2024年05月04日
本記事ではパソコンのディスプレイモニターや液晶モニターの処分方法について解説します。
ゴミとして排出・処分する際のルールや回収してもらう方法など、さまざまな手段があります。
処分時の費用や手続きの際の手間なども踏まえて紹介しますので、ベストな方法を探ってみてください。
記事の目次
パソコンのディスプレイモニター液晶モニターは、「資源有効利用促進法」の対象製品に指定されている製品です。
このため、自治体の粗大ゴミや一般ゴミとして排出することができないルールとなっています。
以前は小型家電として回収BOXに投入できた地域もありますが、いまはほとんどの自治体でモニターは小型家電回収の対象外となっています。
現在パソコンディスプレイモニターや液晶モニターは、それぞれの製造メーカーや販売メーカーにて回収し、リサイクル処分する仕組みづくりがされています。
回収ルートとしては「自社回収」か「3R推進協会」による回収かの2通りです。
このリサイクルシステムは、限りある資源の有効活用や環境負荷の低減などを目的として実施されています。
現在自社回収を行っているメーカーは以下のとおりです。
アイ・オー・データ機器、アイリスオーヤマ、eMachines、インバースネット AOC(NX商事)、EIZO、エプソンダイレクト、NECパーソナルコンピュータ、LG Electronics Japan、沖電気工業 オーディーエス(※SOTEC、オンキョー、MOLを含む)、グリーンハウス、Gateway、サムスン電子ジャパン、サードウェーブ、Surface(日本マイクロソフト)、三洋電機、JVCケンウッド シャープ、シャープNECディスプレイソリューションズ、Xiaomi(小米技術日本)、上新電機、ソニー/ソニーグループ、Dynabook(※東芝ブランドを含む TSUKUMO(ヤマダデンキ) デル・テクノロジーズ)、日本エイサー、日本HP(※DEC・コンパックブランドを含む)、VAIO、バッファロー、パナソニック、コネクト、日立製作所、HUAWEI、フィリップス(NX商事)、富士通クライアントコンピューティング、プリンストン、ビューソニックジャパン、ベンキュージャパン、三菱電機、三菱電機インフォメーションネットワーク、レノボ・ジャパン合同会社、ロジテックINAソリューションズ、ワコム
上記のメーカーの製品については、各社ホームページなどで回収方法が詳しくアナウンスされています。
該当する場合は、メーカーの指定する流れで回収依頼を行いましょう。
メーカーで回収していないモニターや自作モニター、メーカーが倒産してしまったため回収先のないモニターなどは、「パソコン3R推進協会」がメーカーに代わって回収処分してくれます。
該当するモニターの場合は、パソコン3R推進協会の定める方法で処分する流れとなります。
ほかにも事業で使用していたモニターを回収処分する際の、窓口としての役割も担っています。
2003年10月以降に販売された製品などで、製品に「PCリサイクルマーク」がついたモニターは無料回収の対象となります。
ただしディスプレイモニターや液晶モニターを処分する際は、「回収再資源化料金」と呼ばれるリサイクル料金の支払いが必要です。
回収再資源化料金は、モニターの種類や製造販売された時期によって定められています。
PCリサイクルマークは、製品の後または底部の機種銘板に印刷されています。
2003年10月ころに販売された製品の一部には、プリントではなくシールが貼り付けられている場合もあります。
なおPCリサイクルマーク付いていないモニターでも、2003年10月以降に購入(販売された)した製品であれば、回収再資源化料金のなしで回収・再資源化してもらうことができます。
「回収再資源化料金」はあくまでもリサイクルにかかる費用です。
パソコン3R推進協会への振込手数などは別途自己負担となるほか、業者等に回収依頼する場合は別途費用がかかるためご注意ください。
モニターを処分するには、自治体がアナウンスしている推奨方法以外にも、さまざまな方法があります。
それぞれどのようにしてモニターを処分すればよいのか、回収依頼方法なども交えて紹介します。
自社回収を行っているメーカーの場合、それぞれメーカーの回収ルールに沿ってモニターの回収処分をしてもらいます。
PCリサイクルマークがついたモニターや2003年10月1日以降に販売された製品は、無料回収の対象です。
上記以外の場合、液晶ディスプレイは3,300円、CRT(ブラウン管)ディスプレイ は4,400円のリサイクル料(回収再資源化料金)が必要です。
メーカーによって多少流れが異なる場合がありますが、おおよそ以下のような流れとなります。
メーカーで回収する場合は、回収・持ち込みともに「着払い」での対応となります。
送料の負担はありません。
自社回収を行っていないパソコンディスプレイモニターや液晶モニターは、パソコン3R推進協会にて回収してもらうことができます。
こちらもPCリサイクルマークがついたモニターは無料回収。
2003年10月1日以前の製品については、液晶ディスプレイは3,300円、CRT(ブラウン管)ディスプレイ は4,400円のリサイクル料(回収再資源化料金)がかかります。
申し込み方法と回収までの手順は下記の通りです。
こちらの場合も着払いにて発送となりますので、送料の負担はありません。
モニターのメーカーなどを調べるのが面倒なときや、モニター以外のものもまとめて処分したいという場合には、粗大ゴミ回収業者の利用が便利です。
モニター回収の費用の目安は500円~3,000円程度。重量のあるものや大きな物、かなり古いディスプレイモニターなどの場合には、多少費用がかさむ場合もあります。
申し込むとすぐに自宅まで回収に来てもらえるため、短時間で片付けてしまいたいときなどにも最適です。
回収業者によってはリサイクル料を別途徴収する形となる場合もありますので、見積もりの際に確認するようにしましょう。
軽トラック積み放題を提供しているおすすめの不用品回収業者
パソコンや小型家電の回収を行う自治体連携の事業者もあります。
リネットジャパンと呼ばれる企業で、メーカーやパソコン3R推進協会と同じ基準でモニターの回収を行ってくれるのが特徴です。
メーカーでは自社のモニターしか回収してもらうことができませんが、リネットジャパンであればさまざまなメーカーのモニターやパソコン、各種小型家電などを同時に回収してもらうことができます。
最初の回収申し込み時に集荷日なども指定できるため、メーカーやパソコン3R推進協会よりもややスムーズです。
費用については、液晶モニターについては無料。CRT(ブラウン管)ディスプレイモニターについては1台3,300円の処理費用がかかります。
ただし回収に当たり1箱あたり1,760円の費用がかかるため、注意が必要です。
※代引きを利用する場合は、別途手数料として218円かかります。
家電量販店に直接モニターを持ち込める場合もあります。
ただし小型家電回収のルールが変わったため、受け入れ時の対応や費用面など以前とルールが変わっている家電量販店も多数あります。
自治体によって小型家電収集の品目が異なり、自治体のルールに準じている家電量販店もあるため、受け入れしてくれない場合もあるかもしれません。
いきなり持ち込まず、最寄りの家電量販店等にまずはモニターの回収を行っているかなど一度確認してみてください。
パソコンや周辺機器を専門に扱うパソコンショップや中古ショップなどに、買取依頼をする方法もあります。
専門のショップであれば、うつらなくなってしまったモニターでも買い取ってもらえる場合があります。
ただし現在一般的に需要がないCRT(ブラウン管)ディスプレイモニターについては、買取や引取り不可となるケースが多いため注意が必要です。
オンラインで受付や査定を行ってくれるショップも多数ありますので、まずは一度相談してみるとよいでしょう。
メルカリやヤフーオークションなどに、モニターを出品してもらう方法もあります。
ジャンク品として出品すれば、古いモニターや壊れたモニターなどにも需要が生まれる場合もあるかもしれません。
ただし必ずしも売れるという保証はないので、どうしても処分が必要な場合や急ぎで処分したい場合には不向きとなります。
ジモティなどのマッチングサービスを利用し、ご近所さんでモニターが欲しいと考えているかたに譲渡するのもひとつの手です。
CRT(ブラウン管)ディスプレイモニターなどは引き取り手が見つかりにくいかと思いますが、まだまだ使える液晶モニターであればチャンスはあるはずです。
軽いものであれば配送でOKですが、送料をかけたくない場合には直接手渡しする方法もあります。
人とやり取りするのが苦ではない方にも、おすすめの方法です。
粗大ゴミ回収隊はパソコンの液晶モニターやディスプレイモニターの出張回収に対応している不用品回収業者です。
モニターの年代やメーカー、状態など問わず回収可能ですので、どこに依頼して良いか迷ったときにも便利です。
粗大ゴミ回収隊は、日本トレンドリサーチでも以下の3冠を達成しています。
もちろんモニター以外のご不用品なども、同時にまとめてお引き受けいたします。
出張費やお見積り費用は完全無料です。
ご自宅で処分にお困りの物がある際は、ぜひ「粗大ゴミ回収隊」にご相談ください。
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