
ゴミ屋敷片付け費用の相場はいくら?ワンルームから一軒家まで徹底解説
この記事では、ゴミ屋敷の片付け費用についてまとめています。
ゴミ屋敷片付けを業者に依頼する場合は、部屋の広さやゴミの量など、さまざまな要因で相場も大きく変わります。
記事を読むことで、状況別・サービス別の費用相場や内訳、費用を抑える方法などを幅広く把握可能です。
片付け費用の参考例もあわせて紹介するため、ゴミ屋敷の清掃を業者に依頼予定の方、依頼時になるべく費用を抑えたい方などは参考にしてください。
目次
ゴミ屋敷の片付け業者の費用相場

ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は、状況や依頼する作業内容に応じて大きく変動します。
代表的な要素とそれぞれの費用相場をまとめたため、ゴミ屋敷片付けにどの程度費用がかかるのか、目安として参考にしてください。
間取り別(ワンルームから一軒家まで)費用
ゴミ屋敷の費用相場を決める大きな要素が、部屋の間取りです。
間取りが広い部屋ほどゴミの量も多くなり、片付け費用も高くなります。
以下の表は、間取りと積まれたゴミの量に応じた片付け費用の目安をまとめたものです。
| 間取り | 軽度(床が見える・膝下) | 中度(膝〜腰) | 重度(腰〜天井) |
|---|---|---|---|
| 1R / 1K | 30,000〜80,000円 | 80,000〜180,000円 | 180,000〜300,000円 |
| 1DK | 70,000〜150,000円 | 150,000〜250,000円 | 250,000〜400,000円 |
| 1LDK | 100,000〜200,000円 | 200,000〜350,000円 | 350,000〜500,000円 |
| 2DK | 120,000〜250,000円 | 250,000〜400,000円 | 400,000〜600,000円 |
| 2LDK | 150,000〜300,000円 | 300,000〜500,000円 | 500,000〜700,000円 |
| 3DK | 180,000〜350,000円 | 350,000〜550,000円 | 550,000〜800,000円 |
| 3LDK | 200,000〜400,000円 | 400,000〜650,000円 | 650,000〜900,000円 |
| 4DK | 250,000〜450,000円 | 450,000〜700,000円 | 700,000〜1,000,000円 |
| 4LDK〜一軒家 | 300,000〜500,000円 | 500,000〜800,000円 | 800,000〜1,200,000円 |
このように、間取り・ゴミの量が増えるほど費用は高額になり、一軒家のような広い部屋では100万円以上かかるケースもあります。
1R/1Kでもゴミの量が多ければ数十万円の費用がかかるため、依頼時は少しでもゴミの量を減らしておくことが費用を抑えるためにも重要です。
不用品回収・ゴミ処分費用(パックプラン)
ゴミ屋敷片付け業者の多くは、大量のゴミをお得に処分できるパックプランを提供しています。
回収用トラックのサイズに応じてゴミを捨てられる量も増えて、大型家具・家電など処分しづらい品目でも収まる場合は定額で処分できるのがメリットです。
以下の表は、関東近郊で活動する業者が提供しているパックプランの相場になります。
| パックプラン名(利用トラック目安) | 料金相場 |
|---|---|
| 軽トラックパック(Sパック) | 18,000円~36,000円 |
| 1.5tトラックパック(Mパック) | 38,000円~62,000円 |
| 2tトラックパック(Lパック) | 60,000円~80,000円 |
| 4tトラックパック(LLパック) | 80,000円~110,000円 |
※2025/4(関東の業者100社を独自で調査)
1R/1Kの軽度な汚部屋であれば、Sパックのような手軽なものでも十分に片付けが可能です。
一軒家レベルのゴミ屋敷になると2t・4tトラックも必要ですが、パックプラン利用で費用は大きく抑えられます。
ハウスクリーニングの費用
ゴミ屋敷は汚れ・臭いも残っているため、ハウスクリーニングもあわせて依頼するのが一般的です。
以下の表は、部屋の間取りと汚れの程度に応じたハウスクリーニング料金の目安になります。
| 間取り | 軽度(生活汚れ) | 中度(油・水垢・カビ) | 重度(腐敗臭・汚染・長期放置) |
|---|---|---|---|
| 1R / 1K | 15,000〜30,000円 | 30,000〜60,000円 | 60,000〜120,000円 |
| 1DK | 20,000〜40,000円 | 40,000〜80,000円 | 80,000〜150,000円 |
| 1LDK | 25,000〜50,000円 | 50,000〜100,000円 | 100,000〜180,000円 |
| 2DK | 30,000〜60,000円 | 60,000〜120,000円 | 120,000〜200,000円 |
| 2LDK | 35,000〜70,000円 | 70,000〜140,000円 | 140,000〜220,000円 |
| 3DK | 40,000〜80,000円 | 80,000〜160,000円 | 160,000〜250,000円 |
| 3LDK | 45,000〜90,000円 | 90,000〜180,000円 | 180,000〜280,000円 |
| 4DK | 50,000〜100,000円 | 100,000〜200,000円 | 200,000〜320,000円 |
| 4LDK〜一軒家 | 60,000〜120,000円 | 120,000〜240,000円 | 240,000〜400,000円 |
腐敗臭や汚染が見られる部屋の掃除は、特殊な道具の利用や作業時間増加などの関係で費用が高額になりやすいです。
1R/1Kの間取りでも費用が10万円以上、作業時間が丸1日かかるケースも多いです。
場合によっては特殊清掃が必要となり、さらに追加費用がかかることもあります。
特殊清掃・害虫駆除・除菌などの費用
汚れや臭いが著しい場合、原状回復のために特殊清掃・害虫駆除・除菌作業が必要なケースもあります。
これら作業は別途追加費用が請求されるため、費用が高額になりやすいです。
以下の表は、作業内容に応じた費用相場と、作業の特徴・内容を簡潔にまとめた表になります。
| 作業内容 | 費用相場の目安 | 作業の特徴・含まれる内容 |
|---|---|---|
| 除菌・消毒作業 | 20,000〜80,000円 | 消毒剤・噴霧作業・感染対策 |
| 害虫駆除(ゴキブリ・ハエ) | 30,000〜120,000円 | 捕獲・薬剤散布・撤去 |
| ネズミ駆除 | 50,000〜200,000円 | 捕獲・封鎖・糞尿除去・殺菌 |
| オゾン脱臭 | 30,000〜150,000円 | 臭気分解・除菌 |
| 汚物・排泄物の撤去 | 50,000〜250,000円 | 汚染物除去・防護服作業 |
| ペットの糞尿・毛除去 | 40,000〜180,000円 | 汚染除去・消毒・防臭 |
| カビ・菌の除去 | 60,000〜200,000円 | 薬剤洗浄・カビ処理 |
| 床材・壁材の剥離・再施工 | 100,000〜400,000円 | 剥離・補修・張替え |
| 特殊清掃(孤独死等) | 150,000〜500,000円 | 汚染除去・体液処理・害虫除去 |
このように、実施する作業内容に応じて費用も大きく変動します。
とくに住人が孤独死していた場合などは、体液処理のために床・壁の張替えなど大掛かりな作業をたくさん実施するため、50万円近くかかるケースも少なくありません。
ゴミ屋敷の程度によってはこれら作業が必要不可欠なので、費用感はあらかじめ押さえておきましょう。
ゴミ屋敷片付けにかかる費用の内訳

ゴミ屋敷片付けにかかる費用の内訳は、主に以下のように分けられます。
- 人件費
- 車両費
- 処分費
- オプション費用
依頼の際は、各費用がどの程度発生するのかを見積もり時に確認しておきましょう。それぞれの内訳について、以下で紹介します。
人件費
ゴミ屋敷で作業するスタッフの人数・作業時間などに応じて発生する費用です。相場は一人あたり1時間で3,000円〜5,000円程度が目安になります。
ゴミの量が多いほど、必要な人数・作業時間も増えるため、人件費は高くなるものと考えておきましょう。
車両費
現場からゴミを運搬するためのトラックのサイズ・台数などに応じてかかる費用です。
トラックを手配するコストには、ガソリン代や高速代なども含まれています。
また、現場近くに駐車ができない場合に借りる駐車場料金なども、車両費としてまとめて請求するケースが多いです。
ゴミの量が多すぎて複数回の往復が必要な場合などは、車両費も高くなりやすいです。
処分費
回収したゴミを処分する際にかかる費用です。ゴミの量や種類に応じて変動しますが、定額のパックプラン提供の業者に依頼すると処分費固定でお得に処分ができます。
家電リサイクル対象品目などは単品で処分すると高くなりがちのため、パックプランの利用を検討しましょう。
オプション費用
ゴミ屋敷片付けに加えて、ハウスクリーニングや特殊清掃など、追加作業を依頼する場合にかかる費用です。
深刻なゴミ屋敷はゴミを片付けただけでは汚れ・臭いが強く残っているため、オプション費用を支払って追加で掃除してもらうケースは多いです。
オプション費用は内容によっても料金差が大きいため、業者が勧めてくる作業をすべて追加する必要は必ずしもありません。
どこまで綺麗にしてほしいかを明確にして、必要なオプションのみを選ぶことで費用を抑えられます。
ゴミ屋敷片付け費用の実例

実際にゴミ屋敷片付けでかかる費用の参考例を、いくつか紹介します。
部屋の間取りや状況が異なる例をあげるため、依頼時の参考にしてください。
※以下は間取り・荷物量の典型例をもとに作成したモデルケースです。実際の費用はゴミ屋敷のレベルや人員数により大きく変動します。
板橋区 ワンルームアパート:225,000円
板橋区のワンルームアパートにおける、ゴミが膝〜腰程度の高さまで積み上がっていたゴミ屋敷の片付け作業です。
ゴミの分別から搬出、簡易的な清掃や家電処分など片付け全般をスタッフ3人で担当しました。
作業時間は6時間ほどで、225,000円の費用がかかっています。
横浜市 4DKの一軒家:385,000円
横浜市にある4DKの大きな一軒家で、ゴミが腰程度まで積み上がっている中度レベルのゴミ屋敷片付けを実施しました。
屋内全体のゴミ分別・搬出、大型家具の解体処分から清掃までを、スタッフが5人で実施しています。
作業時間は8時間〜9時間ほど、日中が作業だけで終わってしまう長時間の片付けになり、385,000円の費用がかかっています。
一軒家全体がゴミ屋敷の場合、相応の時間・人員も必要となるため、このような高額料金になりやすいです。
行田市 2DKの一軒家:300,000円
行田市にある2DKの一軒家は、腰〜胸あたりの高さまでゴミが積み上がっているゴミ屋敷でした。
作業も困難になる中度〜重度レベルのゴミ屋敷ですが、スタッフ4名で作業にあたり、7〜8時間程度で作業を完了しています。
内容はゴミの分別・搬出・家具解体や大型ゴミ処分と基本的な作業のみですが、ゴミの量が多かったのもあり費用は300,000円かかっています。
市原市 ワンルームアパート:52,000円
市原市にあるワンルームアパートにおいて、床が見える範囲の多い軽度な汚部屋の清掃を実施しました。
散乱したゴミの片付けをスタッフが1名で実施して、2時間程度で作業が完了しています。
費用は52,000円ですが、汚部屋を元の快適な空間に取り戻せています。
軽度な部屋でも掃除をする気力が起きない方、心身の都合によりゴミを片付けられない方などは、サービスを利用することであっという間に部屋を綺麗にできる点は業者依頼の大きなメリットです。
片付け料金が変動するのは”ゴミ屋敷のレベル”

片付け料金の変動要素のひとつにゴミの量がありますが、この量によってゴミ屋敷を段階分けしたものが「ゴミ屋敷のレベル」です。
これはレベルが上がるにつれてゴミ屋敷の深刻度が増すもので、急ぎ片付けをしなければさまざまなリスクも懸念されます。
ゴミ屋敷レベルごとの状態・特徴を以下の表にまとめました。
ゴミ屋敷のレベルを見てみる
| レベル | 区分 | 状態の特徴 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| 1 | 汚部屋 | 軽度 | 少し散らかっている/掃除ですぐ改善 |
| 2 | 汚部屋 | 小規模散らかり | 床に物が多い/小一時間で改善 |
| 3 | 汚部屋 | 不衛生の兆候 | 水回りが不衛生/臭い |
| 4 | 汚部屋 | 生活しづらい | 足の踏み場が少ない |
| 5 | 汚部屋 | 自力困難 | 悪臭・害虫の増加 |
| 6 | ゴミ屋敷 | 空間の縮小 | 床が見えない |
| 7 | ゴミ屋敷 | 深刻 | 膝〜腰の高さ/水回り不可 |
| 8 | ゴミ屋敷 | 生活不能 | 胸の高さ/健康リスク |
| 9 | ゴミ屋敷 | 周囲に影響 | 天井近く/悪臭・害虫が隣接へ |
| 10 | ゴミ屋敷 | 完全なゴミ屋敷 | 倒壊・火災の危険 |
各レベルに応じて必要なスタッフ人数、作業時間について詳しく紹介します。
必要なスタッフ人数
ゴミ屋敷レベルに応じて必要なスタッフ人数は、以下の表が目安です。
| レベル | 人数 | 人件費の目安 |
|---|---|---|
| 1〜2 | 1〜2名 | 20,000〜40,000円 |
| 3〜4 | 2〜3名 | 40,000〜80,000円 |
| 5〜6 | 3〜5名 | 80,000〜150,000円 |
| 7〜8 | 4〜6名 | 150,000〜300,000円 |
| 9〜10 | 6〜10名 | 300,000〜500,000円以上 |
レベル5までは汚部屋に分類される状況ですが、搬出するゴミや家具によっては人員が必要で、2人以上の作業になることは多いです。
レベル6以上はゴミ屋敷に区別されるほど部屋が荒れている状況のため、4名以上で取り掛かるケースがほとんどです。
スタッフの人数が増えるほど人件費も高くなるので、費用を抑えたければ自力でゴミ屋敷レベルを事前に下げる取り組みを実施しましょう。
片付けにかかる時間
ゴミ屋敷レベル別の、片付けにかかる時間は以下の表の通りです。
| レベル | 作業時間 | 人件費の目安 |
|---|---|---|
| 1〜2 | 2〜4時間 | 20,000〜50,000円 |
| 3〜4 | 半日〜1日 | 50,000〜100,000円 |
| 5〜6 | 1〜2日 | 100,000〜200,000円 |
| 7〜8 | 2〜3日 | 200,000〜350,000円 |
| 9〜10 | 3〜5日以上 | 350,000〜600,000円以上 |
このように、ゴミ屋敷に分類されるレベル6以上の状況では、作業量やスタッフ人数にもよりますが2日以上かかるケースが多いです。
その分費用も高くなるため、高レベルのゴミ屋敷を依頼するときは上記人件費を目安に予算も考えておきましょう。
ゴミ屋敷片付け料金が高額になるケース

ゴミ屋敷片付け費用の相場について紹介しましたが、片付け料金が高額になるケースはどの業者もある程度の共通点があります。
ゴミ屋敷の片付け依頼において以下のケースに当てはまる場合、費用は高額になるものと考えておきましょう。
ゴミを大量に処分する場合
部屋に散乱する生ゴミから不要になった家具・家電まで、ゴミを大量に処分する場合は費用も高くなりやすいです。
ゴミの量の多さに比例して、スタッフの作業量も増加していきます。
作業時間がかかるだけでなく、場合によっては追加の人員が必要になるため、その分の人件費も発生します。
ゴミ屋敷の場合はゴミの量が多くなりがちなので、想定よりも高額な料金になりやすい点は要注意です。
特殊清掃が必要になる場合
ゴミ屋敷の住人が孤独死していた、汚れの長期間放置で床や壁にカビ・雑菌が大量発生しているなどの状況は、特殊清掃が必要になるケースがあります。
この場合、ハウスクリーニングの相場に加えて特殊清掃費がかかる場合があり、費用が高額になりやすいです。
特殊な清掃用具や薬剤の利用など、特殊清掃ならではの作業が追加されて、日数がかかる場合も多々あります。
ゴミの搬出がしづらい場合
ゴミが大量に積まれていて移動が困難、部屋の構造的に大きな家具等が運び出せないなど、搬出がしづらいケースも費用が高くなる要因です。
たとえば大型家具を2階から玄関まで搬出できない場合、吊り下ろし機などを利用してベランダから搬出するなど、手間のかかる作業が必要になります。
専用の機械を使う作業費、そして時間・人件費などの追加コストによって費用が高くなるので注意してください。
時間外などオプション費用がかかる場合
早朝深夜の依頼など、通常の営業時間外に業者が片付けを行う場合には、時間外料金などのオプション費用がかかるケースもあります。
通常料金の何割プラスなど、業者によって追加費用の金額は異なります。
近隣にバレずに片付けて欲しいという要望に応えるために、時間外も対応できる業者は多いですが、その分追加費用発生の有無はよく確認しておきましょう。
床の補修やリフォームが必要になる場合
床の補修やリフォームなど、ゴミの片付け・清掃以外の作業も必要な場合は、追加費用が発生します。
ゴミ屋敷は積み上げられたゴミによって床が抜けている、また汚れや雑菌の繁殖で床材・壁材の張り替えが必要なケースが多いです。
この場合、ゴミ屋敷の片付け費用に加えて工事料金も追加で発生するため、費用は高額になりがちです。
ゴミ屋敷片付けの費用を抑える方法

ゴミ屋敷片付けの費用を抑える方法は、工夫次第でいくつもあります。
レベルの高いゴミ屋敷片付けでは、実践するだけで数万円安くできる場合もあるため、少しでも費用を抑えたい場合は実践してみましょう。
代表的な方法を以下で紹介します。
事前にゴミの分別をしておく
部屋に散乱するゴミを、可能な限り事前に分別しておくことで、ゴミの量を減らして費用を抑えられるケースがあります。
ゴミの量はスタッフの作業時間・人員数に直結する問題のため、費用を抑えるための工夫としてはとくにおすすめです。
住人だけでは作業ができない状況なら、周囲の人も協力しながらゴミの量を減らしておきましょう。
買取や譲渡で不用品を減らす
ゴミ屋敷とはいえ、中には汚れがひどくなく使う分には問題ない品目もいくつかあるでしょう。
そのような品目を買取・譲渡することで、不用品の数を減らせます。
家具・家電はサイズが大きいものもあるため、業者に処分を依頼すると運搬手間がかかるものもあります。
処分に手間のかかる品目を事前に片付けておき、作業コストを減らすことで費用の節約が期待できるでしょう。
訪問での相見積もりをとる
複数の業者で悩む場合には、現場に訪問してもらい相見積もりをとりましょう。
相見積もりとは、複数の業者に同じ依頼をかけて見積もりを出してもらい、それぞれの内容を比較することです。
これによってサービスや料金の詳細が正確に分かり、候補の中で費用がもっとも安くなる業者を探し出せます。
少ないと比較も難しく、多すぎても見積もり依頼が大変になるので、3社程度を目安に実施してください。
即日対応・夜間対応・週末対応を避ける
即日対応・夜間対応・週末対応などは、業者によっては時間外料金が発生するケースがあります。
業者によっては早朝・深夜の時間外料金を無料とする所もあるので、事前によく調べてみましょう。
搬出ルートを確保する
ゴミを屋外に搬出しづらい現場では、作業時間の増加や搬出機の使用等で追加費用が発生しやすいです。
そのため、前もって搬出ルートを確保しておくことで、当日の作業をスムーズに進められます。
玄関までの動線をきれいにしておき、スタッフが動きやすい環境を作っておきましょう。
ルート確保と同時に、可能な限りゴミは処分しておくことをおすすめします。
ワンストップで対応できる業者に依頼する
ゴミの処分から部屋の清掃、汚れがひどい場所のハウスクリーニング作業まで、ワンストップで対応できる業者に依頼しましょう。
業者ごとに人件費・出張費などの費用が別で発生する事態を避けられるため、費用を節約できます。
信頼できるゴミ屋敷片付け業者の選び方

ゴミ屋敷の片付けは業者によって費用も異なりますが、もっとも重要なのは信頼のおける優良業者かどうかです。
初めての業者探しで不安な方に向けて、信頼できるゴミ屋敷片付け業者の選び方を紹介します。
行政からの許可を得ている業者を選ぶ
まずは、ゴミ屋敷片付けにともなう不用品回収業を行うにあたって、業者が必要な許可を得ているかを確認してください。
不用品回収業者は、以下3つの資格を基本的に有している必要があります。
- 一般廃棄物収集運搬業許可:一般家庭からゴミや家具・家電を回収する際に必要
- 産業廃棄物収集運搬業許可:法人などから産業廃棄物に該当のゴミを回収する際に必要
- 古物商の許可:回収品を売る、リサイクル品を買い取る際に必要
とくに一般廃棄物収集運搬業許可は、市町村ごとに許可を得る必要があり、有していると信頼性の高い業者の証明にもなります。
公式サイトや自治体のページより、対象の業者がこれら資格を有しているかを事前に確認しておきましょう。
口コミでの評判が良い業者を選ぶ
その業者を実際に利用した人からの口コミで、評判が良いかどうかも大事な判断基準です。
費用は安かったか、サービスに不満点がなかったなど、利用したからこそ分かる感想を把握できます。
口コミが極端に悪い業者は、サービスの質が悪く高額料金をぼったくる悪徳業者のおそれもあるので要注意です。
料金明細がわかる見積書を出してくれる業者を選ぶ
ゴミ屋敷清掃は事前に見積書を作成してもらいますが、このとき料金の明細が記載されていない業者は注意してください。
内訳が正確に分からない場合、正しく見積もりを算出せず、おおまかに見積もっただけのぼったくり金額なケースもあります。
明細がわかり、不明点のない見積書を出してくれる業者を選びましょう。
ゴミ屋敷片付けの見積もりでの確認ポイント

ゴミ屋敷片付けの費用については、提示された見積もりをよく確認することも大切です。
高額料金をぼったくる悪徳業者の場合、見積もり内容は不明瞭な点も多々あります。
以下のポイントを押さえて、見積もりは確認してください。
基本料金に含まれる作業内容を確認する
基本料金に含まれる作業内容は業者ごとにも異なるため、含まれる作業内容についてはよく確認しておきましょう。
ゴミや不用品の運び出し、分別や袋詰めの作業など、ゴミ屋敷片付けにおける基本的な作業がすべて対象であるかは要確認です。
また人件費や車両費などの諸経費が基本料金に含まれているか、別途追加料金として請求されるのかなど、細かなポイントの確認も欠かさず行なってください。
追加費用が発生する条件を確認する
業者によって、階段料金や大型家具の吊り下ろし、時間外料金など追加費用発生の条件もさまざまです。
これら追加費用の発生条件を明確に確認しておき、予想外の出費が出ないよう備えておきましょう。
また、発生する場合でも事前の相談なしに無断で発生しないかどうか、確認しておくことも重要です。
見積書の記載内容の明確性を確認する
優良業者は、見積書の記載内容が明確です。
作業内容が具体的に記載されていたり、追加料金の発生条件や金額など、利用者が不安に感じる点を残さない明瞭なものになっています。
悪徳業者は見積書の内容が不正確で、おおまかな項目と金額のみを記載して済ませようとするケースが多いので要注意です。
見積書を見て分からない点がないか、もしあったとしても問い合わせることで納得のいく返事をもらえるか確認しましょう。
まとめ|費用を抑えて片付けるには相見積もりで比較しよう
ゴミ屋敷の片付け費用について、相場や参考例、業者の選び方などを幅広く紹介しました。
ゴミ屋敷業者は片付け・ハウスクリーニングなどのサービスを展開していますが、料金設定はいずれも微妙に異なります。
費用を安く抑えたい場合は業者選びが肝心なので、気になる業者は相見積もりをとってそれぞれの詳細を比較することをおすすめします。
業者選びの候補をお探しの方は「粗大ゴミ回収隊」をご検討ください。
どんな状態のゴミ屋敷にも難なく対応、経験豊富なスタッフがプライバシーに配慮のもと、丁寧かつ迅速に作業を進めます。
パックプランの提供により、予算に合わせたお得な片付けが可能、ハウスクリーニングもあわせて実施して快適な部屋を取り戻します。
困ったときは無料相談がおすすめ
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ゴミ屋敷の片付け費用に関するよくある質問
-
Q ゴミ屋敷レベルが高い場合でも、費用を抑える現実的な方法はありますか?
A.ゴミ屋敷レベルが高い場合でも、「事前に自分で減らせるゴミ」と「安全上プロに任せる部分」を切り分けることで、全体の費用を圧縮しやすいです。
特に危険物や腐敗物、重量物以外の紙類・衣類・ペットボトルなどは、体調と時間が許す範囲で先に分別しておくとコスト削減につながります。
また、片付けとハウスクリーニング・特殊清掃を別々の業者に頼むのではなく、まとめて依頼することで重複費用を抑えられるでしょう。
相見積もりをとって「どこまで自分で対応済みか」を共有しながら相談することも、有効な節約手段になります。 -
Q 片付けとハウスクリーニング・特殊清掃のどこまでを同時に依頼すべきか、判断の目安はありますか?
A.判断のポイントは、「退去や引き渡しの条件」と「健康・衛生面でどこまで回復させたいか」の2軸で整理することです。
退去立ち会いがある賃貸物件であれば、床や水回りの汚れ・臭いがどこまで許容されるかを管理会社に確認しておくと線引きがしやすくなります。
腐敗臭や害虫が発生している場合は、片付けだけでは改善が不十分なことが多く、消臭や除菌、場合によっては特殊清掃をセットで検討すべきでしょう。
「生活に支障が出ないレベル」と「資産価値・原状回復レベル」のどちらを目指すかを決めてから、必要なサービスを選ぶ流れがおすすめです。 -
Q ゴミ屋敷の片付けを依頼するとき、近隣トラブルを防ぐために気をつけておくべき点は何ですか?
A.まずは、作業日時を平日日中など比較的静かな時間帯に設定し、騒音や人の出入りが集中しないよう調整することが重要です。
共用部にゴミ袋や家具を一時的に放置しないようにし、エレベーターや通路を長時間ふさがない段取りを業者と事前に確認しておきます。
また、管理会社や管理組合がある物件では、「エレベーター養生」や「大型家具搬出のルール」などを事前に確認しておくと安心でしょう。
事情を知られたくない場合でも、「大きな荷物の搬出があります」程度の事前告知を掲示しておくと、不要な誤解や苦情を防ぎやすくなります。 -
Q 見積もりのときに「これは危ない業者かもしれない」と判断できるポイントはありますか?
A.総額だけが大きく書かれていて、人件費・車両費・処分費・オプション費用といった内訳がほとんど記載されていない見積もりは要注意です。
「実際にやってみないと分からないので」「当日にならないと金額は出せない」といった説明だけで、質問しても具体的な根拠が示されない場合も慎重に検討したほうがよいでしょう。
また、訪問見積もりの場で即決を強く迫ったり、「今日契約しないとこの金額にはできない」と過度に値引きをアピールする態度も警戒ポイントになります。
複数社の明細付き見積もりを比較し、不明点を質問したときに丁寧に答えてくれるかどうかを確認することが、安全な業者選びの近道です。 -
Q 心身の不調が原因でゴミ屋敷になってしまった場合、片付けを依頼するときに配慮してもらえることはありますか?
A.心身の不調が背景にあるケースでは、「在宅のまま作業してほしいか」「立ち会いを最小限にしたいか」など、負担になりにくい関わり方を事前に伝えることが大切です。
作業の前後で写真を共有してもらい、細かい立ち会いは不要にするなど、精神的な負荷を軽減する段取りも相談できます。
また、全部を一度に片付けるのではなく、ワンルームの一角→キッチン→水回りといった形で、段階的に進めるプランを組む方法もあるでしょう。
「責められないこと」「現状を否定されないこと」を重視してくれる業者を選ぶことで、再びゴミ屋敷になりにくい環境づくりにもつなげやすくなります。





















