2021年06月21日
ゴミ屋敷の問題が取り上げられていますが、ゴミ屋敷は心理的な病気と深い関係があります。どのような心理状態の方が、ゴミ屋敷になりやすいのでしょうか?実は、ゴミ屋敷の住人になる可能性は誰にでも潜んでいるのです。
他人事ではないため、どのような人がゴミ屋敷の住人になるか理解を深めておきましょう。この記事では、ゴミ屋敷と心理状態の関係性について分かりやすく解説します。
部屋のゴミ屋敷化は、誰でもなる可能性があるため注意しなければいけません。あなたは、大丈夫でしょうか?ここでは、ゴミ屋敷になる可能性をチェックしていきます。複数の項目に該当する場合は、ゴミ屋敷になる可能性があるため注意してください。
日常生活を振り返って、所定の位置に物を片付けられない場合は、部屋がゴミ屋敷になりやすいです。収納場所を決めずに片付けていくと、どこに片付けたかを思い出せなくなります。その結果、物を探す時間が増えてしまって、部屋全体が散らかってしまうのです。このような人は、仕事などで精神的に疲れているかもしれません。
財布や家の鍵を探す機会が多い方は要注意。部屋がゴミ屋敷になる前に、所定の位置に物を戻す生活習慣を身に付けましょう。
1年以上使用していない物でも「もったいなくて捨てらない…」「いつか使うかもしれない…」と捨てられない方はゴミ屋敷になりやすいです。このような方は、決断力が乏しくて、優柔不断な性格であることが多いです。
友人や仕事関係者からの誘いを断ることができないでしょう。物を譲ってもらうと断ることができず、物が溢れていってしまい、部屋が散らかってしまいます。そのため、物が捨てらないという自覚症状がある場合は、断捨離をしてみましょう。
部屋の片付けを面倒に感じてしまう人は、ゴミ屋敷になってしまいます。このような人は、部屋に人を招く機会が少なく、部屋が散らかっていることを指摘してくれる人もいません。自分の部屋だから、誰にも迷惑かけていないと思う方もいるでしょう。
しかし、仕事場や結婚生活で悪影響が出ます。自分自身が面倒くさがりであると自覚している場合は、こまめな掃除を心掛けるようにしましょう。
ゴミ屋敷の問題は、さまざまなニュースで取り上げられていますが、なぜ、このような問題が起きてしまうのでしょうか?ここでは、ゴミ屋敷の住人の心理状態について分かりやすく解説します。
周囲に家族や友人、知り合いがいなくて1人暮らしをしている場合、孤独感からゴミ屋敷に発展すると言われています。部屋に物が溢れていると、孤独を和らげてくれると感じるのです。
家族や配偶者を失くして、孤独が深まることをキッカケに、ゴミ屋敷になるケースも珍しくありません。
通常であれば、部屋の汚れや悪臭、害虫は気になるものです。しかし、それすらも気にならなくなり、部屋の片づけをしなくなる人もいます。部屋が片付いていない状況が普通だと思ってしまうのです。
統合失調症などの精神疾患を抱えると物事に興味が湧かなくなり、ゴミ屋敷が気にならなくなります。
部屋の片づけをしようと意気込んでも、途中で挫折してしまう人がいます。短時間しか掃除に集中できないと悩む方が増えており、ADHDという精神疾患も注目を浴びるようになりました。
そのため、いつも掃除に集中できないとお悩みの方は、病気でないか疑ってみましょう。
買い物や収集が大好きな人は、物が増えることに喜びを感じます。趣味のコレクションは問題がありませんが、重症化すると不要な物ですらも捨てられなくなるので、注意してください。重症化した人の中には、生ゴミを保管する人などもいます。
強い脅迫観念を持っている人は、調味料や洗剤など予備がないと不安に感じてしまいます。その結果、部屋に物が溢れてしまって散らかってしまうのです。不安症候群などの病気を抱えている方は、予備の品物を購入しがちなので注意しましょう。
1年以上使用していない物でも「いつか使用するかもしれない」「捨てるのがもったない」という理由で、さまざまな物を溜め込むケースもあります。孤独感を感じて、物に愛着を持っている人が陥りやすい症状です。
仕事が忙しくて、職場の人間関係などの問題で精神的に疲れている場合は、部屋を片付ける気力が湧きません。
問題が解決したら症状が緩和されていき、部屋が片付けられるようになります。しかし、仕事が多忙な方は部屋が汚くなりがちなので、注意してください。
ゴミ屋敷になる原因は、住民の心理的な病気が密接に関係していることが多いです。実際に、どのような病気が関係しているのでしょうか?ここでは、ゴミ屋敷に関係する心理的な病気をご紹介します。
鬱病とは、気分が強く落ち込んで憂鬱になる精神疾患です。やる気が出ない、眠れない、疲れやすい、だるいなどの身体的な症状も出る病気で、気分障害の1つです。
仕事や受験を失敗したり、人間関係の悩みなどが原因だったりして発症します。鬱病になると部屋の片付けができなくなり、片付けができない自分に対して情けなさを感じてしまうことが増えます。
片付けができない自分を責めてしまうため、鬱病になったら、粗大ゴミ回収業者に部屋を片付けてもらうなど対策を考えなければいけません。
統合失調症は、幻覚を見るようになり、被害妄想が激しくなる精神疾患です。脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることが原因で病気になるため、誰でもかかる恐れがあります。
統合失調症を患うと、被害妄想が激しくなり、人を避けるようになります。自分の世界に閉じこもるため、ゴミ屋敷化していることに周囲は気づけないことが多いです。
もし、ゴミ屋敷に住んでいる場合は、自分自身で片付ける気力はありません。ゴミ屋敷に関しても気には留めなくなるため、周囲の人が気付いてあげる必要があります。
ADHDは、過活動や衝動性を主症状とする精神障害です。基本的には、幼少期に発症する障害であり、1つのことに集中することができません。
従来は、ADHDについて認知されていませんでしたが、マスコミが取り上げられたことによりADHDが認知され、通院・治療を受ける人が増えました。このような精神障害を抱えている方も、ゴミ屋敷の住人になりやすいです。
しかし、ADHDは薬物治療で症状を改善できるようになってきています。そのため、片付けが苦手でADHDと診断された場合は治療を受ければ、状況を改善していけるでしょう。
OCDは、自分の意思に反して、不合理な考えが繰り返し浮かんで来てしまう精神疾患です。例えば、手を洗った後でも汚れが気になったり、戸締りをしたか何度も確認したくなったりします。
このような症状は、誰にでもあるかもしれませんが、OCDの精神疾患を患うと症状がエスカレートしていきます。
OCDの精神疾患を患うと「今、購入しなければいけない」と脅迫観念を抱いたり「物を捨てるなんて罪悪感がある」と脅迫観念を抱いたりします。そのため、モノが溢れてしまって、ゴミ屋敷化してしまうのです。
ボーダーとは、人格障害のことをいいます。気分や感情が目まぐるしく変わるため、部屋の片付けを始めても、最後まで自力で片付けられません。
また、常に空虚な気持ちを抱えているため、物を溜め込みやすい傾向があります。その結果、部屋がゴミ屋敷になってしまうのです。
気分の波が激しく、酷く落ち込むことがあり、自傷行為もしやすくなっています。そのため、部屋の片付けができないことに罪悪感を抱かぬように、常にキレイな部屋の状態をキープする必要があります。
買い物依存症とは、買い物をすると気分が高揚して、買い物自体が目的となりコントロールが効かなくなる精神疾患です。
不要な物まで購入してしまうため、部屋に物が溢れて、ゴミ屋敷化していきます。部屋がゴミ屋敷になるだけではなく、借金を繰り返して、自己破産に至るケースもあるため、早期に病院で治療を受けましょう。
認知症とは、脳の病気や障害などが原因で、認知機能が低下することをいいます。認知症の症状が出てくると、整理整頓したい気持ちがあるけれど、片付けるための段取りが思い出せなくなるなどの問題が出てきます。
また、どこに片付けたかを思い出せなくなってしまいがち。その結果、部屋のアチコチを探しまわって、散らかしてしまうのです。そのため、認知症の人も部屋がゴミ屋敷になりやすくなっています。
ご両親が認知症を患った場合は、定期的に自宅を訪問してゴミ屋敷になっていないか確認してあげましょう。
心理的な病気でゴミ屋敷になることは理解して頂けたと思います。実際に、ゴミ屋敷になった場合には、どのように問題を解決していけば良いのでしょうか?ここでは、ゴミ屋敷の問題を解決する方法をご紹介します。
心理的な病気を抱えている場合は、部屋の片付けの気力が芽生えません。そのような状況の自分自身を攻めてしまいがちになります。
このような負のスパイラルに陥っている場合は、粗大ゴミ回収業者に部屋の片付けを依頼しましょう。専門業者に相談をすれば、依頼するだけで、部屋をキレイにしてもらえます。
粗大ゴミ回収業者のサービス料金が気になる場合は、家族や友人に部屋の片付けの協力を依頼してみましょう。部屋が片付けられない状況を理解してもらうことで、安心感を得ることができます。
ゴミ屋敷の住人であること、精神疾患を抱えていることに恥ずかしさを感じると思うので、本当に信頼がおける人に相談をしてみてください。
ゴミ屋敷の住人であることに罪悪感や後ろめたさを持ち、自分自身で部屋の片づけを始める方は多いです。しかし、鬱病やADHDなどの精神疾患を患っている場合は、最後まで部屋の片づけを終えることができません。その結果「部屋の掃除もできないなんて…」と事故険悪に陥ってしまい、精神疾患が重症化してしまうのです。
このような悪循環を生み出さないために、精神疾患を患っている方は無理しないようにしましょう。専門業者に事情を説明して、定期的に部屋の片付けをしてもらうことをおすすめします。
さまざまな心理的な病気で、部屋がゴミ屋敷になってしまいます。鬱病や統合失調症だけではなく、ADHDやボーダーなどのあまり認知されていない心理的病気もあります。そのため、部屋が片付けられずに悩んでいる方は、心理的な病気を疑ってみましょう。
また、部屋の片付けができない場合は、ムリをしないことが大切です。病気が治るまで、専門業者に部屋の片付けを依頼しましょう。
粗大ゴミ回収隊は、心理的な病気で部屋が片付けられずに悩んでいる方のサポートをしています。ぜひ、ゴミ屋敷で悩んでいる方は、1人で悩まずに粗大ゴミ回収隊までご相談ください。
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