2024年05月13日
この記事では、空調服用バッテリーの処分方法を紹介します。
ほかには、空調服やファンの処分、使用されているリチウムイオン電池の捨て方なども解説しています。
空調服を処分予定の方は、適切かつスムーズに捨てることができるので、お役立てください。
記事の目次
最初は、空調服用のバッテリーは自治体では捨てられないことについて解説します。
空調服に使用されている充電可能なバッテリーの多くは「リチウムイオン電池」が使用されています。
リチウムイオン電池は、リサイクルすることを法で定められており、自治体の燃えないゴミで出せません。
これらも自治体の燃えないゴミで出すことはできません。
他の燃えないゴミと混ぜて捨てたり、適当に捨てたりすると収集車やゴミ処理場で、火災や爆発事故の原因にもなるので注意してください。
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バッテリーは自治体で処分できませんが、空調服本体とファンは処分することができます。
空調服本体は、ポリエステルや綿でできていることが多く、自治体ごとで「不燃ゴミまたは可燃ゴミ」で処分可能です。
風を送るファンは、プラスチック製もあれば金属、プラと金属の混合の物もあります。
ファンを捨てる場合は、自治体のルールに沿って、素材ごとのゴミで処分しましょう。
次は、空調服バッテリーの処分時に注意することを紹介します。
以下に挙げる注意点に気を付けて、処分しましょう。
膨張している場合はリサイクルBOXに入れないようにしましょう。
膨張した状態で外部からの衝撃を与えてしまうと、バッテリーの中でショートする可能性があります。
発生した火花がガスに引火して、爆発してしまう恐れがあるのです。
リサイクルBOX内の他の小型家電を巻き込んで、大事故になってしまうので気を付けてください。
空調服のバッテリーをリサイクルBOXに入れて処分する場合、以下の状態を確認しておいてください。
バッテリーが膨張してても、これらの状態が確認できなければリサイクルBOXへ入れても問題ありません。
ただし、膨張が激しい場合は投入口に入らない可能性があるので、別の処分方法を検討しましょう。
細かく分解すれば、燃えないゴミなどで捨てられると思う方は少なからずいるでしょう。
しかし、空調服のバッテリーを分解するのは危険です。
バッテリーの外装は捨てられても、中のリチウムイオン電池はどのみち捨てられません。
さらに、分解の過程で中の電解液が指や肌に触れてしまうと、皮膚が炎症を起こしたり、火傷をしてしまう可能性があります。
またバッテリーの中のリチウムイオン電池は、衝撃を加えたり空気に触れたりすることで発熱・発火しやすいので注意です。
バッテリーは分解せずに、そのままの状態で処分するのがベストです。
液漏れしたバッテリーは、むやみに触らないようにしましょう。
とはいえ、漏れているのを知らずにバッテリーを持ってしまうこともあります。
手に液体がついてしまった場合は、水で良く洗い流してください。
液体が付いた状態で、目や顔を触らないように気を付けましょう。
空調服用バッテリーに使われるリチウムイオン電池は、絶縁してから捨てましょう。
充電ケーブルの接続部や出力端子が長期間露出していると、ショートして発火する可能性があります。
様々な処分方法がありますが、どの捨て方でもケーブル接続部、出力端子の部分は絶縁しておくのがベストです。
つづいて、空調服バッテリーの絶縁方法を紹介します。
空調服バッテリーは、USBケーブルを差し込む充電方法が多く、ファンとバッテリーをつなぐケーブルの差し込み口も付いています。
絶縁処理は以下の通りです。
基本的には、「ケーブルの接続部分」を絶縁テープで覆うだけで済みますが、バッテリーの種類や充電方法で絶縁の仕方は異なるので注意してください。
また、塩水につけてリチウムイオン電池を放電する方法がありますが、リサイクルに回すことができなくなる可能性があるので注意してください。
塩水につけることでリチウムが変質してしまうため、処理施設でのリサイクルが困難になるので気を付けましょう。
ここからは、空調服バッテリーの処分方法を解説します。
リチウムイオン電池を使用している充電式のバッテリーは、自治体では回収できません。
自治体以外での処分には、以下のような方法があります。
空調服バッテリーを、不用品回収業者に回収してもらうのが簡単です。
不用品回収業者では、分別や運び出しを作業員がすべて行うため、空調服を部品ごとに分ける必要はなく、そのまま処分することができます。
また、パックプランを利用すれば、他に捨てたいものも空調服と一緒に捨てることが可能。
パックプランは「一定の料金で不用品をトラックに積み込めるサービス」のことで、あらゆる不用品やゴミを一括で処分できる優れものです。
しかし、費用面ではどうしても高額になりがちですが、自治体が扱えない多くの不用品をまとめて処分できる点は非常に魅力です。
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空調服のバッテリーなどのリチウムイオン電池を使ったバッテリーは、「資源有効利用促進法」でリサイクルが義務付けられている品目です。
そのため、リサイクル回収BOXに入れるのが推奨されています。
主に設置されている場所は以下の通りです。
ただし、そのまま入れるのは危険です。
絶縁処理などを施した後にリサイクル回収BOXに入れるようにしましょう。
空調服のバッテリーに使用されている、リチウムイオン電池はリサイクルが義務付けられています。
充電式のバッテリーを扱う多くのメーカーや販売店は、「一般社団法人JBRC」に加入しており、リチウムイオン電池を使ったバッテリーを円滑にリサイクル回収できるようになっています。
ただし回収対象はバッテリーのみなので、空調服本体やファンは別の方法で処分してください。
〇回収リサイクル協力メーカー
空調服のメーカー自体が回収していることは少なく、ほとんどの場合「一般社団法人JBRC」へ案内されることが多いです。
メーカーが取り次いでくれることもあれば、自分で問い合わせる場合もあります。
まずは、所持している空調服のメーカーへ問い合わせて、回収の可否や手続きの指示を仰ぎましょう。
〇回収リサイクル協力店
家電量販店のほとんどが「一般社団法人JBRC」に加入しています。
リサイクルBOXが設置してあることも多いため、持ち込んで処分することもできます。
空調服のバッテリーの捨て方がわからない時は、事前に問い合わせるか店舗従業員に聞いてみましょう。
バッテリー含む空調服の一式を処分するなら、メルカリなどのフリマアプリに出品する方法もあります。
最大の魅力は。自分で価格設定できることにつきます。
また、空調服本体・バッテリー・ファンなどバラバラに出品することができ、需要次第では即時買い手がつくこともあるでしょう。
利益を得つつ、空調服の一式を処分することができるので一石二鳥です。
ただし、出品競争によっていつ売れるかわからない状況に陥りやすく、時間がかかる可能性があります。
個々人での取引なので、トラブルに発展しやすいのもネックといえます。
空調服バッテリーを、作業用品販売店などで買い取ってもらう方法です。
空調服一式のほか、バッテリー・ファンを個々で買い取る業者もあります。
作業用品販売店には、以下のような店舗があります。
持ち込みや郵送査定ができますが、出張査定なら買い取れなかった時のリスクが少なく済むのでおすすめ。
ただし、業者ごとで査定額が異なるので、多少の利益を望むなら買取相場のリサーチは必要です。
最後は、空調服バッテリーの異変を感じたら、早めに捨てることについて解説します。
バッテリーが、膨張や液漏れしている状態で使用し続けるのは非常に危険です。
空調服を着たまま発火すれば、全身に火が燃え広がり大変危険です。
バッテリーが膨らんで、変形している状態で使用し続けるのは非常に危険です。
落下の衝撃などで着火、ガスに引火することもあるので、使用を避け耐火容器などに入れて安全を確保しましょう。
安全が確認出来たら、衝撃を加えないように断衝材などで包み、耐火容器や缶ケースに入れた状態でリサイクル可能店舗などで処分しましょう。
空調服のバッテリーから液体が出ている状態も危険なので、早めに処分しましょう。
バッテリーから漏れ出た電解液は、揮発性が高いので引火しやすい性質を持ちます。
処分する時は、ゴム手袋を着用して火の気のない場所へ移しましょう。
バッテリーから漏れ出た電解液は、ティッシュペーパーや布などで完全に拭き取り、耐火容器や密閉できる袋(ジップロックがおすすめ)に入れて処分しましょう。
空調服のバッテリーが、異常な熱を持っている時は危険です。
バッテリーが「熱暴走」を起こしており、発火のリスクが非常に高い状態です。
変だなと感じたら、速やかに使用をやめ、耐火容器や缶ケースに入れましょう。
容器に入れた状態で沈静化を図り、バッテリーの熱が冷めたら再使用はせずに処分してください。
電池がすぐ切れたり、充電に時間がかかったりする場合は、バッテリーの劣化が進んでいる状態です。
そのまま使用しつづけると、膨張や液漏れの原因になります。
交換のタイミングと捉え、早めに処分しましょう。
空調服のバッテリー処分は「粗大ゴミ回収隊」に回収してもらいましょう!
粗大ゴミ回収隊では、リチウムイオン電池が使用されているバッテリー、充電器など幅広く回収できます。
自治体で扱えない不用品も回収でき、事業で使われた作業員用の空調服や不用品なども、まとめて処分することも可能です。
大量に不用品を処分できる粗大ゴミ回収隊のパックプランは、S~LLのパックがお得です。
パックプランには、諸経費が含まれており、単品回収に比べ費用負担が少なく済みます。
分別や運び出しも作業スタッフがすべて対応してくれるので、危険な作業をする必要がありません。
日時指定も可能なため、保管している空調服やバッテリーを即日に処分できます。
空調服のバッテリー処分なら「粗大ゴミ回収隊」にぜひご相談ください。
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