2024年07月22日
この記事では、不用品回収業者は持ち込みであれば無料で回収できるのかについて解説します。
結論としては、基本的に無料で不用品回収をすることはほぼできないと言えます。
ポストに無料回収のチラシが入っている理由や、無料の不用品回収業者のからくりについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
また、無料の不用品回収にはトラブルも起こっているので、トラブル事例とその対策なども含めて、適切な不用品の処分方法についても紹介します。
記事の目次
不用品回収業者は、回収した不用品を処分するための人件費や運搬費、施設の維持費など処分に関してコストがかかります。
また、リサイクルやリセールできる品目であっても、その価値が低い場合もあります。
こういった背景から、処分に費用・コストがかかってしまう場合には、不用品回収業者は持ち込みでも無料で回収するのは難しいというのが大きなポイントです。
不用品回収業者が無料回収を行ってくれる場合は以下に該当するかを判断基準にするとよいでしょう。
回収業者のいずれの場合でも、無料で回収するためには一定の条件があるという点は押さえておきましょう。
ポストに無料回収のチラシが入っていた理由は、主に以下の3つが考えられます。
不用品回収業者にとって、テレビCMやネット広告と同じように、チラシを配布して、地域住民に存在を知ってもらうための有効な手段です。
業者によっては、回収した不用品を転売したり、リサイクルしたりすることで利益を得ているような業者は、チラシを通じて不用品回収の依頼を集め、業務拡大につなげているのです。
一方で、悪質な業者も存在します。
高額な料金を請求したり、郵便受けをあまり見ない家庭かどうかを探るために、チラシを配布する業者もいます。
チラシに記載されている業者を利用するかどうか検討する際には以下の注意点を押さえた上で判断してください。
不用品を持ち込んで無料で処分できる方法はいくつかありますが、リサイクルショップとフリマサイトは、特に近年多くの人が利用している方法です。
リサイクルショップでは店舗に持ち込むだけで、大型家具や家電も処分可能で、状態の良いものや需要の高いものは、買い取ってもらえる場合があります。
ただし、無料処分対象となる品目は限られており、状態が悪いものや需要のないものは処分費用がかかる場合があります。
フリマサイトであれば、全国の人と取引できるため、いらないと思っているニッチな品物でも売れる可能性があります。
しかし、購入者が見つかるまで時間がかかったり、商品を梱包して発送したりといったデメリットがあるため、すぐに処分したい場合は不向きです。
家具家電量販店の中には、古い家電製品を買い替える際に、新しい製品を購入した店舗で古い製品を引き取ってもらうというサービスがあります。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの大型家電も無料で引き取ってもらえる場合がありますが、リサイクル料金が必要となる場合もあるので、事前に確認が必要です。
ただし、すべての不用品を引き取ってもらえるわけではなく、対象の品目だけの回収となるので、不用品が他にもあるという方には向かないでしょう。
自治体によっては、粗大ゴミや家電リサイクル法対象品を無料で持ち込めるゴミ処理施設を設置しています。
持ち込める品目は、粗大ゴミや家電リサイクル法対象品に限られていることが多く、すべての不用品を引き取ってもらえるわけではないという点は注意しましょう。
自治体によって対応が異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
以下のような品目は、処分できないことが多いため、専門の業者に依頼するといった方法しかありません。
ゴミの種類 | 例 |
---|---|
産業廃棄物 | 事業活動から排出されるゴミ |
建築廃棄物 | 建築工事から排出されるゴミ |
危険物 | 爆発物、引火性物質、毒劇物など |
汚染物 | 汚染された土壌、アスベストなど |
放射性物質 | 放射線を放出する物質 |
無料で不用品回収をうたっている業者に依頼して、トラブルに巻き込まれたというケースが、実際にあります。
こちらでは、そのトラブル事例を対処法も含めて紹介していきます。
業者からの説明を受けて、依頼者は不用品を無料で処分できると勘違いしてしまって依頼すると、実際には高額な料金を請求されたというトラブルがあります。
例えば、不用品回収業者のチラシを見て電話で不用品の内容を伝え、見積もりをもらったところ、無料回収になると言われたが、回収後に高額な料金を請求されるという事例です。
不用品回収業者を利用する際は、信頼できる業者の中から、必ず複数社の見積もりを取り、比較し納得してから依頼するようにしましょう。
以下の記事では、信頼できるおすすめの不用品回収業者をランキング形式で10社紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
料金について説明がなかった上に、回収後に高額な料金を請求されたため、支払いを拒否したところ、荷物を持ち去られるなどの脅迫を受けたといったトラブルがあります。
実際に持ち去られた場合には、窃盗といったの犯罪のため、すぐに110番で警察に通報しましょう。
緊急ではない場合には、警察相談専用電話「#9110」番も利用できます。
電話に繋がったら現在の状況や持ち去った業者に特徴などを説明して指示に従うようにしてください。
説明されていた費用は無料ではあるものの、説明になかった項目について費用が発生するということもあります。
例えば、不用品の内容を伝え、無料回収になると言われ、回収後に「運搬費」や「人件費」「処理費」として高額な料金を請求されるといった事例が挙げられます。
すでに依頼してしまい請求されているという場合には、国民生活センター118番に電話し、相談するとよいでしょう。
聞いていた話と違う場合には、支払いの必要はありませんが、危害の恐れがある場合には、支払ってから110番で警察に通報しましょう。
不用品回収業者に依頼して不用品を回収してもらったところ、後日、回収した不用品が不法投棄されているのを発見されるというケースがあります。
これは、回収した不用品の中から、お金に替えられるものだけを選別して、あとは山奥などに不法投棄するという手口が考えられます。
不法投棄により、プライバシーの観点から被害を受けることもあるので注意しましょう。
以下の記事では、おすすめの優良不用品回収業者をランキング形式で10社紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
優良な不用品回収業者を選ぶための、いくつかのチェックポイントについて紹介し、解説していきます。
不用品回収業者を選ぶ際は、行政からの許可を得ているかどうかを必ず確認しましょう。
許可を確認する方法としては、業者のホームページやパンフレット、見積書などで確認できます。
また、許可証の番号や有効期限も併せて確認しておきましょう。
不用品回収業者を選ぶ際は、料金が明確化されているかどうかを必ず確認しましょう。料金体系が明確な業者は、トラブルが少ない傾向があります。
見積もりには、以下のような料金体系が全て含まれていることを確認し、必ず複数の業者から見積もりを取り、料金を比較してください。
料金体系の確認ポイント | 料金内容 |
---|---|
基本料金 | 基本料金にスタッフの人件費や車両費が含まれる |
品目別料金 | 1点あたりの料金や種類別(家具、家電など)の料金設定あり |
オプション料金 | 階段料金・夜間料金・大型料金など ※サービス内容によって追加料金が発生することがある |
諸費用 | 収集運搬費・処理費・リサイクル料金など ※業者が独自に設定する費用が発生することもある |
見積もり内容に不明点は必ず質問し、口頭での説明だけでなく、書面で提示してもらうようにしましょう。
曖昧な表現や、後から追加料金が発生するような表現には注意が必要です。
以下の記事では、優良でありながら相場より安い粗大ゴミ・不用品回収業者をランキング形式で10社紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
不用品回収業者を選ぶ際は、評判や口コミを参考にするのも有効な手段です。過去の利用者の体験談から、業者のサービス内容や対応、料金などをある程度推測できます。
口コミをチェックする場所 | 内容 |
---|---|
ホームページ | 業者が選んだ口コミを掲載 |
口コミサイト | 良い口コミだけでなく、悪い口コミも確認 |
SNS | 業者名で検索し、コメントやレビューを確認 |
「みん評」や「Googleマップ」などの口コミサイトには、利用者の生の声が書き込まれています。
口コミの件数が多いほど、業者の信頼性が高いと言えますが、良い口コミだけでなく、悪い口コミも参考にしましょう。
また、最近の口コミほど、新しい情報である可能性が高くなるため、投稿の日時もチェックしてください。
処分に費用・コストがかかってしまう場合には、不用品回収業者は持ち込みでも無料で回収するのは難しいのが現状です。
無料で不用品回収をうたっている業者は悪質な業者である可能性が高いため、信頼ができる、かつ相場より安い業者を選ぶことをおすすめします。
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