漬物石の処分方法と処分費用！ホームセンターでの回収はほぼ不可

処分

2025.02.07

本記事では、漬物石の処分方法を紹介します。漬物石を処分する際の費用相場や注意点も解説。
この記事を読めば、正しい漬物石の処分方法がわかるでしょう。

1 漬物石の処分方法6選
2 漬物石の処分費用相場
- 2.1 不用品回収業者の料金相場
- 2.2 粗大ゴミの料金相場
3 漬物石の種類ごとの処分方法と注意点
4 漬物石を処分する時の注意点
- 4.1 ホームセンターでは漬物石を回収していない
- 4.2 河原や公園に捨てない
5 漬物石の処分なら、粗大ゴミ回収隊へ

漬物石の処分方法6選

漬物石の処分方法を6つ紹介します。漬物石は中古の需要もあるため、売ったり譲ったりして手放す方法もあります。処分の手間や費用を考慮して、自分に合う捨て方を選びましょう。

不用品回収業者に依頼する

民間の不用品回収業者に回収してもらう方法です。
不用品回収業者は天然石やコンクリートなど処分が面倒な漬物石でも引き取ってくれます。漬物樽や他の不用品もまとめて処分が可能。

連絡すれば自宅まで引き取りに来てくれるため、1番楽な処分方法です。
不用品回収業者の利用方法は次のとおりです。

電話やメールで見積をとる
見積金額に納得したら、回収日時を決める
回収日に不用品を引き取ってもらう
処分料金を支払う

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自治体のゴミに出す

一部の自治体では漬物石を不燃ゴミや粗大ゴミに出すことが可能です。
ただし、捨てられるのは人工石に限られている場合が多いため注意しましょう。漬物石を処分できるかは自治体により異なるため、市町村のホームページ等で事前の確認が必要です。
自治体ごとの分別例は次のとおりです。

自治体名	漬物石の分別方法
東京都板橋区	自治体では収集不可
神奈川県横浜市	燃えないゴミ（50cm以上のものは粗大ゴミ）
神奈川県川崎市	粗大ゴミ
埼玉県さいたま市	粗大ゴミ（人工石のみ）

ゴミ処理センターへ直接持ち込む

漬物石を粗大ゴミとして出せる自治体では、ゴミ処理施設に直接持ち込むこともできます。
直接搬入のメリットは、処分料金が安い自治体が多いこと。料金は自治体によって異なりますが、戸別収集の半額になるところもあります。
なお、持ち込みできるのは自分が住んでいる自治体のゴミ処理施設のみとなります。住所を確認される場合もあるため、運転免許証等の身分証を持って行きましょう。
直接搬入の方法は次のとおりです。

電話やメールで直接搬入の予約をする
指定された日時に粗大ゴミを持ち込む
料金を支払う

専門業者に依頼する

自治体から許可を得た産業廃棄物処理業者に処分を依頼する方法です。
多くの自治体で漬物石は処理困難ゴミに指定され、自治体のゴミ処理施設では処分できません。
産業廃棄物の許可を得た業者なら、専用の処分場まで漬物石を運び、適切に処分してくれます。
どの業者に頼めば良いかわからない時は市役所のホームページを確認したり、環境課に相談してみましょう。一般の人でも利用できる専門業者を紹介してくれるはずです。
例えば東京都港区では、石やブロックの処分業者を区役所ホームページで紹介しています。

フリマアプリで売る

メルカリやヤフーフリマなどのフリマアプリで漬物石を売る方法です。
漬物石は中古でもある程度の需要があります。綺麗な物は売れやすいため、汚れを拭いてから出品するのがおすすめです。ただし利益はあまり見込めないため注意しましょう。

ここでは、メルカリでの取引実績を紹介します。

品目	取引価格
漬物石1.5㎏	680円（送料455円）
漬物石4.5㎏	800円（送料750円）
漬物石まとめ売り	1,100円（送料750円）

ジモティで譲る

インターネット上の掲示板で漬物石の引き取り手を探す方法です。
フリマアプリとは異なり、無料で出品することもできるので引き取り手が見つかりやすくなっています。
また基本的に手渡しで取引するため、送料がかからないのがメリットです。
ただしジモティでは漬物石が多数出品されており、欲しい人がすぐに現れるとは限らないので注意が必要です。

漬物石の処分費用相場

6つの処分方法の費用相場は表のとおりです。
処分費用を抑えたいなら、フリマアプリで売ったりジモティで譲るのがおすすめです。ただしこれら2つの方法は手間と時間がかかります。
楽に処分したいなら不用品回収業者や専門業者に依頼するのが良いでしょう。

処分方法	処分費用の相場
不用品回収業者に依頼する	パックプラン：25,000円～
自治体のゴミに出す	0円～550円程度※回収不可の自治体もある
ゴミ処理センターへ直接持ち込む	自治体によって異なる
専門業者に依頼する	2,000円～10,000円程度
フリマアプリで売る	0円
ジモティで譲る	0円

不用品回収業者の料金相場

不用品回収業者の料金プランには、単品回収とパックプランがあります。漬物石は単品で回収してもらうこともできますが、処分費のほか出張費がかかることも。
パックプランには出張費や搬出作業費が含まれているため、不用品を複数処分する時にはパックプランがおすすめです。
東京近郊での不用品回収業者の料金相場は次のとおりです。

積載プラン名（トラック目安）	料金相場
Sパック（軽トラック）	25,000円～40,000円
Mパック（1.5tトラック）	45,000円～60,000円
Lパック（2tトラック）	60,000円～80,000円
LLパック（4tトラック）	80,000円～

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粗大ゴミの料金相場

漬物石を粗大ゴミに出す場合の料金相場は0円から550円程度です。
ただし漬物石は粗大ゴミとして出せない地域も多いため、事前に自治体のホームページ等で確認しておきましょう。

自治体名	粗大ゴミの処分料金
神奈川県川崎市	０円※直径30㎝未満の物で5個まで
千葉県船橋市	370円※重さ15Kg未満の物
埼玉県さいたま市	550円

漬物石の種類ごとの処分方法と注意点

漬物石には天然石や鉄器製の物、中にコンクリートが入っている物など材質に違いがあります。
ここでは、材質ごとの捨て方や注意点を解説します。

漬物石の種類	捨て方や注意点
河原で拾った石	天然石のため自治体のゴミに出せないことが多い。専門業者か不用品回収業者に依頼する。
人工石	一部の自治体では粗大ゴミに出せるところもある。劣化しにくいため中古でも需要がある。
表面がプラスチック製の漬物石	中にコンクリートが入っていることが多い。コンクリートは自治体で処分できないケースが多いため、不用品回収業者や専門業者に依頼する。
鉄器	鉄器は自治体の金属ゴミや粗大ゴミとして出せることもある。中古での需要もあるためフリマアプリでも売れる。

漬物石を処分する時の注意点

漬物石を処分する時の注意点を2つ紹介します。

ホームセンターでは漬物石を回収していない

カインズ、コメリ、コーナンなどの大手ホームセンターでは、漬物石の回収サービスはありません。
漬物石の処分を購入した店に依頼するよう求める自治体もありますが、ホームセンターには持ち込めないので注意しましょう。
処分に困る漬物石は、専門業者や不用品回収業者など確実に処分してくれるところに依頼するのがおすすめです。

河原や公園に捨てない

漬物石が天然石であっても、河原や公園に捨てるのは不法投棄です。
不法投棄は法律により罰則を受ける可能性もあります。石を自然に返したい場合は、自宅の庭など自分の所有する土地にしましょう。
なお、天然石はほとんどの地域で処理困難物に指定され、自治体ゴミのゴミには出せません。
処分するなら不用品回収業者や石を処分・運搬する専門業者に依頼しましょう。