家具をそのままにして家の解体は可能？条件や費用を抑える方法も解説

解体

2025.09.07

家を取り壊す際、家具をそのままにしないほうがよい理由と対処法を解説します。

家財をそのままにした状態で住居を解体する場合、捨てる費用が追加でかかるほかトラブルの原因になりかねません。

本記事の内容を把握すれば、物品をそのまま残すリスクを回避しつつ、家具の処理を適正な価格で依頼できます。

トラブルなく、スムーズに家の取り壊し作業を進めるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

1 家の解体時に家具をそのままにしない方がよい理由
2 家の解体で家具をそのままにしてもよい条件
3 家の解体前に済ませる家具の処分方法
4 家の解体時の残置物撤去の費用相場
- 4.1 代表的な家具・家電などの処分費用の相場
- 4.2 残置物を一括処分する場合の費用相場
5 家の解体や不用品処分の費用を抑える方法
6 まとめ｜家の解体で家具を残すか処分かは業者相談もあり

家の解体時に家具をそのままにしない方がよい理由

住宅の解体工事において、室内に物品が残されている状態はさまざまな問題を引き起こします。

なぜ家財を事前に処理すべきなのか、根拠となる要因を見ていきましょう。

追加で費用がかかる

室内に家財が残存している場合、取り壊し業者は次の対応を余儀なくされます。

取り壊し専門業者が処分業者を緊急手配
予定外の作業による工期の延伸

取り壊し作業を担当する業者は、家財が存在すると本来の業務を開始できません。

そのため、処分を専門とする別業者への依頼が必要となり、手配費用が工事代金に上乗せされる仕組みです。

家財の材質によっては取り壊し工事と同時処理が可能な場合もありますが、多くのケースで別途費用が発生します。

解体作業が滞る

住宅の取り壊し工事では、次のような物品が室内に残されていると作業を進行できなくなります。

消火器などの危険物
冷蔵庫などの家電製品
仏壇、神棚などの家財

そのまま取り壊すと、安全上の問題や作業上の障害のリスクがあり、撤去しないと工事できません。

当日の専門業者手配が困難な場合、翌日以降への工事延期となる可能性が高く、工期が長期化しやすくなります。

作業が停滞すると、工期延長による追加出費につながるので、いらない物は事前に処理しましょう。

環境に負荷がかかる

本来であれば適正処理されるべき家財を取り壊し業者に委ねると、埋め立てや焼却による処理となり、環境への悪影響が懸念されます。

以下の素材はリサイクル活用が可能なため、放置せず適正な処理ルートに回すべきです。

木質系材料
プラスチック類
金属製品

ただし、個人でのリサイクル処理には複雑な手続きが伴うため、簡便性を重視する場合は不用品処理専門業者への依頼が現実的です。

処理費用は発生しますが、環境負荷の軽減につながる適正処理が可能になります。

家の解体で家具をそのままにしてもよい条件

住宅の取り壊し工事では、原則として室内を空にしなければなりませんが、特定の条件下ではそのままにできる場合があります。

ただし、条件に合う場合でも最終的には業者の判断になるため、事前に確認しましょう。

タンスなど木製製品で建築廃材として処分できる場合

タンスのような木質系家財については、建築廃材としての処理が可能な場合があります。

建築廃材扱いであれば、取り壊し時に発生するほかの廃材と合わせて処理できるため、別途費用や工事の中断なしに処分可能です。

しかし、木製家財の多くには金属部品が使用されているので、処理可能かどうかの事前確認が必要になります。

さらに、家財の状態が良好な場合は買取対象となることもあるため、最初から廃棄前提ではなく相談してみてください。

ラックなど鉄製品で価値が見込める場合

ラックなど鉄製品で価値が見込める場合も、家財をそのままにしてよい条件に当てはまります。

鉄はkg単位で買い取ってくれる場所があるので、業者が持ち帰ることもあるでしょう。

取り壊し業者の中には、鉄製品の売却値を参考にした価格分を、取り壊しの費用からマイナスしてくれることもあります。

鉄製の物品が多い場合には、業者にどのような処理方法があるのか問い合わせてみてください。

業者が残置物を処分できる場合

施工業者自体が残された家財の処理に対応できる場合、そのままにしても問題ありません。

取り壊し業者の中には、不用品処理業務も兼営している企業があり、住宅内の物品も合わせて処理可能です。

多くの場合で追加料金が発生しますが、取り壊し工事の依頼と同時に粗大ゴミの処理も一括依頼できます。

複数業者への個別依頼やスケジュール調整の手間を省ける業者を選ぶことで、効率的に進行できます。

家の解体前に済ませる家具の処分方法

住宅の取り壊し工事前に、実施可能な家財処理の手法を紹介します。

取り壊し工事時に家財が残存しないよう、事前に整理しましょう。

自治体のゴミ回収に出す

自治体が実施する廃棄物回収サービスを活用することで、家財を処理可能です。

粗大ゴミの収集については地域別に規定が設けられており、ルールに従って処理すれば費用を最小限に抑えられます。

ただし、廃棄物処理の規定には次の内容が含まれているので、注意しましょう。

事前の予約手続き
収集日時の指定
収集対象品目と対象外品目の確認

規定を確認せずに排出しても回収されないので、必ず規定に沿って捨ててください。

リサイクルショップやフリマアプリで売る

まだ使用できる状態の家財は、リサイクルショップやフリマアプリで売ることでも、事前に捨てられます。

単に捨てるのではなく、売って多少なりとも利益が出れば取り壊し費用に充てられます。

しかし、リサイクルショップで買い取ってもらえない場合や、フリマアプリで買い手が見つからない可能性もあるため、早めに売り出さなければなりません。

フリマアプリで売る際は、写真の撮影や出品手続きなどの手間もかかります。

それでも単純に売るよりは有効活用できるので、選択肢の一つとして検討しましょう。

不用品回収業者に依頼する

家財を一度に処理したい場合は、不用品回収専門業者への依頼により、事前に片付けられます。

たとえば、次のような大型家財でも一括処理してもらえるためおすすめです。

ベッド
タンス
本棚
デスク
ソファ

個人での運搬が困難な家財や、回収できない品目などがあるときは、ゴミ処理の専門業者に相談してみましょう。

とくに処理対象の家財が多数ある方なら、料金も大きく変わらず専門業者のサービスを利用できるので、検討してみてください。

家の解体時の残置物撤去の費用相場

住宅の取り壊し工事で、残存物がある場合の撤去にかかる費用を紹介します。

自治体で捨てた場合や、ゴミの処理業者に依頼した場合の費用相場も紹介するので、比較して任意の方法でおこないましょう。

代表的な家具・家電などの処分費用の相場

自治体の粗大ゴミを捨てる際にかかる費用と、業者に依頼した際にかかる費用の目安を表にしたので、参考にしてみてください。

品目	自治体粗大ゴミの費用相場（税込）	業者依頼の費用目安（税込）
タンス	500円～2000円	3000円～10000円
テーブル	500円～1500円	2000円～7000円
ラック	300円～1000円	1500円～4500円
書庫	500円～1500円	3000円～6000円
冷蔵庫	回収不可	5000円～15000円
洗濯機	回収不可	4000円～10000円
テレビ	回収不可	3000円～8000円
自転車	200円～1000円	1500円～5000円

総じて業者に依頼するほうが費用は高くなりますが、手続きの手間や自分で運び出す労力を考慮すると、業者への依頼もおすすめです。

また、相場を把握しておくと業者を決める際の判断材料になります。

残置物を一括処分する場合の費用相場

残された家財やゴミをまとめて捨てる場合にかかる費用は、次のとおりです。

間取り	費用相場
2DK	90,000〜250,000円
2LDK	120,000〜300,000円
3DK	150,000〜400,000円
3LDK	170,000〜500,000円
4LDK以上	220,000〜600,000円

金額に幅がある理由は、捨てるゴミや家財などの量です。

間取りは同じ2DKでも、軽トラック1台で捨てきれる場合や2tトラックが必要な場合もあります。

残された家財を一括で捨てると、運び出す労力も金額に反映されるため、費用が高くなりがちです。

そのため、前もって捨てる際は、いらないものといるものを分けていらないもののみ捨てましょう。

家の解体や不用品処分の費用を抑える方法

住居の取り壊しやゴミの処理にかかる費用は、決して安い金額ではないので、抑える方法を確認しましょう。

それぞれの内容を把握して業者に依頼すれば、ゴミの処理にかかる費用を節約できるので、ぜひ実践してみてください。

相見積もりで比較して業者を選ぶ

業者を選ぶ際は、相見積もりを取って費用を比較したうえで決めましょう。

相見積もりを取ると、業者は費用を抑えて提示してくれることもあるので、結果として費用を抑えられます。

また、相見積もりは費用のみを比較する目的以外にも、サービス面や信頼性を判断するために必要です。

相見積もりを取る時点で嫌な態度を取られることもあり、業者の反応を見ることでよりよい業者に依頼できます。

不用品処分から解体まで一括で依頼する

取り壊し工事とゴミの処理で業者を分けず、一括で依頼できる業者を選ぶことも費用を節約可能です。

別々で依頼するよりも、一括で依頼すればセット割引のような形で費用を抑えられる場合があるほか、取り壊し工事と同時に処分してもらえることもあります。

手続きやスケジュールの変更など、連絡も一本化できる点もメリットです。

業者を選ぶ際にも絞り込みやすくなるので、ゴミの処理から取り壊しまで対応できる業者に依頼してみましょう。

買取に対応する不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者が家具の買取に対応していれば、費用に充てられます。

タンスや本棚など、まだ使用できる丈夫な品は、ゴミとして処分せずに買い取ってくれる場合があります。

とくに使用可能な家電製品は買い取ってもらえる確率が高く、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどがある場合におすすめです。

業者により買取対象のものが異なり価格もさまざまなため、見積もりの際に査定してもらいましょう。

まとめ｜家の解体で家具を残すか処分かは業者相談もあり

https://sodaigomi-kaishutai.com/

家を解体する際は、家具をそのままにすると追加で高額な費用が発生するほか、処分にかける時間が必要なため、工期も延長されがちです。

事前に家財を捨てたほうが節約につながるケースが多いほか、取り壊し工事もスムーズに進みます。

家を解体するにあたって、家具を処理する際は「粗大ゴミ回収隊」がおすすめです。

不用品回収のプロが適正価格で迅速に家具を処理します。無料で見積もりできるので、ぜひ検討してみてください。
＞＞＞粗大ゴミ回収隊への無料見積もりはこちら！

お急ぎの方は
お電話が
おすすめです!

8:00～24:00/年中無休

【東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県対応】

0120-84-7531

受付時間

8:00～24:00/年中無休

0120-84-7531

メール問い合わせ

LINE問い合わせ

に
まずは無料でご相談!!

お急ぎの方は
お電話が
おすすめです!

8:00～24:00/年中無休

【東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県対応】

0120-84-7531

メールで見積り依頼

LINEで見積り依頼

お支払い方法

現金

各種クレジットカード

銀行振込対応

QR決済

に

まずは無料で
ご相談!!

東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県対応

＼お急ぎの方はお電話がおすすめです／

受付時間 8:00～24:00/年中無休 0120-84-7531

メールで見積り依頼

LINEで見積り依頼

お支払い方法

現金

銀行振込対応

各種クレジットカード

QR決済

家の解体で家具をそのままにする際によくある質問

Q 家の解体で残していいものはなんですか？

A.
家の解体で残していいものは、基本的にありません。しかし、業者の判断で木製品や鉄製品はそのままでもよいとする場合があります。あらかじめ捨てる手間を省くために残すものがあれば、業者に連絡して確認しましょう。
Q 家の解体前にどこまで片付けるべきですか？

A.
家の解体前は、粗大ゴミや家庭ゴミに該当するものを片付けたほうがよいでしょう。捨てられると困るものも片付けておかなければ、廃材とともに処分されてしまいます。原則は空にすべきですが、業者により家具をそのままにしておいてもよい場合があるので、確認してみてください。
Q 家の解体で中にあるものはどうなりますか？

A.
家を解体する際、中にあるものは残置物と呼ばれ、基本的に所有者が処分しなければなりません。解体業者が処分してくれる場合もありますが、追加費用の発生や工期の延長につながるので、事前に処分しましょう。