引越し価格の平均相場&安くするコツ【荷物量別】
2020.12.26
この記事では、引越し価格の平均相場と安く抑えるコツをご紹介します。
新生活にはお金がかかるため、引越し価格を安く抑えたいと思う方も多いです。また、引越し費用の平均相場がいくらか分からない…という悩みを抱える方もいます。実際に、引越し業者の料金体系は一律の金額で定められているわけではありません。各業者により料金体系は異なるため、料金トラブルを避けるためにも引越し価格の平均相場を把握しておきましょう。
ぜひ、これから、引越しをお考えの方は、この記事を参考にしてみてください。
目次
[荷物量別]引越し価格の平均相場
引越し価格は、距離だけではなく荷物量でも変動します。ここでは、荷物量別の引越し価格の平均相場をご紹介します。
単身(荷物小)
単身引越しで、大型家具や大型家電がない場合は低価格のプランが利用できます。しかし、荷物の量が少なくても移動距離に応じて引越し料金は変動します。一般的な単身引越し(荷物小)の引越し価格の平均相場は以下の通りです。
平均相場 | |
~15km未満(市区町村内) | 平均3万6,768円 |
~50km未満(都道府県内) | 平均4万554円 |
~200km未満(同一地方内) | 平均5万1,107円 |
~500km未満(近隣地方) | 平均5万1,277円 |
500km~(長距離) | 平均5万9,646円 |
単身(荷物大)
単身引越しで、大型家具や大型家電を運んでもらったり、大量の荷物を運んでもらったりする場合は、引越し日程や時間を工夫することで引越し料金を安く抑えられます。一般的な単身引越し(荷物大)の引越し価格の平均相場は以下の通りです。
平均相場 | |
~15km未満(市区町村内) | 平均4万8,272円 |
~50km未満(都道府県内) | 平均4万9,561円 |
~200km未満(同一地方内) | 平均5万9,319円 |
~500km未満(近隣地方) | 平均7万4,864円 |
500km~(長距離) | 平均8万1,532円 |
家族(2人程度)
夫婦やカップルなどが引越しする理由は、さまざまです。転勤など病む得ない理由は仕方ありませんが、同棲を始めるために引っ越す場合などは、引越し業者の繁忙期である3月に依頼するのは控えましょう。閑散期に引越しを依頼するだけで、引越し料金は下げられます。一般的な家族(2人程度)の引越し価格の平均相場は以下の通りです。
平均相場 | |
~15km未満(市区町村内) | 平均8万2,250円 |
~50km未満(都道府県内) | 平均8万5,103円 |
~200km未満(同一地方内) | 平均11万1,144円 |
~500km未満(近隣地方) | 平均12万1,394円 |
500km~(長距離) | 平均16万6,092円 |
家族(3人以上)
ファミリーの引越し価格は、割高になりがちです。そのため、荷造り作業などは自分で行うなど、自分で作業を行いましょう。一般的な家族(3人以上)の引越し価格の平均相場は以下の通りです。
平均相場 | |
~15km未満(市区町村内) | 平均9万7,104円 |
~50km未満(都道府県内) | 平均10万2,853円 |
~200km未満(同一地方内) | 平均13万5,784円 |
~500km未満(近隣地方) | 平均18万1,169円 |
500km~(長距離) | 平均18万8,400円 |
引越し価格を安くする方法10選
引越し価格の平均相場をご紹介しましたが、高いと感じた方もいるのではないでしょうか?実際に、新生活ではお金がかかるため、引越し価格を安く抑えたいという方もいるでしょう。実際に、引越し価格を安くするには、どうすれば良いのでしょうか?ここでは、引越し価格を安くする方法をご紹介します。
1.閑散期に引越しをする
引越し業者には、繁忙期と閑散期があります。繁忙期は多くの依頼があるため、引越し料金は高めに設定されています。その一方で、閑散期は仕事を受注するために引越し料金が安めに設定されているのです。そのため、スケジュール調整ができる場合は、閑散期に引越しを計画しましょう。単身者の引越しとファミリーの引越しでは、繁忙期と閑散期が異なるため注意してください。
繁忙期(高め) | 閑散期(安め) | |
単身引越し | 3月・4月 | 1月・10月・12月 |
ファミリー引越し | 3月・4月 | 1月・12月 |
2.粗大ゴミを処分しておく
引越しサービスの価格は、荷物量で大きく変動します。そのため、見積依頼前に粗大ゴミを処分しておきましょう。引越し業者に粗大ゴミ処分を依頼することはできますが、自治体サービスの2倍、粗大ゴミ回収業者の3倍程度します。そのため、引越し費用を安く抑えたい方は、その他の粗大ゴミ処分方法を検討して処分しておきましょう。
3.自分で荷造りを行う
引越し業者に、どこまでの作業を依頼するかで引越し価格は変動します。荷造りや配線外し、荷解きや片付けを自分で行えば、フルパックではなくてエコノミーパックで引越しができます。エコノミーパックで引越しをした方が、価格は安いです。そのため、引越し価格を少しでも安く抑えたい場合は、荷造りや荷解きを自分で行う旨を伝えましょう。
4.梱包材料を調達する
ダンボールや緩衝材、布団袋など梱包材料は引越し業者が提供してくれますが、自分で調達をすれば、引越し価格を安く抑えられます。荷造りに必要な梱包材料は以下の通りです。
[梱包材料]
ダンボール・緩衝材・布団袋・はさみ・カッター・軍手・油性ペン・ビニール袋・ビニールテープ・工具・マスク
5.荷物が少ない場合は「単身パック」を利用する
引越し業者の「単身パック」とは、定型サイズのコンテナサイズに積んでパッキングする単身者向けのサービスです。また、ダンボールの箱数に制限を設けたパッケージサービスです。大型家具や家電を運ぶことはできませんが、荷物が少ない場合は「単身パック」を利用すると、引越し価格を安く抑えられます。
6.長距離の引越しは「混載便」を利用する
引越しサービスは長距離になるほど料金が高くなります。そのため、長距離の引越しを行う場合は「混載便」を利用しましょう。混載便とは、特定の同じ地域や同じ方面へ複数の荷主の貨物を積み合わせて輸送するサービスです。
7.作業開始時間を指定しない「フリー便」を利用する
フリー便とは、引越し業者の都合に合わせて引っ越すプランです。引越し当日の開始時間や終了時間を指定することはできませんが、引越し料金を安く抑えることができます。引越し当日は、他のスケジュールを立てることができませんが、引越し価格を安くしたい方はフリー便を利用してみましょう。
8.帰り便を利用する
帰り便とは、荷降ろしをして空になったトラックに、新しい荷物を積んで出発先まで運送するプランのことをいいます。帰り便は、空の状態のトラックを使用するため、引越し価格を安く抑えることができます。しかし、引越し日時を指定できなかったり、繁忙期は帰り便は使えなかったりすることもあるため、閑散期に長距離の引越しをする場合は、帰り便が使用できないかをチェックしてみましょう。
9.一括査定見積もりを利用する
引越し業者の料金体系には定価が定められていません。料金体系は一律ではなく、引越し業者ごとに異なります。そのため、複数の引越し業者に相見積もりを依頼して比較・検討してください。一括査定見積もりを依頼すれば、1度に複数の引越し業者に見積依頼ができて便利です。ぜひ、一括査定見積を利用してみてください。
10値引き交渉をする
引越し業務の依頼をする前に、値引き交渉をしてみてください。契約前提の値引き交渉であれば、値引き交渉に応じてくれる業者は多いです。大手引越し業者は値引きは難しいかもしれませんが、地域密着型の引越し業者は柔軟に対応してくれます。
まとめ
今回は、引越し業者の価格の平均相場と安く抑えるコツをご紹介しました。引越し価格は、荷物量と距離、作業内容によって変動します。
荷物量が少ないほど、引越し料金を安く抑えられるため、引越し業者の見積依頼前に不要な物を処分しましょう。もし、引越しに伴う粗大ゴミ処分を検討している場合は「粗大ゴミ回収隊」にご相談ください。また、荷物量を減らすだけではなく、その他の方法もあります。ぜひ、この記事を参考にして、お得な引越しを実現してみてくださいね。
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