[単世帯・子育て世帯別]後悔しない引越し先の選び方とポイント

2020年05月09日

引越し先を探し始めたとき「どこが住みやすいのだろう…」と悩みます。また、ほとんどの場合、すべての理想を実現することはできず、何らかの妥協が必要になってしまいます。しかし、重視するポイントを上手に絞りこめば、とても満足のいく暮らしが実現できるのです。

実際に、どのような場所を重視すれば良いのでしょうか?他の方は、どのような場所を重視しているのでしょうか?ここでは、引越し先の住居で重視したいポイントを分かりやすく解説します。ぜひ、引越しを検討している方は、この記事を参考にしてみてください。

引越し先の住居で重視する場所ランキング

引越し先の住居を探すときに、他の方は、どのような条件を重視しているのでしょうか?リクルート住まいカンパニー「引越しに関する実態把握調査」の調査結果をもとにした、引越し先の住居で重視する場所ランキングをご紹介します。

第1位:家賃・価格

住居費は固定費になり、毎月支払わなければいけないものです。そのため、毎月の住居費を下げるだけで、大きな節約につなげられます。一般的に、月額給与の1/3以内に収まる家賃であれば、安心して払い続けることができると言われているため、この予算内の家賃の住居を探す方が多いです。

第2位:間取り

家族であっても、パーソナルスペースは欠かすことはできません。そのため、夫婦と子供2人の4人家族であれば、4LDKを希望される方が多いです。個人のスペースが確保される間取りでありながら、無駄のない広さの家に住むことで、家族が集まって、一緒に過ごす時間も増えます。

第3位:最寄駅からの所要時間

職場近くのエリアだと仕事をし続けている感じで嫌だという人でも、最寄り駅からの所要時間を重視する方は多くいます。最寄り駅まで徒歩数分の場所に住んでいれば、バタバタせずに身支度をする時間も確保できるため、最寄り駅から10分以内の住居は人気があります。また、どこに行くにしても好アクセスであれば便利なため、最寄り駅から徒歩10分以内の住居は、とても人気です。

第4位:部屋の広さ

部屋の広さにこだわる人も多いです。部屋が広ければ、友人を招いてホームパーティーなどを行うことができます。頻繁にゲストを招く機会がある方は、部屋の広さを重視する傾向があります。

第5位:エリア

子育て世代の人は、子育てに適しているエリアかも確認しています。そのエリアの学校の偏差値や、公園や学童保育の有無などを確認する方が多いです。また、治安が良くて安心に住むことができるエリアかも重視されています。

第6位:立地・周辺環境

周辺環境は、毎日の暮らしに大きな影響を与える要素です。住居の周辺にあるお店や交通量を重視する方も多いです。また、住宅の内覧は朝やお昼に行う機会が多いですが、街灯が多いか、人通りは絶えまなくあるか、安全面を重視するためにも夜の雰囲気も確認してみてください。

第7位:通勤・通学時間

朝の通勤ラッシュは、人混みが多くて大変です。また、交通機関は人身事故などの影響で遅延してしまうこともあります。「時は金なり」という考えを持っていて、時間を有効に活用したいと思っているビジネスパーソンは、通勤時間を考慮して、住居を探す方が多いです。

第8位:築年数

日本では震災が度々起きるため、耐震基準を気にする方も多くいます。法定耐用年数は下記のように定められています。築古物件でも、この耐用年数以内の住宅であることを最低条件に定めている方は非常に多いです。

[耐用年数]

  • 木造…22年
  • 軽量鉄骨(3mm以下)…19年
  • 軽量鉄骨(3mm~4mm)…27年
  • 軽量鉄骨(6mm以上)…34年
  • 鉄筋コンクリート造…47年
  • 鉄骨鉄筋コンクリート造…47年

第9位:住戸の向き・方角

日当たりの良い部屋を条件に設定する方も多くいます。しかし、住まいの方角は、生活スタイルに応じて選ぶことが大切です。

  • 家で過ごす時間が長い人…南向き
  • 夕方から行動する人…西向き
  • 朝に家事を終わらせる人…東向き
  • 普段外出している人…北向き

第10位:設備・仕様

設備や仕様が充実している部屋であれば、快適に暮らすことができます。男女関係なくこだわりやすい設備は、お風呂の追い炊き機能です。少しでも光熱費を節約したいという方から人気を集めています。また、女性はオートロックや防犯カメラの設置など、セキュリティ面を重視します。このように、住居の設備・仕様にこだわる方も大勢いるのです。

単世帯の引越し先の選び方

引越し先の選び方は、単世帯と子育て世代で異なります。ここでは、単世帯の引越し先の選び方をご紹介します。

通勤の利便性で住居を選ぶ

単世帯は、通勤時の時間のロスに大きなストレスを感じることが多く、家賃が少し高くなっても、職場から近い物件を選んでいます。職場から遠くて安い物件はお得ですが、飲み会や残業で帰宅時間が遅くなったときには、タクシーに乗らなければいけなくなり、家賃を抑えたはずが高くついてしまうという経験をする方も少なくないようです。
また、長時間の通勤に疲弊すると業務効率が悪くなると感じている方も多く、通勤の利便性が良い住居を選んでいる方が多くいるようです。

周囲に飲食店が多い住居を選ぶ

商業施設の充実度は、単世帯の方の生活を大きく左右します。一人暮らしの方は自炊する割合が減ってしまい、外食で済ませてしまう方も多いです。外食中心の人は、周辺に飲食店が多い住居を選ぶと食に困ることはありません。そのため、スーパーやコンビニ、飲食店が住居の周辺にあるかを確認してみましょう。また、図書館や医療施設があるかを確認しておくと、さらに生活が充実します。

[住居の周辺にあると便利な施設]

  • コンビニ…物件の5分以内にあると便利
  • スーパー…自炊派であれば品ぞろえが充実しているかを確認
  • お惣菜屋…テイクアウトができる飲食店があると便利
  • 飲食店…外食派なら低価格の定食屋が充実していると住みやすい
  • クリーニング屋…ワイシャツのアイロンをかけられない人はクリーニング屋があると便利
  • 病院…病気になった場合にすぐに駆け付けられる距離にあると安心できる

治安が良い環境かを確認する

治安も、日々の生活を大きく左右する要素です。ゴミのポイ捨てなどの問題が軽視されている環境では、犯罪が起きやすいといされています。また、落書きが多い、公園のゴミ箱に家庭ゴミが捨てられているなどの治安が悪い場所に住んでしまうと、気持ちよく過ごすことはできません。

このような治安に関する情報は、インターネットで検索をしても出てこないため、引越し先を決める前に、実際に住居の周辺環境を歩いて確かめてみてください。

セキュリティが充実している物件を選ぶ

女性の一人暮らしでは、セキュリティ設備が充実している物件を選ぶと、安心して生活を送ることができます。

セキュリティ設備には、オートロック・防犯カメラ・モニター付きインターホン・ホームセキュリティ・窓のシャッター・複製されにくい鍵・防犯ガラス・防犯砂利などがあります。これらのセキュリティ設備が全て揃っている必要はありませんが、なるべく多くのセキュリティ設備が揃っている物件を選びましょう。

子育て世代の引越し先の選び方

次に子育て世代の引越し先の選び方をご紹介します。

家族構成に見合う間取りの家を選ぶ

同じ広さの住宅であっても、部屋の数によって暮らしやすさは異なります。家族構成や同居人数による向き・不向きもあるのです。4人家族の場合、4LDKを希望する方が多いです。子どもが成長するにつれて、荷物が多くなってしまうため、ウォークインクローゼットや納戸がある間取りがおすすめ。また、家事が捗る導線の間取りであるかを重視する方も多いです。

住宅の周辺環境を確認する

子育て世代は、近隣コミュニティや雰囲気の周辺環境を重視する方が多いです。子どもの教育のために定住するためにも、穏やかに暮らせるかどうかを確認しましょう。近隣コミュニティは、不動産会社に聞いてみるか、共用のゴミ置き場や自治会の掲示板などの様子からチェックすることができます。

安心して子育てができるかを確認する

子育て世代は、安心して子育てができる環境かも重視しています。保育施設が利用できるか、学校までの距離や道程に問題がないか、塾などに通うことができるかを確認してみましょう。また、住居から歩いている公園に顔を出してみて、同年代の子どもや、同世代のファミリーがいるかも確認してみることをおすすめします。

親世帯との兼ね合いを考慮する

近頃の子世帯は共働きが多いため、親世帯の育児の協力を求める人もいます。たとえば、子どもが熱を出して、保育園から連絡が来ても仕事が手放せない状態であることに、近くに住む親に頼めるのは大きなメリットです。また、両親に孫の顔を定期的に見せてあげたいという方も多く、そのような理由から、実家から適度な距離感の場所で住居を探す方も多くいます。親世帯との兼ね合いを考慮すれば、心地よく過ごすことができるでしょう。

行政支援が受けられる街かを確認する

より快適な暮らしを送りたいという方は、行政支援が受けられる街かを確認しましょう。自治体によって異なりますが、住宅関連助成・子育て支援などの行政支援を行っている自治体もあります。このような行政支援を利用すれば、賢くお得に子育てが行えるはずです。各自治体の行政支援については、インターネットで確認することができるため、ぜひ、チェックしてみてください。

引越し先選びに欠かせない用途地域

引越し先選びの方法について解説してきましたが用途地域も見逃せません。用途地域とは、行政が指定した用途で使用してくださいと指定した地域のことをいいます。そのため、用途地域を確認すれば、どのようなエリアであるか把握することができるのです。
また、現在は戸建住宅しかないエリアでも、目の前に大きなマンションが建つこともあるので、このような事態を避けるために用途地域も確認しておくようにしましょう。

※用途地域に関しては、「東京都用途地域マップ(https://japonyol.net/land-use-tokyo.html)」などで調べると用途地域の確認が出来ます。

この用途地域は、住居系7種類・商業系2種類・工業系3種類の合計12種類から成っています。

系統 用途地域 定義
住居系 第一種低層住居専用地域 低層住宅に係る良好な住居を保護するための地域。
第二種低層住居専用地域 主として低層住宅に係る良好な住居を保護するための地域。
第一種中高層住居専用地域 中高層住宅に係る良好な住居の環境を保護するための地域。
第二種中高層住居専用地域 主として中高層住宅に係る良好な住居の環境を保護するための地域。
第一種住居地域 住居の環境を保護するための地域。
第二種住居地域 主として住居の環境を保護するための地域。
準住居地域 道路の沿道としての地域の特性にふさわしい業務の利用増進を図りつつ、これと調和した住居の環境を保護するための地域。
商業系 近隣商業地域 近隣の住宅地の住民に対する日用品の供給を行うことを主たる内容とする商業その他の業務の利便を増進するための地域。
商業地域 主として商業その他の業務の利便を増進するための地域。
工業系 準工業地域 主として環境の悪化をもたらすおそれのない工業の利便を増進するための地域。
工業地域 主として工業の利便を増進するための地域。
工業専用地域 工業の利便を増進するための地域。

住環境を重視したい場合は住居系用途地域を選ぼう

住環境が整っている地域は、住居系の用途地域です。工業系の用途地域では、周辺に工場が建設される可能性もあり、住環境としては好ましくありません。また、商業系の用途地域には、日照を確保するための日影規制が設けられていないので、高層マンションが建築されても文句が言えません。

工業系や商業系の用途地域は、工場や店舗を建築して良いとされている用途地域であり、住環境の確保は二の次となっているエリアです。そのため、穏やかに暮らせる住環境を希望したい方は、住居系の用途地域を選ぶようにしましょう。

まとめ

今回は、引越し先の選び方について解説しました。この記事を読んでいる方も重視したいポイントはあると思いますが、他の方が重視しているポイントも把握しておくと、後悔ない住居を選ぶことができるはずです。住まいをどこにするかで、日々の暮らしの充実度は変わってきます。そのため、もう一度、重視するポイントを確認して後悔ない引越し先を探してみてください。

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