは、主に現物が必要な貴重品や価値のある物、必ず使う消耗品などです。
以下の表を参考に、捨てない物を選んでいきましょう。
捨てないほうが良い物 | 理由 |
---|---|
重要書類(契約書や年金証書、保険証券など) | 捨てると無駄な手間が発生する |
消耗品(トイレットペーパーや洗剤など) | 必ず使う物は処分するともったいない |
売れる物 | 買取りに出すと現金化できる |
限定品 | 二度と手に入らないものは後悔しやすい |
生活に必要な物(掃除機や扇風機など) | 処分すると生活の質が落ちるものはとっておく |
共有物 | 家族の物を勝手に捨てるとトラブルになる |
捨てたほうが良い物は、使わない物やデータ化できる物が中心です。
以下の表を参考にしてみてください。
捨てたほうが良い物 | 理由 |
---|---|
着ていない衣類 | 1年間着ていない衣類や複数ある物は必要ない |
本や雑誌 | かさばるので電子書籍への移行を検討したほうが良い |
CD・カセット、ビデオテープ | デジタル化して処分するとスペースができる |
手紙や年賀状 | 大切な物だけデータ化して処分したほうが良い |
使っていない食器 | 使っていない物は必要ない
使わず新品の貰い物は買取りに出すと必要な人の手に渡る |
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物を捨てられない心理や性格の人には、部屋があっという間に片付けられる「片付け代行業者」がおすすめです。
片付け代行業者を使うメリットを見ていきましょう。
優柔不断でももったいないという心理状況でも、片付け代行業者を利用すれば、迷いなく積極的に物を捨てられるのが大きなメリットです。
片付け代行業者のスタッフは物の分別のプロですから、捨てない方がいい物や捨てた方がいい物も熟知しています。
不要、必要、保留といった、部屋の片付けの知識が豊富なので、お任せすれば、迷いなく物が捨てられます。
一人で部屋の片付けをするとなると、一日中かかっても終わらないこともあります。
それは、もったいない心理や物に固執する性格であることが原因です。
物を分別している途中で思い出にひたって時間だけが過ぎていくことも多いもの。
しかし、片付け代行業者に依頼すれば、短時間でテキパキと部屋を片付けてくれます。
部屋の片付けは分別だけではありません。
必要な物と不要な物が分けられた後には、掃除や不用品処分が必要です。
片付け代行業者の中には、ハウスクリーニングや不用品回収を同時に依頼できる業者も多くあります。
ワンストップで片付け作業を依頼できることで「この際だから捨ててしまおう」と物を捨てる心理にチェンジしやすいです。
大量の不用品を「一気」に処分できることも魅力です。
たしかに片付け代行業者を使うときには、それなりの費用がかかります。
しかしだからこそ、物を一気に捨てたいという心理になりやすいのがメリット。
少しずつ不用品処分をするよりも、一気に捨てる方が抵抗が少ないでしょう。
時間の経過とともに「やっぱりこれはとっておこう」「まだ使えるのかもしれない」と物を捨てることを断念してしまうことも少なくありません。
分別の直後にそのまま時間を空けずに断捨離できる片付け代行業者は強い味方になります。
時間を空けずにスピーディーに物を処分してくれるので、踏ん切りがつきやすいのです。
物を捨てることに抵抗がある人こそ片付け代行業者に依頼するのがおすすめです。
なかでも「粗大ゴミ回収隊」なら、物を捨てられない心理状態でも電話1本、メール1本だけでOK!
面倒な分別も運び出しもすべての作業をスタッフにお任せできます。
1K程度の部屋の片付けにおすすめのSパックは9,800円からとリーズナブルな価格なのも魅力。
部屋の片付け、ハウスクリーニング、不用品回収も同時に依頼可能です。
物を捨てられない心理から物を捨てられる心理に!
まずは「粗大ゴミ回収隊」にご相談ください。
物を捨てられない心理の人の特徴はありますか?
物を捨てられる心理になるにはどうすればいいですか?
物を捨てられない心理の人に片付け代行業者がおすすめなのはなぜですか?
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