60坪の家の解体費用は180~480万円!相場より安くするコツも紹介
2025.07.06
本記事では、60坪の家の解体費用について解説します。
住み慣れた家を取り壊すことは、人生において大きな決断の1つです。この記事を読めば、60坪の家の構造別の解体費用相場から内訳、解体にかかる時間の目安まで詳しく分かり、安心して一歩を踏み出せます。
予期せぬ出費を抑え、少しでもお得に解体を進めるための具体的なコツや注意点もまとめました。賢く、スムーズに解体作業を進めたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
60坪の家の解体費用
家の解体費用は、単に広さだけで決まるわけではありません。以下の表を見ると分かるように、建物の構造が費用に大きく影響します。
住宅の構造 | 解体費用の相場 |
---|---|
木造住宅 | 180~300万円 |
軽量鉄骨造住宅 | 240~360万円 |
RC造住宅 | 360~480万円 |
例えば、木造は比較的解体がしやすく、工期も短く済みますが、RC造は非常に頑丈なため、専門的な技術や時間が必要です。それぞれの解体費用の相場を詳しく見ていきましょう。
木造住宅の解体費用の相場
日本の戸建て住宅で最も一般的な木造は、比較的解体費用が抑えられます。木材は鉄骨やコンクリートに比べて加工しやすく、解体作業も比較的スムーズに進むため、人件費や重機費用を抑えることが可能です。
また、廃材の処分も比較的容易なため、トータルコストを抑えやすいとされています。かかる時間については、60坪程度の木造住宅であれば、1週間から2週間程度で完了するケースがほとんどです。
軽量鉄骨造住宅の解体費用の相場
軽量鉄骨造住宅は、柱や梁などに軽量な鉄骨を使用した構造が特徴です。木造よりも頑丈で耐震性も高く、費用も比例して高くなります。
解体費用が高いのは、RC造ほど強固ではないものの、解体には鉄骨を切断するための専門的な工具が必要になり、木材とは異なる廃材処理も伴うためです。鉄骨の特性上、切断時の火花や騒音対策もより厳重に行う必要があります。
作業期間は、おおよそ2週間から3週間程度を見ておきましょう。
RC造住宅の解体費用の相場
RC造住宅は、鉄筋とコンクリートを一体化させた最も強固な構造です。耐震性や耐久性に非常に優れる反面、解体にはかなりの労力と時間、そして特殊な技術が求められます。
分厚いコンクリートを破砕するための重機などが必要となり、解体時の騒音や振動も大きいため、入念な近隣対策が不可欠です。廃材もコンクリートガラや鉄筋など重く量も多いため、処理費用も高額になります。
60坪程度の住宅でも、解体には3週間から1ヶ月半ほどの期間を要することが一般的です。
60坪の家の解体にかかる費用の内訳
解体費用は、単に「建物を壊す費用」だけではありません。内訳には、以下のような作業や手続きにかかる費用が含まれています。
費用項目 | 内容の概要 | 相場(木造・60坪・東京近郊) |
---|---|---|
解体工事本体費用 | 建物本体の解体(人件費・重機費含む) | 約160~210万円 |
廃棄物処理費用 | 木材・内装材・瓦礫などの分別/処理費 | 約25~45万円 |
重機・車両費用 | 小型重機・ダンプの搬入および稼働コスト | 約12~22万円 |
養生費用 | 近隣対策(足場・防音・飛散防止など) | 約8~15万円 |
整地費用 | 解体後に土地を平坦にする作業 | 約6~10万円 |
諸経費(管理・届出) | 書類提出・現場監督などの間接費用 | 約5~10万円 |
※東京近郊(1都3県)で木造住宅を解体する場合のおおよその費用目安です。条件により前後します。
費用の内訳を理解すれば見積もりの内容をより正確に把握し、適正価格かどうかを判断できるので、あわせて参考にしてください。
解体工事本体費用
この費用は、実際に建物を壊す作業にかかるコストです。主に、作業員の人件費や出張費などが本体費用に含まれます。60坪の解体では、建物の構造や周辺環境に応じて最適な重機を選定し、人員を揃えて効率的に作業を進める必要があります。
手作業での解体が必要な箇所があれば、その分の人件費も加算されるので、注意が必要です。
廃棄物処理費用
解体工事では、木・瓦礫・石膏ボード・ガラス・鉄くずなど、さまざまな種類の廃材が発生します。廃材を適切に分別し、産業廃棄物として処分する際にかかる費用が「廃棄物処理費用」です。
廃材の種類や量、運搬距離によって費用は変動し、特にアスベストなどの特定有害物質が含まれる場合は、費用が高くなります。
重機・車両費用
解体作業には、ショベルカーやユンボなどの重機が不可欠です。また、解体で出た廃材を運搬するためのダンプトラックなどの車両も必要になります。
重機・車両費用は、このような重機や車両のリース、現場までの運搬や燃料などにかかる費用のことです。60坪程度の敷地であれば、比較的コンパクトな重機で対応できることもありますが、搬入経路や作業スペースによっても費用は変動します。
養生費用
解体工事は、粉じんの飛散や騒音、振動などを伴います。このような状況は近隣住民に迷惑をかけることもあるため、トラブルを避けるためには足場や防音シート、飛散防止ネットなどを設置しなければなりません。
このようなときにかかるのが、養生費用です。特に住宅密集地での解体では、近隣トラブルを避けるためにも、この養生作業が非常に重要になります。
整地費用
整地費用は、建物の解体が完了した後に、土地を平坦にする作業にかかる費用です。新たに建物を建てたり、駐車場にしたり、更地として売却したりなど、解体後の土地の利用目的によって整地のレベルが異なります。
重機を使って土砂を移動させたり、必要に応じて土を運び込んだりする作業が増えると費用が高くなる傾向です。60坪の敷地を均一に整地するためには、それなりの手間と時間がかかります。
諸経費
解体工事を始める前には、建築リサイクル法に基づく届出、建物の解体後の建物滅失登記など、さまざまな行政手続きが必要です。
このような書類作成や提出、現場全体の安全管理、作業員の労災保険料、近隣への挨拶回りといった、直接的な解体作業以外の間接的な費用が諸経費として計上されます。
また、場合によっては見積もりやキャンセル料などがかかるケースもあるので、事前に業者のサイトなどを確認しましょう。
追加費用(アスベスト・埋設物・残置物等)
その他にかかる追加費用としては、特殊な環境だった場合の作業代が挙げられます。
例えば、アスベストは有害な物質を含んでおり、他の廃材と一緒に処分することはできません。そのため、「廃棄物処理費用」とは別途で処分費を取られるケースがほとんどです。
また、庭の土に古い井戸が埋まっていたり、家の中に不用品が残っていたりするときも、追加で処分費が発生します。
庭木の処分についてはこちら!
【要注意】解体費用が高くなりがちな家の特徴
続いて、解体費用が高くなりがちな家の特徴を5つに分けて解説します。
ゴミ・不用品が大量にある
解体する建物内に、以下のようなものが残っている場合、撤去・処分するための費用が別途で発生します。
- 家具
- 家電
- 衣類
- 食器
- 放置されたゴミ類
解体業者によっては、残置物の処分も引き受けてくれますが、その費用は高額になる傾向があります。可能な限り、事前に自分で片付けておくことで、費用を大幅に削減可能です。
一軒家の不用品処分についてはこちら!
重機が入れないほど敷地が狭い
解体現場が狭くて大型の重機が搬入できない、隣家との距離が極端に近い狭小地・密集地では、手作業での解体が多くなるため、人件費が高くなりがちです。
また、重機を小型化したり、作業工程を細かく分けたりする必要があるため、工期も長くなって結果的に費用が高くなってしまいます。道幅などが狭いときは、事前に業者に伝えておくと作業がスムーズです。
建物が著しく劣化している
築年数が古く、倒壊の危険があるほど老朽化が進んでいる建物は、慎重な作業が必須です。通常の解体方法では危険が伴うため、補強しながら進めるといった特別な対応が必要となり、費用が高くなることがあります。
また、解体作業中の予期せぬ崩落なども考慮し、より厳重な安全対策が求められるため、追加費用がかかるケースも少なくありません。
アスベストが使われている箇所がある
1980年代以前に建てられた建物には、アスベストが断熱材や建材として使用されている可能性があります。アスベストは、飛散すると人体に有害なため、専門業者による厳重な飛散防止対策と除去作業が必要です。
アスベスト除去には専門的な知識と技術、そして国のガイドラインに沿った作業が求められるため、通常の解体費用とは別に、非常に高額な費用が発生します。解体前には、必ずアスベストの有無を調査してもらいましょう。
建物が平屋である
意外に思うかもしれませんが、平屋は2階建て以上の建物に比べて、解体費用が高額になることが多いです。基礎部分の面積が広くなることで、礎の解体に手間と時間がかかるため、費用が高くなることがあります。
また、屋根の面積も広いため、屋根材の処分費用も増える可能性があり、注意が必要です。
60坪の家の解体を安く済ませるコツ
解体費用を抑えるためにできることは、いくつかあります。賢く工夫して、無駄な出費を削減しましょう。
複数の業者に見積もりを依頼する
最も効果的な費用削減策の1つが、複数の解体業者から相見積もりを取ることです。最低でも3社程度から見積もりを取り、提示された費用やスタッフの対応などを比較検討しましょう。
各業者の費用設定やサービス内容、見積もりの内訳の透明性を比較することで、適正価格を見極めることができます。安さだけでなく、信頼性や実績、対応の丁寧さも重視して選ぶことが大切です。
可能な範囲で片付けをする
建物内に残っている家財や不用品は、できる限り自分で処分するのが費用を抑える鉄則です。
自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用したり、リサイクルショップやフリマアプリで売却したりすることで、不用品回収業者に依頼する費用を節約できます。解体業者に処分を依頼すると割高になるケースもあるので、必ず事前に処分費を含めた見積もりを取りましょう。
補助金・助成金制度を積極的に活用する
国や地方自治体では、特定の条件を満たす老朽化した空き家の解体に対して、補助金や助成金制度を設けている場合があります。例えば、耐震性の低い建物の解体や防災対策としての解体、地域活性化を目的とした解体などが対象です。
制度の内容や申請条件は自治体によって異なるため、事前に市役所や自治体のホームページなどで確認してください。
60坪の家を解体する際の注意点
解体工事をスムーズに進めるためには費用面だけでなく、いくつかの注意点も押さえておく必要があります。
事前に周囲へ挨拶をする
解体工事は、騒音や振動などによって、近隣住民に多大な影響を与える可能性があります。工事開始前に、必ず近隣住民へ挨拶回りを行い、工事期間や作業時間、連絡先などを伝えて理解を求めましょう。
丁寧な対応をすればトラブルを未然に防ぎ、保つことができます。
建物滅失登記を行う
建物の解体後、1ヶ月以内に「建物滅失登記」を行う義務があります。これは、法務局で建物の登記を抹消するための手続きです。
この登記を行わないと、固定資産税が課税され続けたり、不動産の売買ができなかったりと、さまざまな問題が発生する可能性があります。通常は解体の際にプロへ依頼しますが、自分で行うことも可能です。
自分で行う場合は数千円、プロに依頼する場合は数万円の費用がかかるので、手間などを踏まえて検討しましょう。
解体後の活用方法を考える
解体工事を始める前に、解体後の土地をどのように活用するかを具体的に考えておくことが重要です。新築を建てるのか、駐車場として利用するのか、それとも売却するのかといった内容を慎重に検討しましょう。
解体の目的が明確であれば、整地の方法や残す設備の有無など、解体業者との打ち合わせもスムーズに進み、無駄な作業や費用を削減可能です。例えば、売却を考えているなら、更地のままで良いのか、または駐車場として整備するのかで解体後の作業が変わってきます。
60坪の家の解体は「粗大ゴミ回収隊」へお任せ!
今回は、60坪の家の解体費用を紹介しました。
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解体でよくある質問
Q 家電リサイクル法対象の品物も回収できますか?
はい、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどの家電リサイクル法対象品も対応しております。
リサイクル券の手配から処分まで一括で当社が責任を持って行います。
Q 使用済みのマットレスは回収してもらえますか?
はい、スプリング入りのマットレスを含め、使用済みでも状態に関わらず回収いたします。大きさや搬出経路に応じて分解や吊り下げ作業も対応可能ですのでご安心ください。
Q 金庫やピアノのような重量物も回収可能ですか?
はい、重量物の回収も専門技術と機材を用いて安全に行います。事前にご相談いただければ、お見積もりや作業内容の詳細を丁寧にご案内いたします。
Q 引っ越しのゴミと一緒に回収してもらえますか?
はい、引越しに伴う不要品やゴミもまとめて回収可能です。お客様のご都合に合わせて日時を調整し、一括でスムーズに対応いたします。