2024年07月21日
この記事では、テレビの視聴に欠かせないB-CASカードの処分方法をまとめています。
家庭にあるテレビのほとんどはB-CAS社から貸与されるカードを挿した上で視聴が可能となっています。
カードのみを処分したい、テレビとまとめて処分したいなど状況はさまざまにありますが、いずれのケースでも適切かつ安全な処分を心がけましょう。
注意点や処分タイミングについても解説するため、処分時の参考にしてください。
記事の目次
テレビ視聴用カードの処分方法を紹介します。
普段家庭でテレビを視聴できているのは、B-CAS社提供のカード「B-CASカード」が挿さっているおかげです。
このB-CASカードはテレビの購入時に同封されていますが、何らかの理由でこのカードが不要になる・もしくは処分せざるを得ないケースが出てきたらどう対処すべきなのでしょうか。
B-CASカードには個人情報も含まれているため、処分する際は細心の注意を払わなければなりません。
以下の方法から、自身にとって最適な方法を選んでカードを処分してください。
B-CASカードはテレビ購入時に同梱されるものですが、あくまで貸与される形で受け取ることになり、所有権自体はカード発行元のB-CAS社に帰属します。
自身による破棄も認められてはいますが、B-CAS社のカスタマーセンターに連絡することで不要なカードの返却が可能です。
個人情報も含まれるカードであるため、自身での処分に不安が残る方は返却を検討しましょう。
返却の旨をカスタマーセンターへ連絡すると返却用の封筒が自宅まで郵送されるため、これにカードを入れて返送してください。
B-CASカードは自身での破棄も可能で、自治体のゴミ回収に出せます。
燃えないゴミに分類されるため、各自治体のルールを守って正しく分別してください。
ただし、自身で破棄する場合にはカード裏面にある金色のICチップ部分をハサミで切ってから処分しなければなりません。
ICチップにはカード毎の固有ID番号や暗号鍵、有料放送の契約などの情報が入っているため、これらの情報漏洩を防ぐためにも適切に処置してから手放しましょう。
不要になったテレビ本体をリサイクルショップに持ち込む場合、B-CASカードを挿したままの状態での引き取りも可能です。
B-CASカードは本来売買が禁止されていますが、ここでのB-CASカードはあくまで譲渡の扱いとなり、カード単体での売却にはあたりません。
B-CASカードを譲渡する際は、事前に使用者変更の手続きを行わなければならない点は必ず覚えておいてください。
B-CAS社のカスタマーセンターに連絡することで、使用者変更の手続き方法について説明を受けられます。
使用者変更の手続きが面倒に感じるのであれば、リサイクルショップでの売却は考えずに他の手段を選びましょう。
テレビもカードも両方廃棄したい場合には、まとめて不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。
不用品回収業者はリサイクル家電の回収にも対応しているため、テレビ本体をそのまま処分できます。
テレビだけの処分はもちろん、いくつかある不用品をまとめて回収できる定額のパックプランを提供する業者もあるため、大掃除や引越しにともなう部屋の片付けが必要な場合などは便利に活用できます。
B-CASカードも廃棄であれば、使用者変更の手続きは必要ありません。
現場まで不用品を回収しに来てくれるため、運搬の労力もかからない点が大きなメリットです。
業者側が実施してくれるケースもありますが、カード裏面のICチップはあらかじめ自分で切っておきましょう。
B-CASカードを処分する際の注意点をいくつか紹介します。
B-CASカードはテレホンカード程度の大きさしかありませんが、何も考えずに手放すと後々面倒事が起こったり、法で罰せられる事態にも発展しかねません。
以下の点には十分に気をつけて処分を進めてください。
B-CASカードは使用者変更の手続きを行うことで譲渡は認められていますが、売却については認められていません。
稀にフリマアプリやオークションサイトでB-CASカードが出品されている事例もありますが、これらはB-CAS社の所有権侵害にあたる厳罰行為です。
B-CASカードを処分する場合は、売却以外の方法で適切な手順を踏んで手放してください。
有料放送を契約している方は、B-CASカードの処分時に必ず解約手続きを実施してください。
NHKやWOWOWなどの有料放送は受信契約を結ぶと、B-CASカード固有のID番号と契約情報が紐づけられて、そのカードを挿したテレビで有料放送が視聴できる仕組みとなっています。
そのため、解約手続きを行わないままカードを処分してしまうと、処分後も契約費用がかかり続けてしまうのです。
各サービスに問い合わせるとカードの処分後でも契約解除はできますが、気づくのが遅れて無駄に費用を払い続ける期間が生まれるかもしれません。
契約したままの有料放送がないか、事前に確認した上で処分を進めてください。
新しいカードでテレビを視聴する場合は、契約変更の手続きを行って古いカードから契約情報を消しておきましょう。
新しいテレビを購入すると、それに対応したB-CASカードも付属してきますが、古いカードを使い回してテレビを視聴することも可能です。
ただし、古いカードの使い回しは放送が受信できなくなる不具合も起こりうるため推奨はされていません。
少々手間には感じますが、有料放送を契約しているB-CASカードの場合でも、契約変更手続きを行って新しいB-CASカードに契約情報を登録することが安全な視聴のためにも重要です。
基本的に、テレビ1台につき専用のB-CASカードは1枚という認識を持っていてください。
誤ってカードを破棄した場合、B-CAS社に問い合わせることで再発行は可能です。
ただし、紛失が自身の過失にある場合は有償での再発行となり、2,310円(税込)の費用がかかるため注意しましょう。
普段通り利用していた中での故障等は無償交換となるため、無駄な出費をしないためにもカードの取り扱いには気をつけてください。
カードの処分時は、裏面にある金色のICチップ部分をハサミで切っておきましょう。
このICチップにはカード固有のID番号や有料放送の契約情報など、個人情報が多数登録されています。
万が一の情報漏洩を防ぐためにも、必ず対策の上処分してください。
テレビ本体とまとめて処分できるB-CASカードですが、テレビ本体はリサイクル家電に該当するため、適切な方法で処分しましょう。
カードが燃えないゴミに分類されるからといって、テレビ本体まで燃えないゴミとして処分しようとするのは不法投棄にあたるため注意してください。
テレビを含むリサイクル家電は、家電量販店に持ち込む、不用品回収業者に依頼するなどの方法で適切に処分してください。
不用品回収業者に依頼する場合は業者選びも重要となるため、以下の記事を参考に、後悔しない業者選びを進めてください。
テレビ視聴には欠かせないB-CASカードですが、処分する時はどのようなタイミングが適切なのでしょうか。
状況に応じても異なりますが、以下のタイミングを参考に処分を検討してみてください。
今あるテレビを処分する時は、基本的に付属のB-CASカードも不要になります。
新しいテレビを購入すればカードは付属してくるため、テレビ本体を手放すタイミングでまとめて処分しても問題はありません。
2018年以降に発売されたテレビの中には「ACASチップ」が内蔵されており、B-CASカードが不要なタイプもあります。
このような機種に買い替える場合もB-CASカードは処分タイミングとして適切です。
テレビ本体の処分方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
B-CASカードが故障すると、テレビを視聴できません。
テレビにセットしたままでも、ほこり等の付着で接触不良を起こしたり、何らかのトラブルで故障するケースは考えられます。
もしテレビを視聴できない原因がB-CASカードにあると思われる場合、現在のカードは処分して新しい物を再発行してもらいましょう。
再発行は自身に過失がない場合は無料、過失がある場合は有償で2,310円(税込)の費用がかかります。
カードの処分にお困りなら、テレビ本体とまとめて回収可能な「粗大ゴミ回収隊」が伺います。
粗大ゴミをはじめとする不用品回収の実績が豊富で、テレビのようなリサイクル家電もそのまま回収可能です。
テレビ本体はもちろん、燃えないゴミに該当するB-CASカードも、個人情報となるICチップ部分を適切に対処した上で処分するためご安心ください。
テレビ以外の不用品もまとめて処分できるお得なパックプランは、お客様の状況や予算に応じて4つの中から柔軟にお選びいただけます。
対応エリアには最短25分で現場まで駆けつけて、迅速かつ丁寧に運び出しを実施します。
当日の状況次第では即日対応も可能なため、お気軽にご連絡ください。
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