高齢者の家がゴミ屋敷になる原因5選!対処法や放置のリスクも解説!

高齢者の家がゴミ屋敷になる原因5選!対処法や放置のリスクも解説!

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この記事では、高齢者宅のゴミ屋敷についてまとめています。ゴミ屋敷は一人暮らしの若者が作りがちなイメージもありますが、実は高齢者がゴミ屋敷を作る割合も同様に高いです。

なぜゴミ屋敷を作ってしまうのか、主な原因とともに対処法や注意点をあわせて解説します。ゴミ屋敷を放置するリスクについても説明するため、自宅のゴミ屋敷を解消したい方、高齢者が快適に過ごせるようサポートしたい方は参考にしてください。

「ゴミ屋敷」の定義

2025年8月現在、「汚部屋」と「ゴミ屋敷」には公的に明確な定義はありません。
そのため、

「実家は片付けが必要だけれど、一般的にゴミ屋敷に当たるのだろうか?」
「汚部屋とゴミ屋敷、サイトによって基準がバラバラで危険度や費用相場が分かりにくい…」

と感じる方も少なくありません。

そこで粗大ゴミ回収隊では、独自に「ゴミ屋敷」と「汚部屋」の基準を表で整理し、その違いを明確にしました。
この基準に沿って現状を判断することで、より適切な改善方法を選ぶことができます。
本記事では、この表を基にゴミ屋敷となった高齢者の家が抱えるリスクを解説しています。


ゴミ屋敷と汚部屋の違い
項目
ゴミの量 床や通路が見えないほど堆積
生活機能 成立しない(寝食不可)
影響範囲 社会問題化・行政対応
周辺環境 悪臭・害虫・火災で近隣被害
身体面 感染症・呼吸器疾患・転倒リスク
精神面 孤立・鬱・強いストレス
解決意欲 意欲喪失、外部支援必須
居住環境 戸建て・賃貸問わない
感情 「片付けたいけど手がつけられない」
「もうどうしたらいいか分からない」
社会的イメージ 行政介入・ニュース報道される
項目
ゴミの量 散乱はあるが一部は見える
生活機能 成立はするが不衛生
影響範囲 個人の生活内
周辺環境 室内にとどまり、外部影響は少ない
身体面 アレルギー・睡眠の質低下
精神面 焦燥感・自己嫌悪・改善余地あり
解決意欲 意欲は残るが続かず、支援を求めやすい
居住環境 戸建て・賃貸問わない
感情 「片付けたいけど手がつけられない」
「もうどうしたらいいか分からない」
社会的イメージ ネットスラング・ライフスタイルの延長

この記事では、上記の基準を基に、さらに分かりやすく伝えるためにゴミ屋敷と汚部屋を10段階に分けて情報をおまとめしています。

  • レベル1(汚部屋):小さな散らかり
  • レベル2(汚部屋):物や衣類が床に広がる
  • レベル3(汚部屋):不衛生な部分が出始める
  • レベル4(汚部屋):生活空間の狭まり
  • レベル5(汚部屋):悪臭と害虫の発生
  • レベル6(ゴミ屋敷):床が見えなくなる
  • レベル7(ゴミ屋敷):ゴミが膝〜腰の高さに
  • レベル8(ゴミ屋敷):胸の高さまでゴミが積もる
  • レベル9(ゴミ屋敷):天井近くまでゴミが積み上がる
  • レベル10(ゴミ屋敷):完全なゴミ屋敷

高齢者の家がゴミ屋敷になる原因5選

高齢者の家がゴミ屋敷になる原因5選

高齢者の家がゴミ屋敷化する背景には、若年層とは異なる「加齢に伴う身体・心理・環境の変化」が大きく影響しています。ここでは代表的な5つの原因を実例とともに解説します。

1. 身体能力の衰え

加齢により筋力や持久力が低下すると、掃除やゴミ出しの動作が大きな負担になります。特に集合住宅の高層階に住む場合、重いゴミ袋を階段やエレベーターで運ぶことが困難です。

例えば、東京都福祉保健局「高齢者実態調査」では、後期高齢者(75歳以上の方)の約3割が「ゴミ出しを一人で行うのが難しい」と回答しています。身近に手助けしてくれる家族や近隣住民がいない場合、ゴミが溜まり続け、やがて生活スペースを圧迫します。

こうして、自分ではどうしようもない理由からゴミ屋敷化が進行してしまうのです。

このような状況を防ぐには、訪問介護サービスの「生活援助」を利用して掃除やゴミ出しをサポートしてもらうのが有効です。

2. 病気による行動の制限

高齢者に多く見られる脳梗塞・パーキンソン病・関節リウマチなどの疾患は、身体の自由を大きく制限し、掃除や片付けを物理的に困難にします。また、心疾患や慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった呼吸器系の病気を抱えている場合、わずかな動作でも息切れしやすく、ゴミを運び出せず自宅内に溜め込んでしまうケースがあります。

実際に、厚生労働省の調査国立保健医療科学院の報告でも、慢性疾患や身体機能低下が日常生活に支障を及ぼし、地域でのゴミ出しや衛生管理が困難になる実態が指摘されています。

さらに、朝日新聞の記事でも「慢性疾患を抱える高齢者がゴミ出し不能となり、保健所の介入で初めてゴミ屋敷が発覚した」という事例が紹介されており、病気と生活環境の悪循環が深刻な社会課題となっていることが分かります。

このように病気による行動制限はゴミ屋敷化の大きな要因であり、放置すれば不衛生な環境がさらに健康悪化を招く悪循環に陥ります。そのため、早めに医療機関へ相談し、介護サービスや地域包括支援センターを通じてサポートを受けることが不可欠です。

各病気の症状

高齢者に多く見られる疾患は、日常生活の動作を大きく制限し、掃除や片付け、特にゴミ出しを困難にします。以下に代表的な病気の症状と、それがゴミ出し作業へ与える影響を具体的に解説します。

脳梗塞

脳梗塞では手足の麻痺・しびれ・言語障害が生じます(日本脳卒中学会)。麻痺によりゴミ袋を持ち上げられなかったり、階段や段差を安全に移動できず、ゴミを集積所まで運ぶことが困難になります。

パーキンソン病

手足の震え・動作緩慢・歩行障害が特徴です(難病情報センター)。手が震えて袋を縛れない、歩幅が狭く転倒しやすいといった理由から、ゴミを外へ出すことが難しくなります。特に「すくみ足」がある場合、玄関から外へ出ることすら困難になることもあります。

関節リウマチ

関節の腫れ・変形・痛みが起こり、物を持つ・運ぶ作業が著しく制限されます(日本リウマチ学会)。手指の変形や膝の痛みによりゴミ袋を持ち上げられず、外まで運ぶ動作が大きな負担となります。

心疾患

心不全や狭心症では、わずかな動作でも強い息切れ・胸の圧迫感を伴います(国立循環器病研究センター)。ゴミ袋を持って数メートル歩くだけで呼吸困難に陥るため、継続的にゴミを出すことが困難になります。

呼吸器疾患(COPDなど)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)では慢性的な咳・痰・息切れが見られます(日本呼吸器学会)。階段や坂道の上り下りが特に苦しく、ゴミ集積所まで袋を持ち運ぶことができず、自宅に溜め込んでしまうケースが少なくありません。

このように病気による症状は、「ゴミ袋をまとめる」「持ち上げる」「運ぶ」という一連の動作を阻害します。結果としてゴミが排出されず、生活空間が不衛生になり、さらに健康悪化や近隣トラブルを招く悪循環に陥るのです。早めの医療機関相談や介護サービスの利用によって、この連鎖を断ち切ることが不可欠です。

3. 認知症による片付け能力の低下

認知症は、国立長寿医療研究センターによると、記憶力や判断力、実行機能が徐々に低下していく疾患です。その結果、ごみ出しの曜日や分別ルールを忘れてしまったり、片付けの必要性を理解できなくなったりします。

例えば、国民生活センターの報告では、認知症の一人暮らし高齢者が生ごみを袋ごと台所に放置し続け、害虫が大量発生した事例が取り上げられています。本人は悪臭や不衛生な状態に気づけず、結果として住環境が「ゴミ屋敷化」するリスクが高まります。

こうした状況が見られる場合には、早めに専門の相談窓口を利用することが大切です。厚生労働省が案内する「地域包括支援センター」では、認知症高齢者への見守りや生活支援、必要に応じた医療・介護サービスへのつなぎを行っています。地域全体で支援を取り入れることで、ごみ屋敷化の進行を防ぐことにつながります。

4. 強い孤独感による物のためこみ

配偶者との死別や子どもの独立などで孤独感を抱える高齢者は、心理的な不安を埋めるために物への執着が強まる傾向があります。本来不要な「空き缶」や「壊れた家具」などであっても、「捨ててしまうとさらに寂しくなる」と感じ、処分できなくなるケースが少なくありません。

例えば、NHKの特集番組では、孤独死のリスクを抱える高齢者が「人との会話の代わりに物をため込み、安心感を得ていた」事例が報告されています。また、厚生労働省の調査でも、社会的孤立が高齢者の生活機能や健康に深刻な影響を及ぼすことが指摘されています。

孤独感が原因で物をため込む場合、地域ボランティア活動やデイサービスへの参加など、人との交流を増やす取り組みがゴミ屋敷化の予防につながります。実際に、地域包括支援センターや自治体の見守り活動に参加することで、孤独感の軽減と生活環境の改善に効果があるとされています。

5. 精神疾患(セルフネグレクト・ためこみ症)

高齢者の中には、国立精神・神経医療研究センターでも研究対象となっているうつ病不安障害ためこみ症(ホーディング障害)といった精神疾患を抱える方がおり、片付けの必要性を理解していても実際に行動に移せず、ゴミが溜まりやすくなります。

特にセルフネグレクト(自己放任)の状態に陥ると、食事や入浴といった基本的な生活習慣すら維持できなくなり、住環境の悪化やゴミ屋敷化が急速に進行するケースがあります。厚生労働省の調査でも「セルフネグレクト状態の高齢者の約4割がゴミ出し不能により住環境が悪化している」と報告されており、実際のリスクが公的機関によって確認されています。

このような状況への対応には、精神科医療や専門的なカウンセリングの併用が重要です。さらに、地域包括支援センターや自治体の福祉サービスを活用し、家族や地域ボランティアによる協力体制を築くことが、生活の立て直しに不可欠です。

高齢者の家をゴミ屋敷にしないための対処法

高齢者の家をゴミ屋敷にしないための対処法

高齢者の家をゴミ屋敷にしないためには、以下のような対処法があります。自身はもちろん、家族や知人に高齢者がいる方は参考にしてください。

周囲が協力して掃除を手伝う

自身に片付ける気持ちがあっても、足腰の低下や病気によって思うように動けない高齢者も多いです。その場合は、家族や知人などの周囲が協力してゴミ屋敷解消を支援してあげましょう。

部屋から重い物を運び出す、本人の手が届かない場所を掃除するなど、人手があるだけでも作業効率は大きく変わります。

無理に一人で作業を進めて怪我をするリスクも軽減できるため、積極的に周囲が協力して改善を目指してください。

自治体の支援制度を活用する

自治体によっては、一般ゴミを収集所まで運搬するのが困難な高齢者のために「高齢者ゴミ出し支援制度」を設けている地域があります。

担当者がゴミ出しをサポートしてくれるため、ゴミ袋にさえゴミをまとめておけば以降の作業をまかせられます。

足腰が弱い、または病気等の事情で外出できない高齢者でも、この制度を使えば普段のゴミ処分は安心です。

制度の利用にあたって事前の訪問や面接が必要な自治体もあるため、詳細については要確認です。

関東エリアの自治体の支援制度の例(一部)

自治体 制度名・概要 対象者条件 主な支援内容 申請・相談窓口
東京都 町田市 ふれあい収集(高齢者等訪問収集) 65歳以上のみの世帯で要介護2以上等/障害者世帯/市長認定 決まった曜日に玄関先から収集+希望時の安否確認 ごみ収集課(ケアマネ経由で申請案内あり)
東京都 狛江市 高齢者居宅内ごみ出しサポート事業 認知機能低下等により居宅内のごみ出しが困難となった高齢者 等 居宅内ごみ片付け費用の助成+日常のごみ出し支援 市福祉課等へ相談(助成上限・要件あり)
神奈川県 横浜市 ふれあい収集 ひとり暮らしの高齢者・障害のある方等(要介護・各種手帳所持 等) 自宅敷地内・玄関先から直接収集(週1回 目安) 各区資源循環事務所(申込書・要綱あり)
神奈川県 川崎市 ふれあい収集 高齢者・障害者等で集積所までの持ち出しが困難かつ協力者不在 宅前・所定場所まで直接収集(事前調査あり) 各生活環境事業所へ申込み・相談
埼玉県 さいたま市 ふれあい収集 65歳以上の高齢者や障害者で、収集所まで運搬が困難(同居者条件あり) 市職員が自宅まで直接収集 環境局担当課へ相談(案内PDF・申請手順あり)
千葉県 千葉市 高齢者等ごみ出し支援事業(団体への補助) ごみ出しが困難な一人暮らし高齢者・障害者 等(団体登録要) 地域ボランティアが収集→ごみステーションへ排出(市が補助) 高齢福祉課(団体登録・Q&A・申請様式あり)


掃除が困難なケースは片付け業者に依頼する

不要な大型家具が屋内を圧迫している、汚れやカビを自力で綺麗にできないなど掃除が困難なケースは、片付け業者への依頼をおすすめします

ゴミ屋敷清掃やハウスクリーニングに幅広く対応している業者であれば、ゴミ屋敷一歩手前の汚部屋でも問題なく作業可能です。

大型家具やその他不用品回収サービスも提供しているため、掃除とともにいらない品目を処分できます。

依頼の際は費用が相場に見合っているか、利用者からの評判がよいかなどを調べた上で業者選びを進めましょう。

お得な費用でサービスを提供する片付け代行業者は、こちらの記事も参考にしてください。

高齢者のゴミ屋敷掃除を手伝う場合の注意点

高齢者のゴミ屋敷掃除を手伝う場合の注意点

高齢者が一人でゴミ屋敷を片付けるのは身体的にも精神的にも大きな負担であり、周囲のサポートが不可欠です。しかし、片付けを拒む心理や病気の影響もあるため、正しい配慮がなければトラブルに発展する可能性もあります。ここでは、高齢者のゴミ屋敷掃除を手伝う際に注意すべきポイントを紹介します。

作業を勝手に進めない ― 本人の同意を大切に

掃除を一方的に進めることは避けてください。特に認知症を患っている方は、環境の変化に強い不安を抱き、片付けを拒むことがあります。厚生労働省の調査でも、セルフネグレクト(自己放任)が進むと住環境の悪化が顕著になるとされています。

また、一見不要に見える物でも本人にとっては思い出や重要な書類であることがあります。勝手に捨てず、事前に説明し同意を得ること、作業中もこまめにコミュニケーションを取ることが大切です。

例えば以下のような声かけが有効です。

  • 「この雑誌は古いように見えますが、思い出の品ですか?」
  • 「こちらの箱は中を一緒に確認してもいいですか?」
  • 「捨てるかどうか迷うものは、いったん別の場所にまとめておきましょうか?」
  • 「これは必要そうに見えますが、残しておきますか?」

このように本人の意思を尊重しながら一つひとつ確認する姿勢が、信頼関係を築きトラブルを避けるために重要です。特に高齢者や認知症の方の場合は、不安を和らげるために「一緒に確認しながら進める」ことを心がけましょう。

力仕事は高齢者に任せない ― 安全第一の体制づくり

家具や大量のゴミを運搬する作業は高齢者にとって大きな負担となり、転倒や骨折などのリスクがあります。高齢者の転倒事故に関する調査でも、自宅内での転倒が大きな割合を占めています。

重い物の移動や廃棄物の運搬は周囲の動ける人や専門業者が担当し、高齢者には無理をさせないことが重要です。安全の確保を最優先にしてください。

全てを代わりにやらない ― 自立を促すサポートを

力仕事は周囲が担うべきですが、軽い片付けや分別など、本人が無理なくできる範囲はあえて任せることも有効です。厚生労働省の介護予防施策でも、日常生活の中で体を動かし役割を持つことは心身機能の維持に繋がるとされています。

何でも代わりに行うと、高齢者が片付けや整理の習慣を失い、再びゴミが溜まる原因になることもあります。できることは本人に任せ、自立を支援する姿勢を持ちましょう。

高齢者がゴミ屋敷を放置するリスク

高齢者がゴミ屋敷を放置するリスク

高齢者がゴミ屋敷を放置すると、さまざまなリスクが懸念されます。ゴミ屋敷であれば誰もが背負うリスクではありますが、高齢者の場合は命に関わる重大な問題となるものもあります。

以下のリスクを把握して、自身や周囲の人がゴミ屋敷を作らないように対処していきましょう。

ゴミやホコリへの引火による火災

ゴミ屋敷は一般の住宅に比べて火災発生のリスクが非常に高いとされています。

例えば、総務省消防庁の火災事例報告によると、ゴミ屋敷火災は「可燃物が大量に存在する」「避難経路が塞がれている」ために、通常より短時間で延焼・被害が拡大する特徴があります。実際に東京都内では、室内に堆積した紙類や衣類に電気ストーブの熱が伝わり、住人が逃げ遅れて亡くなる事故が発生しています。

また、コンセント周りのホコリが湿気を帯びて発火する「トラッキング火災」もゴミ屋敷で多発しています。NHKのニュースでも紹介された事例では、コンセント付近に積もったホコリに火花が飛び、室内の可燃物に一気に燃え広がりました。発火は深夜に起きるケースも多く、就寝中で気づかず避難できなかった事例も報告されています。

特に怖いのは、ゴミの山で通路が塞がれていると避難が困難になり、救助隊の活動も大幅に遅れる点です。埼玉県では、ゴミ屋敷火災で住人が身動きできず、消防隊が突入した時にはすでに命を落としていたケースもありました。

火災のリスクから身を守るためには、ゴミやホコリを放置せず、整理・清掃を行って生活環境を整えることが唯一の予防策です。自治体や専門業者による支援制度を活用し、早めに片付けを進めることが、命を守る第一歩になります。

実際の火災事例

たばこの火種が室内のごみに着火した事例

・場所:東京都内の共同住宅4階の居室

・状況:居住者がベッドで喫煙中に火種が落下し、床に散乱していたごみに着火

・結果:建物部分焼(約5㎡)。隣室住民が警報音に気づいて避難したが、初期消火は行われず延焼

参照:東京消防庁「火災事例」

ガステーブル周囲に積まれた可燃物が炎に接触した事例

・場所:東京都内の長屋兼共同住宅1階の居室

・状況:お湯を沸かすためガステーブルを点火中、周囲に積まれていた可燃物が崩れて炎に接触

・結果:建物半焼(約35㎡)、死者1人・負傷者2人。消火器を使用したが鎮火できなかった

参照:東京消防庁「火災事例」

吸い殻をごみ箱に捨てて出火した事例

・場所:東京都内の共同住宅2階の居室

・状況:外出直前、火が残っている吸い殻をごみ箱に捨て、周囲のごみくずに着火

・結果:床や壁の一部を焼損し負傷者1人。帰宅後に発見し、水をかけて消火

参照:東京消防庁「火災事例」

段ボールをこんろの前に置いたことによる出火事例

・場所:東京都内の共同住宅2階の居室

・状況:引っ越し用に折りたたんだ大量の段ボールをこんろ前に置いていたところ、点火状態のこんろの炎に接触

・結果:床などの一部を焼損。住宅用火災警報器は電池が抜かれており作動しなかった

参照:東京消防庁「火災事例」

転倒による怪我

足の踏み場がないほどゴミが埋もれている部屋では、真っ直ぐ歩くことが困難で常にバランスを崩しながらの移動になります。

筋力低下で足腰が弱っている高齢者はこのような環境で転倒しやすく、怪我のリスクが非常に高いです。

転んだ先に大きな家具があると、身体や頭をぶつけて大怪我をする恐れもあります。

怪我のリスクを考えながら歩かなければならない状態は、早急に改善しなければなりません。

病気の発症・悪化

ゴミ屋敷はホコリや害虫が発生して悪臭も漂う、非常に不衛生な環境です。この環境に身を置き続けると、アレルギーや何かしらの病気を発症させる確率も高まります

持病を持っている高齢者は病状を悪化させる恐れもあり、ゴミ屋敷に住み続ける限り状況の改善も難しいです。

心身ともに健康な状態を取り戻すためにも、ゴミ屋敷は放置せずに解消しましょう。

周辺住民との関係悪化

ゴミ屋敷は悪臭・害虫の発生・景観の悪化などを招き、周辺住民に直接的な不快感や健康被害の不安を与えます。例えば、玄関先にまで溢れたゴミから発生する異臭や害虫が隣家に及ぶと、日常生活に大きな支障が出ます。こうした状況が続けば、住民同士の信頼関係が壊れ、「あの家とは関わりたくない」と避けられてしまうリスクも高まります。

実際に、厚生労働省「地域共生社会の実現に向けて」でも、孤立や生活環境の悪化が地域トラブルにつながる可能性が指摘されています。ゴミ屋敷は単に本人の問題にとどまらず、周囲の生活環境と人間関係をも巻き込む社会的な課題なのです。

一度こじれた関係は、ゴミを片付けた後でも元通りには戻りにくいことがあります。「また同じ状況になるのでは」という不信感が残り、地域で孤立してしまうこともあるのです。快適な生活を送るためには、日常的なご近所との挨拶や相談、自治体の支援制度の活用などを通じて、ゴミ問題が深刻化する前に手を打つことが重要です。

孤独死の可能性を高める

ゴミ屋敷に暮らす高齢者は、転倒や病状の悪化といった身体的リスクに加えて、周囲との交流が減少することで孤独死の可能性が高まると指摘されています。

厚生労働省や内閣府の調査でも、高齢者の孤立は健康悪化や孤独死の要因となると報告されています(厚生労働省「セルフネグレクトに関する調査」)。ゴミ屋敷が悪臭や害虫を招き、人が寄りつかない状態になると、倒れても発見が遅れ、命を落とす危険が高まります。

孤独死は社会問題としても注目されており、地域や家族の見守りが不可欠です。本人に片付けの意思や能力がない場合、放置せずに周囲が早期に関与することが重要です。

深刻なゴミ屋敷は家族や地域だけで対処するのが困難な場合も多く、専門の片付け業者や自治体の相談窓口を活用することで、命に関わるリスクを減らすことにつながります。

利用者からの評判がよいおすすめの片付け業者は、こちらの記事も参考にしてください。

高齢者宅のゴミ屋敷清掃は専門業者へ相談を

高齢者宅のゴミ屋敷清掃は「粗大ゴミ回収隊」まで!

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ここまで見てきたように、高齢者宅がゴミ屋敷化すると、健康リスクや孤立、火災など深刻な問題につながる可能性があります。
「自分たちだけでは片付けられない」「自分たちだけのサポートでは不安」と感じたときは、無理に対応せず専門業者に相談することが大切です。

粗大ゴミ回収隊」では、大型の家具や家電から日常ごみまで、経験豊富なスタッフが迅速かつ丁寧に対応します。
最短25分で現地に到着し、即日作業も可能なため、急ぎで片付けたいケースでも安心です。

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ゴミ屋敷の片付けでよくある質問

    Q 後払い決済対応は可能ですか?

    A.

    はい、可能です。後払い決済をご希望の際は、以下の流れに従ってご対応させていただきます。

    粗大ゴミ回収隊では、後払い・分割払いが可能です。

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    Q ガレージに保管していた古タイヤや車部品の処分も対応していますか?

    A.

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    はい、自家用車の不要部品や古タイヤ、工具類も回収可能です。

    特にガレージに長年保管していた古タイヤやホイール、バッテリー、車のパーツなどは、処分方法に悩まれる方が多いですが、粗大ゴミ回収隊ではこれらの回収にも対応しています。内容によっては別途料金が発生する場合がございますので、以下のような点を事前にご確認いただくと安心です。

    1. 部品やタイヤのサイズや数量によって料金が変動する場合がある
    2. オイルやバッテリーなどの液体を含むものは、回収可否が異なることがある
    3. 重量物の場合、搬出の際に追加費用が発生することがある

    もし処分をご検討中の場合は、回収品の種類や量、保管状況などを詳しくお聞かせいただけますと、より正確なお見積もりが可能です。お手数ではございますが、ぜひ一度粗大ゴミ回収隊の公式サイトからお気軽にお問い合わせください。スムーズな回収のご案内をさせていただきます。

    Q 引っ越しに合わせて壊れたベッドフレームだけ処分したいです

    A.

    壊れたベッドフレームの回収について

    はい、壊れたベッドフレームの回収も承っております。分解作業も含めてお任せいただけますので、重くて処分が難しい家具も安心してお任せください。

    引っ越しに伴うベッドフレーム処分をご検討の方へ

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    ベッドフレームはサイズが大きく重量もあるため、処分する際は搬出の安全性や解体の手間が問題になることが多いですが、当社ではスタッフが分解から運び出しまで対応いたします。女性の一人暮らしやご高齢の方など、お一人では作業が難しい場合も安心です。

    お見積もりやお問い合わせについて

    粗大ゴミ回収隊では、お見積もりは無料で承っております。また、急なご依頼にも柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。詳しくは、粗大ゴミ回収隊の公式サイトをご覧いただけますと、サービス内容や料金の目安をご確認いただけます。

    引っ越しをスムーズに進めるためにも、壊れたベッドフレームの処分でお困りの際は、ぜひご相談くださいませ。

    Q エアコンの配管ホースや金具だけの処分もできますか?

    A.

    エアコン解体後の部品回収について

    エアコン取り外し後に残った配管ホースや金具などの部品は、当社が丁寧に回収いたします。小さなパーツでも見逃すことなく、お客様のご要望に応じたサービスを提供しますので、ご安心ください。

    よくある質問:配管ホースや金具だけの処分も可能ですか?

    はい、可能です。不用品回収の専門業者として、エアコンの配管ホース、金具、ネジなどといった小さな部品まで、しっかり回収・処分いたします。こちらの作業は頻繁にご依頼いただく内容であり、経験豊富なスタッフが対応していますので、安心してお任せください。

    不用品回収の流れ

    1. お問い合わせ: 粗大ゴミ回収隊のサイトよりお問い合わせいただけます。
    2. 見積もり: 現地にて実際に回収する品物を確認し、見積もりを行います。
    3. 回収作業: 承認いただいた後に、安全かつ迅速に回収作業を進めます。
    4. 費用のお支払い: 作業完了後、ご指定いただいた方法でお支払いをお願いいたします。

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