2022年05月16日
遺品整理する中で故人様が生前に大切にしていた物を処分するのは心苦しいものです。
遺品処分の苦慮する方は多く「どのように処分すればよいのだろうか…」「故人が大切にしていた遺品を捨ててよいのだろうか…」と悩みます。
このような悩みを抱えたら、遺品整理で処分したい物をお焚き上げしましょう。
今回は、遺品整理時に検討したい「お焚き上げ」について解説します。
東京の遺品整理業者ランキングを確認したい方はこちらもご覧ください。
記事の目次
お焚き上げとは、故人様が生前に大切にしていた品物を粗末に扱うのが難しいと感じた場合に、遺品供養して天に還す宗教儀式のことをいいます。
お焚き上げの由来は「五穀豊穣」です。
古来は札を燃やした煙の流れで、1年間の五穀豊穣(穀物が豊かに実るか)を占っていました。
これが、護摩を焚くことにつながり、炎の霊の力を借りて遺品を天に送る儀式に変わりました。
現在は、故人様の魂が宿った品物を天に送り、天界でも故人様が不自由なく暮らせるように祈る儀式として行われています。
最初にお伝えするとお焚き上げは義務ではないため、ご遺族の希望に沿って行ってください。
ご遺族の方がお焚き上げを希望する理由には、以下のようなものがあります。
罪や穢れなどの良くないものを自分の心身から取り除くために、お焚き上げを希望する方がいます。
故人様との突然の別れは不安な気持ちが生じるものです。
このような不運を断ち切りたいと考える人が、霊を憑り払いたいためにお焚き上げを希望します。
悪いことが起きた場合は、関連する品物をお焚き上げすることで悪縁が切れます。
ネガティブな気持ちは、悪縁を引き寄せてしまいがちです。
悪縁を断ち切ることで、それまで感じていたマイナスの感情を徐々に消していけます。
故人様に感謝の気持ちを届けるために、お焚き上げを希望する方がいます。
故人様が生前に使用していた品物を天界に送ることができるためです。
天界に遺品を送り、故人様が不自由なく暮らせるようにと願うことで、生前の感謝の気持ちを届けられます。
遺族の気持ちを整理するために、お焚き上げを希望する方がいます。
その理由は、遺品整理をした後に、故人様が愛用していた品物を捨てることに罪悪感が芽生えてしまうためです。
お焚き上げをすれば、遺品を捨てることに罪悪感がなくなり気持ちを整理できます。
お焚き上げの依頼方法は以下の手順で行います。
お焚き上げには「合同供養」「個別供養」「現場供養」があるため、要望に見合うものを選んでください。
お焚き上げの方法 | 費用相場 |
合同供養 | 10,000円 |
個別供養
|
20,000~70,000円 |
現場供養 | 20,000~70,000円 |
※費用相場は400mm×300mm×250mmの場合です。
※依頼先に応じて費用相場は異なることをご了承ください。
合同供養とは、自宅近くの神社や寺院で他の方の遺品と一緒にお焚き上げをしてもらう最も手軽な供養方法です。
他の方法と比較すると費用相場が10,000円と安いことが魅力です。
しかし、合同供養のために実施日を自由に決められません。
神社や寺院の方が決めたスケジュールでお焚き上げが行われます。
個別供養とは、他の方の遺品と混合させずにお焚き上げをしてもらう供養方法です。
費用相場は20,000円~70,000円しますが、他の方の遺品と合同で供養することに抵抗があり、手厚い供養をしたいと方から選ばれています。
個別に供養できるため、生前の感謝の気持ちを伝えるために手厚く供養したいという方に選ばれている供養方法です。
現場供養とは、故人が住んでいた自宅へ僧侶に出向いてもらい、お焚き上げしてもらう供養方法です。
費用相場は20,000円~70,000円と高いですが、故人様の思い出のある場所で、家族が立ち合いのもと供養できることが魅力となっています。
自宅で行うため、遺品が多くて持ち運びが難しい場合や、大きな遺品を供養したい場合におすすめの供養方法です。
サービス内容 | 対応業者 |
合同供養 | 神社・寺院
遺品整理業者 お焚き上げ業者 葬儀社 |
個別供養 | 神社・寺院
遺品整理業者 |
現場供養 | 神社・寺院
遺品整理業者 |
お焚き上げの方法を決めたら、依頼先を決めていきます。依頼先には「神社・寺院」「遺品整理業者」「お焚き上げ業者」「葬儀社」があるため、要望に見合う業者に依頼してください。
自宅近くの神社や寺院でお焚き上げをしてもらえます。
合同供養や個別供養、現場供養など対応できるものは、神社や寺院により異なります。
そのため、依頼前に神社や寺院に確認してみてください。
神社・寺院に依頼する場合は、忌中(四十九日法要までの期間)の間は対応してもらえないため注意しましょう。
遺品整理業者が提供するサービス内には、お焚き上げが含まれていることが多いです。
しかし、サービス内に含まれているお焚き上げは合同供養です。
そのため、個別供養や現地供養を希望したい方は、遺品整理業者へ見積依頼する際に相談してみてください。
遺品整理を業者にお任せする場合はワンストップで対応してもらえて利便性を感じられやすいです。
遺品整理業者への依頼を検討している方は「粗大ゴミ回収隊」へご依頼ください。粗大ゴミ回収隊の遺品整理の魅力は、以下の記事からお読みになれます。
お焚き上げの専門業者へ依頼すれば、指定場所に遺品を郵送すればお焚き上げをしてもらえます。
自宅の近くに神社・寺院がない場合や遺品整理を自分で行った場合などに利用したいサービスです。
インターネットで検索すれば、お焚き上げ業者が見つかるため探してみてください。
依頼先に悩んだら、葬儀社に相談してみることをおすすめします。
その理由は、葬儀社は豊富なネットワークを持っているためです。
ネットワークを活用して、どのように遺品供養すればよいかアドバイスをしてもらえます。
また、良い業者を紹介してもらえ、葬儀から遺品整理、お墓までワンストップで対応してもらうこともできます。
依頼先を決めたら、お焚き上げしてもらいたい品物を渡します。
古い写真や手紙、故人が生前に使用している衣類や装飾品など気持ちがこもったものを渡してください。
基本的に、どのような品物も供養してもらえますが、パソコンやガラス製品など燃えにくく燃やすと有害ガスが発生するものは対象外になることがあるので注意してください。
お焚き上げをしてもらうために費用を支払います。
サービス内容 | 対応業者 | 費用相場 |
合同供養 | 神社・寺院
遺品整理業者 お焚き上げ業者 葬儀社 |
10,000円 |
個別供養 | 神社・寺院
遺品整理業者 |
20,000~70,000円 |
現地供養 | 神社・寺院
遺品整理業者 |
20,000~70,000円 |
遺品整理時にお焚き上げをすべきかは任意で、義務ではありません。
しかし、故人様への感謝の気持ちを届けるためや、ご遺族の気持ちを整理するためにお焚き上げが行われています。
今回は、お焚き上げの依頼方法まで解説したため、ぜひ、遺品整理と同時に検討してみてください。
粗大ゴミ回収隊は、業界最安値を実現する不用品回収業者です。
遺品整理サービスも提供しているため、ぜひ、遺品整理にお悩みの場合はご相談ください。
Copyright © sodaigomi-kaishutai All rights reserved.