ゴミ屋敷化させたマンション入居者への対応手順!残置物処分の流れ

ゴミ屋敷化させたマンション入居者への対応手順!残置物処分の流れ

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この記事では、マンションをゴミ屋敷化させた入居者への対応手順をまとめています。マンションの管理者側にとって、入居者が部屋をゴミ屋敷化させることには多くのデメリットがあります。

不動産の評価額や他の住人の評判を下げないためにも、ゴミ屋敷は早急に対処しなければなりません。住人に対する対応手順やNGな対応、残置物の対応やかかる費用を幅広く解説するため、マンションのゴミ屋敷にお困りの方は参考にしてください。

ゴミ屋敷化させたマンション入居者への対応手順

ゴミ屋敷化させたマンション入居者への対応手順

マンションをゴミ屋敷化させた入居者への対応手順を紹介します。マンションで作られたゴミ屋敷は戸建て住宅と違い、近隣の住民に対しての被害が大きく、放置しているとさまざまなデメリットがあります。

部屋をゴミ屋敷化させた本人に解消の意思がない場合、管理者側にとっても決して無視できるものではありません。

近隣住民のクレームなどによりゴミ屋敷の存在を把握した場合には、快適な住まいを保証するためにも迅速な対応が求められます。

対応を進める際は、以下の手順で適切かつスムーズにゴミ屋敷解消へ動き出しましょう。

1.ゴミ屋敷の状態を正確に把握する

まずは、ゴミ屋敷の状態を正確に把握しましょう。緊急性があるのか、周辺の部屋にすでに被害が及んでいるのかなど、状態を把握することで以降の対処を的確に進められます。

ゴミ屋敷の状態は、以下のように分類されるゴミ屋敷レベルを参考に把握してください。

ゴミ屋敷レベル ゴミ屋敷の状態
レベル1 ゴミが床に散乱している
レベル2 床がゴミで埋もれている
レベル3 悪臭・害虫が発生している
レベル4 膝や腰あたりまでゴミが積みがっている
レベル5 家の外までゴミが溢れている

マンションにおいては、レベル3以上に相当するゴミ屋敷は近隣住民にもひどく被害が及ぶ状況のため、緊急性があるものとして対処を進めましょう。

2.入居者に注意する

ゴミ屋敷の状態を正確に把握した後、緊急性を要する状況であれば入居者に注意をします。もっとも穏便かつ手間をかけずに済む方法は、入居者が自発的に解決する方法です。

注意で動いてくれるならばそれが最善のため、直接部屋へ出向いて口頭、または電話等でゴミ屋敷清掃の要望を伝えましょう。

3.連帯保証人に連絡する

注意をしても聞き入れてもらえない、連絡しても繋がらない等の場合は、入居者の連帯保証人に連絡します。

連帯保証人はマンションの借主に問題がある際、連帯責任を負う立場であるため、ゴミ屋敷の放置や家賃滞納といった問題が起きた際は借主の代わりに対処しなければなりません。

入居者へ対処を促してもらう、入居者がそれでも動かない場合は連帯保証人に動いてもらうなど対処を進めていきます。

4.内容証明郵便を送る

入居者や連帯保証人の対応が一向に見られない場合、管理者側がゴミ屋敷解決に向けて動き出す必要があります。

そのために、マンションの管理者側は内容証明郵便で賃貸借契約解除に関する書面を送りましょう

内容証明郵便として送ることでいつ誰から誰宛に送られた文書であるか明確となり、今後訴訟に発展する場合の証拠にもなります。

入居者がマンションに住み続けたければ、この内容証明郵便が送られてくる段階までに対処しなければなりません。

5.行政に相談する

賃貸借契約解除に関する書面を郵送しても入居者側で行動が見られない場合には、保健所などの行政機関へ相談しましょう。

行政機関を巻き込んで対処に動いていることが入居者に伝わると、入居者側もその後の訴訟等を警戒して動き出すかもしれません。

ゴミ屋敷を速やかに解決したいこちら側の姿勢を強く見せるためにも、然るべき機関への相談が重要です。

6.明け渡し訴訟をする

ここまでの手順を経ても入居者側に退去の意思が見られなければ、明け渡し訴訟を行います。明け渡し訴訟は貸主側が訴訟を起こして、入居者を強制的に退去させる手続きです。

特別な理由がない限り入居者の強制退去は難しいとされていますが、ゴミ屋敷による近隣住民の生活に甚大な被害が出ている、火災などの災害リスクが非常に高まっているような場合は認められます。

訴訟が終われば催告書が入居者へ通達されますが、これでも無視するようであれば強制退去が執行されて、一連の対応は完了です。

ゴミ屋敷のマンションでのNG対応

ゴミ屋敷のマンションでのNG対応

ゴミ屋敷化したマンションの部屋において、入居者に取るべきでないNG対応がいくつかあります。ゴミ屋敷を速やかに片付けてもらいたくても、法律を破ってまでの行使はさすがに認められません。

以下の対応は管理者側にとって不利益を被る結果にもなるため、注意しておきましょう。

部屋のドアに貼り紙をする

ゴミ屋敷化した住人への注意は口頭や文面で行なってよいですが、部屋の玄関ドアに貼り紙をするのはNGです。

住人に対して警告の効果はあるものの、ドアへの貼り紙によって周囲の住民にもゴミ屋敷であることが知られます。

まだ周囲の部屋に迷惑が及んでいない状態でも、貼り紙によってゴミ屋敷の事実が知れ渡ることになり、反対に入居者から名誉毀損で訴えられる恐れもあります。

同じマンションの住人であっても、第三者にまで情報が知れ渡る注意方法は控えましょう。

自分だけで強制退去させようとする

管理者側が、自分だけで入居者を強制退去させようと動くのは控えましょう。法律に則らず、自らの手で解決に向けて動き出す行為は民法上の「自力救済禁止の原則」に該当します。

玄関ドアの鍵を勝手に変えたり、電気や水道を止めて退去を余儀なくさせる行為は、プライバシーの侵害とみなされる恐れがあるのです。

勝手に部屋に入ってゴミを処分する

勝手に部屋に入ってゴミを処分する行為は、当然ながら住居侵入罪や窃盗罪の罪の問われるためNGです。

ゴミを自分たちで片付けたくなる気持ちは抑えて、正しい手順で対応を進めた上で部屋の改善に乗り出しましょう。

マンション入居者が放置して退去した際のゴミ屋敷への対応

マンション入居者が放置して退去した際のゴミ屋敷への対応

入居者が部屋を片付けずゴミ屋敷のまま退去した場合、管理者側が動かなければなりません。しかし、残置物を無断で処分すると、民法上の所有権侵害にあたり罰せられる恐れがあります。

退去後のゴミ屋敷対応は、以下の点に注意して進めてください。

契約書に記載があれば処分できる

賃貸借契約書に退去後の残置物の取り扱いに関して明確な記載があれば、部屋にあるものはすべてゴミとして問題なく処分可能です。

管理者側はこのような事態に備えて、契約書に残置物の取り扱いに関しては明記しておきましょう。

入居者や連帯保証人に連絡し承諾をとる

契約書に記載がなくても、入居者や連帯保証人に連絡して承諾を取れば、残置物を処分できます。

基本的に確認先は入居者本人ですが、連絡が付かなければ連帯保証人に状況を説明の上承諾を得ましょう。

訴訟して強制執行で撤去する

残置物の取り扱いに関して入居者・連帯保証人から一向に回答を得られない場合には、明け渡し訴訟による強制執行で撤去する方法もあります。

明け渡し訴訟で強制退去が認められれば、合法的に残置物を処分可能です。

マンションでのゴミ屋敷片付け・残置物撤去費用

マンションでのゴミ屋敷片付け・残置物撤去費用

マンションのゴミ屋敷片付けと、残置物撤去を業者に依頼する際の費用相場をそれぞれ紹介します。

間取りごとのゴミ屋敷片付け費用の相場

ゴミ屋敷片付けは、基本的に業者の作業時間で費用は変動します。作業時間に大きく影響するのが、部屋の間取りです。

間取りが広いほど費用が高くなる点を把握しておきましょう。

以下は、東京近郊でゴミ屋敷片付けを実施する業者の間取りごとの費用相場をまとめた表です。

床からの積載量が50cm未満の場合

部屋の間取り 部屋の間取り
1R/1K 32,000円~100,000円
1DK/1LDK 55,000円~150,000円
2DK/2LDK 82,000円~250,000円
3DK/3LDK 110,000円~350,000円
4LDK〜 140,000円~

床からの積載量が100㎝未満の場合

部屋の間取り 料金相場
1R/1K 75,000円~170,000円
1DK/1LDK 115,000円~280,000円
2DK/2LDK 150,000円~450,000円
3DK/3LDK 250,000円~600,000円
4LDK〜 450,000円~

床からの積載量が150㎝未満

部屋の間取り 料金相場
1R/1K 160,000円~
1DK/1LDK 250,000円~
2DK/2LDK 350,000円~
3DK/3LDK 500,000円~
4LDK〜 600,000円~

このように、床からのゴミの積載量にも応じて依頼費用も高くなるため、該当する部屋の間取りに対応した費用相場は把握しておきましょう。

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残置物撤去費用の相場

ゴミも含めた残置物撤去は、ゴミ屋敷だとその量が膨大です。この場合、不用品回収業者が提供するパックプランを利用することで、大量の不用品をお得な費用で処分してもらえます。

参考までに、東京近郊で活動する不用品回収業者のパックプラン費用相場は以下表の通りです。

パックプラン名(利用トラック目安) 料金相場
Sパック(軽トラック) 25,000円~40,000円
Mパック(1.5tトラック) 45,000円~60,000円
Lパック(2tトラック) 60,000円~80,000円
LLパック(4tトラック) 80,000円~

このように、回収へ来るトラックの大きさに応じて費用の目安が変わると考えておきましょう。

大型家具・家電が大量にあると、積載するためのトラックも大きくなり費用も高額になりやすいですが、それぞれ単品で処分する場合に比べると費用は大幅に抑えられます。

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マンションのゴミ屋敷片付けは「粗大ゴミ回収隊」へ!

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マンションのゴミ屋敷片付けにお困りの方は、実績の豊富な「粗大ゴミ回収隊」が解決します。

不用品回収のプロとして、マンションの一室だけのゴミ屋敷片付けも臨機応変に対応可能です。

他の住人へ配慮しながらの作業はもちろん、人目を避けた時間帯での作業など、要望に最大限応える形で作業を進めます。

大量のゴミもパックプランでお得に処分、間取りの広いマンションでも相場に見合う適切な価格で元の綺麗な状態を取り戻します。

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ゴミ屋敷の片付けでよくある質問

    Q 粗大ゴミ回収隊ではどのようなサービスを行っているのですか?

    A.

    粗大ゴミ回収隊では、不用品回収、粗大ゴミ回収、ゴミ屋敷の片付け、遺品整理などご家庭やオフィスにあるさまざまな不用品の回収と処分を行っております。

    引越し時に不用になった家具や家電の処分を検討される方や、季節の変わり目に断捨離される方など、さまざまな方にご利用いただいています。 当社のサービスでは、各自治体の処分できない品目もあわせて処分が可能ですのでぜひ、粗大ゴミ回収隊にご相談ください。

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    Q 大体の値段を教えてください。

    A.

    回収する不用品の種類や量によって料金が異なりますが、以下が大まかな料金目安です。

    • 単品の回収:1,000円~4,000円

    例:小型家電、椅子、テーブルなど

    • 複数品の回収:4,000円~10,000円

    例:家具一式、家電セットなど

    • 大量の回収(トラック積載プラン):9,800円~

    例:引越し時の大量処分、遺品整理など
    より正確なお見積もりをご希望の場合は、お気軽にお電話またはメールでご連絡ください。詳細をお伺いし、無料でお見積もりいたします。

     

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    また、実際のお客さまの作業事例も公式サイトにてご紹介しております。

     

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    Q 追加料金等は発生しますか?

    A.

    お見積もり後の追加料金は一切発生いたしません。

     

    粗大ゴミ回収隊は、作業前に現場を確認し、どの程度の費用がかかるかを確認した後にお見積もりしております。

    そのため、お見積もり時にご提示した金額が、最終的なご請求額となりますので、ご安心ください。

    ※ただし、お問い合わせ時のお見積もり内容と実際のご不用品や作業内容が異なる場合には金額が変動することがございます。

     

    不明な点やご不安な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

     

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    Q 粗大ごみの量が少ないのですが依頼可能ですか?

    A.

    はい、もちろんです。粗大ごみの量が少なくても、回収のご依頼が可能です。

     

    粗大ゴミ回収隊では、1点からでも粗大ごみの回収を承っております。

    量に関わらず、お客さまのご都合に合わせて対応いたしますので、お気軽にご連絡ください。

     

    また、家庭で処分が難しい具体的なものとして、以下のようなものがございます。

     

    • 大型家具(ソファ、ベッド、タンスなど)
    • 家電製品(冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビなど)
    • 楽器類(ピアノ、ギター、ドラムセットなど)
    • スポーツ用品(バイク、自転車、トレーニングマシン、ゴルフクラブなど)
    • 育児用品(ベビーカー、チャイルドシート、ベビーベッドなど)
    • その他(木材、レンガ、ペンキ、灯油、アダルトグッズ)

    これらの処分にお困りの方は、ぜひ粗大ゴミ回収隊にご依頼ください。専門スタッフが迅速かつ丁寧に対応いたします。

    回収品目や量に応じて料金が異なる場合がございますので、詳しいお見積もりや回収の手順についてご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

     

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