2024年09月16日
この記事では、正月飾りや縁起物として知られる羽子板の処分方法をまとめています。女の子の初正月や家族の健康を祈り飾られる羽子板は、どう処分するのが適切か悩ましい方もいるのではないでしょうか。
神社供養をはじめいくつかの方法で処分できるため、状況に応じて最適な方法を選択してください。
処分時の注意点や費用相場も紹介するため、羽子板の処分を検討中の方は記事を参考に作業を進めてください。
羽子板の処分方法を6つ紹介します。縁起物とされる羽子板は処分が難しいイメージはあるものの、実はさまざまな方法で処分可能です。
状況にも応じて最適な処分方法を選択してください。
縁起物である羽子板は、どんど焼きに持ち込むことにより縁起よい形で処分可能です。
小正月とされる1月15日に全国の神社で開催される伝統行事で、正月飾りや縁起物を持ち込んで焚き上げて、五穀豊穣や無病息災などを祈ります。
多くの神社では、どんど焼きのタイミングで品目を持ち込めば無料で対応してもらえます。ただし、品目によって費用が発生したり、どんど焼きを実施していない神社もあるため要注意です。
近場にある神社を利用する際は、事前に問い合わせておきましょう。
神社によっては通年で人形供養を実施している所があります。羽子板はこの人形供養で対応するケースも多く、神社へ持ち込む事で適切に処分してもらえます。
どんど焼きのタイミングで神社に持ち込めなかった羽子板については、この人形供養で供養しましょう。
人形供養を実施しているか、また羽子板は対象であるかを事前の問い合わせで確認のうえ、受付時間を守って処分を進めてください。
どこかへ持ち出す余裕がなければ、自治体の一般ゴミ・粗大ゴミとして出すのも問題はありません。
ゴミ袋に収まる大きさであれば燃えるゴミ・燃えないゴミで素材を分別して処分、大きなサイズのものは粗大ゴミとして各自治体の手続きを進めて処分してください。
ゴミとして処分する際は、羽子板の汚れを綺麗にする、塩を振って清めて白い布に包むなど出来る限りの供養をしておきましょう。
お守りとしての意味合いで家庭に飾られる羽子板ですが、最近では不要になったものを老人ホームなどの福祉施設、その他海外の団体に寄付する活動も注目されています。
羽子板をゴミとして処分することに抵抗がある方は、寄付という選択肢をとるのもよいでしょう。
施設や団体への寄付は基本的に持ち込み・配送のコストが自分たちに発生するため、把握したうえで最適な寄付先を選定してください。
詳しくは、地域の福祉施設や団体の公式サイト等から問い合わせてみましょう。
状態のよい羽子板であれば、リサイクルショップや専門業者に買い取ってもらうのもおすすめです。
リサイクルショップの場合は羽子板以外の不用品もまとめて買い取ってもらえて、即日に現金化できます。
専門業者に依頼すると、適切な評価のもと適正価格で買い取ってもらえるのが特徴です。出張買取に対応する店舗・業者もあるため、状況にも応じて選びましょう。
労力をかけず手軽に処分したければ、不用品回収業者への依頼もおすすめです。
羽子板をはじめあらゆる品目を回収可能で、連絡を入れると迅速に現場へと駆けつけてくれるスピード感が特徴です。
業者によっては24時間対応のため、タイミングを問わず柔軟に羽子板を回収してもらえます。
羽子板単品はもちろん、付属するガラスケースやその他縁起物もまとめてお得に処分できるため、大量の不用品を抱えている方にも向いています。
不用品回収業者は数多く存在するため、依頼時は正しくサービスを運営している優良業者を探して後悔のない取引にしましょう。
おすすめの優良業者については、こちらの記事でも紹介しています。
紹介した羽子板の処分方法ごとの費用相場は、以下表の通りです。
処分方法 | 費用相場 |
---|---|
どんど焼きに出す |
無料~3,000円 |
神社でのお焚き上げ |
無料~2,000円 |
自治体にゴミとして出す |
無料~2,000円 |
施設や団体への寄付 |
無料~4,000円 |
リサイクルショップや専門業者の買取 |
無料 |
不用品回収業者へ依頼 |
1,000円~2,000円 |
どんど焼きや神社でのお焚き上げは無料のケースもありますが、場所によっては費用もかかる点には注意です。
寄付や買取は自身で持ち込みや配送する手間もかかるため、なるべく労力をかけたくない方は不用品回収業者への依頼をおすすめします。
参考までに、東京近郊で活動する不用品回収業者のパックプラン相場は以下の通りです。
パックプラン名(利用トラック目安) | 料金相場 |
---|---|
Sパック(軽トラック) | 25,000円~40,000円 |
Mパック(1.5tトラック) | 45,000円~60,000円 |
Lパック(2tトラック) | 60,000円~80,000円 |
LLパック(4tトラック) | 80,000円~ |
トラックの大きさに応じて相場も変わるため、処分したいゴミの量に応じてある程度の予算を組んでおくとよいでしょう。
羽子板を含む他の正月飾りや縁起物をまとめて処分したい、引越しや大掃除のタイミングなどにパックプランの利用はおすすめです。
羽子板処分時に覚えておくべき注意点を、いくつか紹介します。羽子板はさまざまな方法で処分できますが、いずれの方法を選ぶ場合でも縁起物として適切な処分が求められます。
安全かつ縁起のよい形で手放すためにも、以下の点を心がけておいてください。
羽子板を自治体の一般ゴミとして処分する場合は、羽子板の素材ごとに燃えるゴミ・燃えないゴミを正しく分別してください。
基本的に羽子板は木材のため燃えるゴミで処分しますが、人形が付いているものは髪飾りや固定具に金属部品が使われているケースもあります。
金属部品は燃えないゴミに該当するため、誤って燃えるゴミとして捨てないようにしましょう。処分方法を誤るとゴミ袋を回収してもらえない、場合によっては不法投棄に見なされるので要注意です。
飾るためのガラスケースが付いている羽子板については、ガラスケースの取り扱いをよく確認してください。
神社や施設への寄付、業者買取などさまざまな方法で処分できますが、ガラスケースについては引き取り対象外の場合もあります。
無駄な労力をかけて持ち込むことにならないためにも、事前の問い合わせが重要です。
ガラスケースを自治体で処分する際は不燃ゴミ、大きいサイズであれば粗大ゴミとして処分するか細かく割って不燃ゴミで対処しましょう。
羽子板を神社に持ち込む際は、お焚き上げや供養に対応しているか事前の確認が大切です。
引き取りに応じていない神社に持ち込んで対応してもらえなかったという結果にならないよう注意が必要です。
神社によってはどんど焼きのみ、もしくは人形供養でのみ羽子板の処分を受け付けているケースもあるため、持ち込み予定の神社の対応を確認してみましょう。
正月飾りや女の子の初正月など、飾る機会がいくつかある羽子板ですが、片付ける・処分するタイミングはいつが適切なのでしょうか。
片付けの段階でそのまま処分しようと考えている方は、以下のタイミングを参考にしてください。
正月に飾る羽子板であれば、他の正月飾りの片付けタイミングと同じように1月15日の小正月を目処に片付けるとよいでしょう。
この小正月は、正月の事始めから神様が帰るまでの「松の内」の期間が終わる時期を指しますが、厳密には地域によっても異なります。
関西地方は1月15日ですが、関東〜東北や九州地方では1月7日と定めている地域もあるため、住んでいる地域に合わせて処分を進めてください。
女の子の初正月のお祝いに贈られる羽子板は正月に飾られるのが一般的で、前述の通り小正月を終えたら片付けられます。
この時羽子板は初年限定としてではなく、毎年正月飾りとして家に飾り続けて、子どもが成人したら処分を考える家庭も多いです。
子どもの成人に合わせて、羽子板や昔使っていた品目をまとめて処分するとよいでしょう。
不用品をまとめて処分する場合には、不用品回収業者のパックプランを利用するのがおすすめです。
正月飾りとして広く知られている羽子板ですが、基本的には一年中飾っておいても問題はありません。
子どもを守る役割はもちろん、魔除けの品目としても効果があるとされており、一年中飾る家庭も多いです。
長い間飾り続けて劣化が見られる、新しい羽子板に交換予定といった場合には、1月15日の小正月を目安に片付けた後、処分へ進むとよいでしょう。
あくまで目安のため、片付けや処分のタイミングはいつになっても構いません。処分する際は、本人たちが気持ちよく思える適切な方法をとってください。
羽子板をどう処分すべき悩んでいる方は「粗大ゴミ回収隊」にご相談ください。大きなサイズの羽子板も処分可能、大切に飾られていた羽子板もスタッフが丁寧に回収へと伺います。
羽子板単品だけでなく、その他正月飾りや縁起物もまとめてお得に処分できるパックプランを提供中です。
不用品の量や予算に応じて、負担を最小限に抑えられるプランを提案します。安い費用で処分をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
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