2022年11月02日
この記事では、お守りの処分方法についてまとめています。厄除けや招福のために持ち歩くお守りですが、古くなって処分しようにもどう捨てるべきか悩む方は多いのではないでしょうか。
古いお守りは縁起物ではありますが、神社への返納だけでなく、燃えるゴミとしての処分も問題ありません。
処分方法や注意点、捨てるのに最適なタイミングをまとめて紹介するため、古いお守りの処分を検討中の方は参考にしてください。
記事の目次
お守りを授かった神社やお寺に返納するのが最もポピュラーなお守りの捨て方です。通年OKですので、直接持参できる場合は返納してしまいましょう。
神社で授かったお守りには「神宮」「大社」と書かれていることが多く、お寺で授かったお守りには神社と書かれていることが多いです。
遠方の神社で授かったお守りの場合は、郵送による返納が可能です。社寺によって対応の可否があるので事前に確認してください。
同封するお手紙に「お焚き上げ希望の旨」を同封し、郵送しましょう。
神社に返納する方法以外にも、お守りの捨て方はさまざまにあります。遠方の神社で授かった、また急ぎで処分したい場合などは、神社への返納が難しいケースも考えられます。
返納以外の選択肢を取るのであれば、以下に挙げる方法を参考にして処分を進めてください。
お守り布や紙の素材で作られているものが多く、自治体の燃えるゴミとして処分することも可能です。
持ち込みや郵送など、神社への返納にかかる手間に比べると手軽に処分できるため、とくにこだわりがない場合はおすすめの方法です。
縁起物のためゴミとして捨てるのには抵抗がある、そう感じる場合はお守りを自分でお清めしてから処分しましょう。
全国各地で毎年、小正月である1月15日前後に行なわれている「どんど焼き」に持ち込むことでもお守りを処分できます。
どんど焼きとはお守りや正月飾り、熊手や門松などを集めて燃やすことで神様を天上へお見送りする儀式です。
神様を送り出し、神様に感謝する儀式ですので、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
どんど焼きの開催日が近くなると、社寺によってはお守りなどの納め所を設置してくれることもあります。
納め所に収めた場合、当日はどんど焼きに参加しなくてもお焚き上げをしてもらうことが可能です。
お守りをどんど焼きに持参する際は、全て一斉に燃やしてしまうのでビニールやプラスチックなどの燃えると有毒ガスを出す恐れのあるものは事前に外しておきましょう。
業者によっては、お焚き上げ専門のサービスを行っていたり、専門キットを用意しているところもあります。
依頼してしまえば、後は全部お任せできるのも粗大ゴミ回収業者を利用するメリットです。
お守りを処分するタイミングで、様々な不用品などを一気に処分してしまうと気持ちがすっきりするものです。
業者によっては処分するものが多いほど安く処分できるプランを用意している業者もありますので、依頼の際には確認するようにしましょう。
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自宅や会社でお守りを処分する場合は以下の物を用意します。
できれば半紙が良いのですが、無い場合は白い紙で代用可能です。半紙にお守りと塩一つまみを包み込み、そのまま燃えるゴミで処分してしまいましょう。
感謝の気持ちを込めて処分する事が大事です。
不用になったお守りは、自身が納得できる方法であればどのやり方で処分しても構いません。ただし処分する際には、いくつか注意事項や確認すべき点もあります。
お守りを処分する際の注意点について解説します。
神社やお寺にお守りを返納する際は、そのお守りがどこで受けたものなのか確認が必要です。お守りは神社で受けたものは神社へ、お寺で受けたものはお寺へお返しするのがマナーです。
可能であればお守りを受けた場所へ直接お返しできると良いですが、むずかしい場合は同一の神様を祭る神社や同じ宗派のところへお返しするのでも大丈夫です。
失礼にならないよう、返納先が適切か必ず確認するようにしましょう。
たとえ古くなったお守りでも、思い入れがある場合は手元に残しておいても構いません。ただしもって置く場合はぞんざいに扱わないよう、大切に保管してください。
神棚がある場合には神棚に、ない場合は敬意を表して目線より高めの場所にて保管するのがよいでしょう。
ホコリっぽいところや湿気の多い場所、人の行き来が多く落ち着かない場所などは避けて保管をするのがベストです。
銅・銀・金など金属製のお守りなどは、お焚き上げ処分ができないなどの理由から、受け入れを断っている社寺もあります。
また返納を受け付けてはいるものの、無料ではなく有料での対応となることもあります。金属製のお守りはほかのお守りと対応が異なることが多いため、返納の際には確認が必要です。
近隣の神社やお寺で処分がむずかしい場合には、金属製製品に対応している処分業者などに相談するのもおすすめです。
庭先などでお守りを燃やしたりお焚き上げをしたりすることは、法律や条例で禁止されています。
以前はドラム缶で不用品等を燃やす家庭もありましたが、現在は大気汚染や火災のリスクの観点から、法律の基準を満たさない環境で物を燃やす行為は禁じられているのです。
5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金またはその両方が科せられる場合があります。決して自分でお焚き上げをしないよう注意しましょう。
お守りを処分するのはいつがいいのか、見ていきましょう。
まず、ご利益が無くなると言われる購入から一年後。この際に捨てるのが一番いいとされています。
古くご利益のきれたお守りをもっていることで運気の巡りも悪くなります。新しいお守りをお迎えして心機一転して日々を過ごしましょう。
次に、願い事がかなったタイミングで処分するのもいいとされています。
お守りには様々な種類があります。合格祈願や恋愛成就、安産祈願などのお守りは願い事が叶った後は処分してしまいましょう。
年明けの初詣や年始の参拝の時に、社寺で受けたお守りを持参して返納するというかたも多いです。
神社では初詣の時にあわせて、お守りやお札を返納するための「古札(こさつ)納め所」や「納札所」など専用の受付場所を設けています。
「古札(こさつ)納め所」や「納札所」に収めたお守りは、適切にお焚き上げしてもらえるので安心して返納できます。
お守りを受けた場所や種類によって、有料となることもありますので返納の際は確認が必要です。
引っ越しに伴い不用品を一斉に処分するさい、古いお守りなどを処分するというケースも多いです。引っ越しは過去のしがらみや縁などを断ち切る良い機会にもなります。
お焚き上げに対応している不用品回収業者などに不用品の回収を依頼すれば、必要に応じてお焚き上げをしてもらうことも可能です。
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