ゴミ屋敷の遺品整理は業者がおすすめ！料金相場や安くするコツも解説

2025.01.17

本記事ではゴミ屋敷での遺品整理について紹介します。

業者に依頼した際の料金相場や費用を抑えるコツも解説。この記事を読めば、ゴミ屋敷の遺品整理をスムーズに進められるでしょう。

1 ゴミ屋敷の遺品整理を業者に依頼する基準
- 1.1 遺品整理を業者に頼む判断基準
- 1.2 遺品整理を業者に頼むメリット・デメリット
2 ゴミ屋敷での遺品整理の料金相場
- 2.1 ゴミ屋敷での遺品整理の料金相場
- 2.2 追加料金が発生する場合
3 ゴミ屋敷の遺品整理料金を安くするコツ
4 遺品整理を業者に頼む手順
5 ゴミ屋敷の遺品整理を自分達でする時のポイント
6 ゴミ屋敷の遺品整理なら粗大ゴミ回収隊にお任せ！

ゴミ屋敷の遺品整理を業者に依頼する基準

ここでは遺品整理を業者に頼む判断基準や、業者に依頼するメリット、デメリットを解説します。

遺品整理を業者に頼む判断基準

遺品整理を業者に頼む基準を紹介します。

下の項目で該当する物がある場合、プロの業者に依頼した方が良いでしょう。

遺品整理する部屋が遠方にある
まとまった作業時間をとれる人がいない
足の踏み場がないほど物が溢れている
貴重品が見つからない
水回りに物が溢れて機能していない
賃貸で退去日が決まっている
片付ける部屋が3部屋以上ある
害虫が発生している

遺品整理は想像以上に身体的・精神的な負担がかかります。

特にゴミ屋敷の場合は作業量が膨大なため、遺品整理業者に任せるのがおすすめです。

遺品整理を業者に頼むメリット・デメリット

ここでは遺品整理を業者に頼むメリットとデメリットを紹介します。

◆メリット

遠方に住んでいる場合も作業が可能
ハウスクリーニングも頼める
プロが効率的に作業するので短時間で片付く
作業を全て任せられるので精神的な負担が少ない

◆デメリット

費用が高額になることもある
業者選びにコツがいる

ゴミ屋敷では飲み残しのペットボトルが大量に放置されていたり、トイレやお風呂の水回りが機能せず、部屋全体が不衛生であることが珍しくありません。

害虫も発生するため一刻も早く片付けた方が良いですが、どこから手をつけて良いかわからず、作業が進まないケースも多いです。

プロに任せれば、不用品を一気に片付けてくれます。またハウスクリーニングや害虫駆除を行ってくれるところもあるため、ゴミ屋敷だった部屋が綺麗になります。

ゴミ屋敷での遺品整理の料金相場

ゴミ屋敷での遺品整理の料金相場と、追加料金が発生する場合について解説します。

ゴミ屋敷での遺品整理の料金相場

ゴミ屋敷の遺品整理料金は、1人暮らしのアパートで10万円から30万円、一軒家の場合で20万円から50万程度かかる人が多いようです。

ゴミ屋敷の場合、部屋の広さが同じでもゴミの量によって料金が大きく変わるため、料金相場にも幅があります。

下の表では、間取りごとの料金相場を紹介します。

◆ゴミの積載量が床から50cm未満の場合

間取り	料金相場
1R～1K	32,000円～100,000円
1DK～1LDK	55,000円～150,000円
2DK～2LDK	82,000円～250,000円
3DK～3LDK	110,000円～350,000円
4LDK〜	140,000円～

◆ゴミの積載量が床から150㎝未満の場合

間取り	料金相場
1R～1K	160,000円～
1DK～1LDK	250,000円～
2DK～2LDK	350,000円～
3DK～3LDK	500,000円～
4LDK〜	600,000円～

追加料金が発生する場合

遺品整理で追加料金が発生するケースを紹介します。

◆処分するゴミの量が多い場合
遺品整理は片付ける物の量が多いほど料金が高くなります。
ゴミの積載量が背丈より高い場合、費用は料金相場よりも高くなるでしょう。

◆運び出しに手間がかかる場合

2階以上の建物でエレベーターがない場合、階段料金が追加されることが多いです。
またトラックが家の前に駐車できない場合、コインパーキングの駐車料金がかかります。

◆ハウスクリーニングや害虫駆除を頼んだ場合

遺品整理のほかにオプションで作業を依頼した場合は追加料金がかかります。

ゴミ屋敷のハウスクリーニングは1人暮らしの部屋で2万5,000円から4万5,000円程度、一軒家で6万円から15万円程度です。

ゴミ屋敷の遺品整理料金を安くするコツ

ゴミ屋敷での遺品整理料金を抑えるコツを3つ紹介します。

複数の業者から見積をとる

3～4社から見積をとることで料金相場がわかり、より安い業者を選べます。

ゴミ屋敷の場合、直接家に来て見積を出してもらうのがおすすめです。なぜならゴミの量や種類、搬出のしやすさは実際に見ないとわからないからです。

なお、ハウスクリーニングや害虫駆除も依頼する際は、それらを含めた料金を提示してもらいましょう。トータルの費用を比較することで、本当に安い業者を把握できます。

買取を行っている業者を選ぶ

遺品整理業者の中には、処分する遺品を買い取ってくれるところもあります。

遺品整理の料金から買取金額を差し引いてくれるため、費用を抑えられます。

買取対象は業者によって異なりますが、パソコンやテレビ、冷蔵庫などの家電製品や骨董品、貴金属は買取対象となることが多いです。

自分達でできることはする

遺品整理の料金はゴミの量で決まります。そのため自分達でできる部分は事前に片付けておくと良いでしょう。

また予算が限られている場合は、訪問見積の際に作業内容を相談するのがおすすめです。

下記のように、予算に応じた提案をしてもらえるでしょう。

大型家具の運び出しと水回りだけ作業してもらう
一軒家のうち2階部分だけ片付けてもらう

ゴミ屋敷を素早く片付けるには、業者にすべて依頼するのがベストです。

しかし遺品整理に出せる費用が限られている場合、技術が必要な部分は業者へ依頼し、細かな作業は自分達で行うのも1つの方法となります。

相場より安くゴミ屋敷片付けが依頼できるおすすめ業者はこちら！

遺品整理を業者に頼む手順

ここからは、業者の選定から実際に作業してもらうまでの流れを解説します。業者に依頼する手順を知っておくことで、遺品整理をスムーズに行えるでしょう。

部屋の状況を把握する

片付ける部屋の状況を把握します。具体的には次のポイントを確認しましょう。

電気や水道が通っているか
生ごみや腐敗する物が残っていないか
エアコンは取り外すか
賃貸の場合、退去日はいつか

候補となる遺品整理業者を選ぶ

見積を依頼する業者を2～4社選びます。業者選定のポイントは次のとおりです。

ゴミ屋敷を片付けた実績がある
ホームページなどで料金体系を明示している
口コミの評判が良い

遺品整理業者の口コミはGoogleで探せます。良い口コミだけでなく悪い口コミにも目を通すのがポイントです。

おすすめの遺品整理業者はこの記事で紹介しています。

おすすめの遺品整理業者7選！口コミの評判が良い業者を比較・厳選！

この記事では口コミで評判の良い遺品整理業者を7社、1位から順にご紹介します。安心して依頼できるよう、遺品整理業者の料金相場もまとめたので参考にしてください。また、遺品整理業者が対応してくれる内容や口コミをチェックする...

見積をとる

複数の業者に見積を依頼します。ゴミ屋敷の場合は訪問見積がおすすめです。

訪問見積では見積金額のほか、スタッフの対応も見てみましょう。見積もりに慣れていて、質問にもはっきり答えてくれるスタッフは作業経験が豊富な人が多いです。

料金やサービス、スタッフの対応などを比較し、遺品整理を依頼する業者を決めます。

作業日の前に準備する

作業日が決まったら、遺品整理で探してほしい物や残してほしい物をリストアップします。

具体的には、次のような物です。

現金・クレジットカード
通帳
印鑑
手紙
写真
パソコン
アクセサリー
形見分けするための物

また部屋に残しておく家具や家電などがある場合、張り紙を貼っておくとわかりやすくなります。

作業に立ち会う

作業日当日は、基本的に業者が全て行ってくれるため特にすることはありません。立ち合いが不要な場合もあるため、依頼する業者に確認しておくと良いでしょう。

ゴミ屋敷での遺品整理のおおまかな流れは次のとおりです。

遺品を運び出すための通路を確保する
遺品の仕分けと探索を同時に行う
不要な家具や家電、処分する遺品をトラックに積み込む
作業終了後、簡易清掃を行う

作業が完了したら部屋を確認し、料金を支払います。

ゴミ屋敷の遺品整理を自分達でする時のポイント

ここでは、ゴミ屋敷の遺品整理をスムーズに行うポイントを3つ解説します。

片付ける順番を決めておく

ゴミ屋敷は片付ける物が大量にあるため、効率良く作業しなければなりません。作業前に片付けの優先順位を決めておくことが大切です。

具体的には次のような順番で行うとスムーズに片付けられるでしょう。

部屋の奥に進むため、玄関周りを片付ける
遺品を運び出すための経路を確保する
仕分けする場所を確保する
生もの、腐る物がある場合は処分する
台所、お風呂場、トイレの水回りを片付ける
各部屋を片付ける

遺品の処分方法を決める

大型の家具や家電、自治体のゴミに出せない物は処分に手間がかかります。事前に処分方法を決めておきましょう。

品目	処分例
タンスやベッド、ソファーなどの大型家具	・粗大ゴミに出す・リサイクルショップで売る
テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機のリサイクル家電	・不用品回収業者に引き取りを依頼する・出張買取にきてもらう
植木鉢の土	・ホームセンターで引き取ってもらう・庭に埋める

品目

処分例

タンスやベッド、ソファーなどの大型家具

・粗大ゴミに出す
・リサイクルショップで売る

テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機のリサイクル家電

・不用品回収業者に引き取りを依頼する
・出張買取にきてもらう

植木鉢の土

・ホームセンターで引き取ってもらう

・庭に埋める