仏壇の処分方法を徹底解説|費用・宗派別の閉眼供養や魂抜きの考え方も

仏壇の処分方法を徹底解説|費用・宗派別の閉眼供養や魂抜きの考え方

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2021/04/28

2026/01/02

この記事では、仏壇を処分する前に必ず確認すべきポイントから、宗派ごとの供養の考え方、具体的な処分方法や費用相場までをわかりやすく解説します。

仏壇の処分は一般的な家具とは異なり、宗派の考え方や家族の気持ちへの配慮が欠かせません。

「どのように処分すればいいのか」「供養は必要なのか」「費用はどれくらいかかるのか」と悩む方も多いでしょう。

後悔のない仏壇処分のために、役立ててください。

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仏壇を処分する前に必ず行うこと

仏壇を処分する前に必ず行うこと

仏壇を処分する際は、一般的に供養が必要とされています。

宗派や家庭ごとに考え方が異なるため、事前にどのようにすべきかを相談・確認しておきましょう。

ご先祖や故人を祀る仏壇ですから、最低限の確認や準備を怠ると後に家族や親族とのトラブルに発展するなど、後悔する可能性もあります。

仏壇の処分前に、必ず確認しておくべき3つのポイントについて解説します。

閉眼供養・魂抜きの必要があるかを確認する

仏壇の処分を検討している場合は自己判断で進めることは避け、必ず事前に菩提寺に相談するなどして、供養の必要性などを確認しましょう。

多くの宗派では、仏壇や本尊に宿る魂を抜くための儀式として、閉眼供養・魂抜きをします。

浄土真宗や創価学会のように、「仏壇に魂が宿る」といった考え方のない宗派もありますが、菩提寺や宗派の考え方を確認することで精神的な負担を減らし、納得のいく形で処分ができます。

処分後の供養方法(散骨・合同供養・永代供養など)を決める

仏壇を処分したあと、どのように供養を続けるかを考えておくことも重要です。

お墓がない場合や今後管理が難しいといったケースでは、合同供養や永代供養を選ぶ方も増えています。
仏壇を手放すことは、必ずしも「供養をやめる」ことではありません。

自分や家族の生活スタイルに合った供養方法を事前に決めておくことで、安心して仏壇を処分できます。

遺影・位牌・ご本尊などの扱いを決める

仏壇にはご本尊や位牌などが納められています。別途供養やお焚き上げが必要になる場合が多く、宗派や寺院によって対応が異なります。

ご本尊や位牌の扱いを決めずに、仏壇だけを手放すことがないよう、必ず事前にどうするかを検討しておきましょう。

お焚き上げとは、位牌や親族の遺品などを、感謝を込めて供養・焼却する儀式です。

僧侶による読経のもとで行われることが多く、役目を終えたものを丁寧に送り出す意味があります。

処分に迷いや不安がある場合、お焚き上げをすることで気持ちを整理しやすくなります。

宗派による閉眼供養・魂抜きの考え方の違い

宗派によって仏壇を処分する際の考え方が異なるため、どのように対処したらいいか不安や疑問を抱く方も多いでしょう。

閉眼供養・魂抜きが必要とされるケースが一般的ですが、そもそも魂が宿るという概念をもたない宗派もあります。

大切なのは、家族の信仰や考え方に合った形を選ぶことです。

以下の表は、仏壇処分における宗派ごとの大まかな違いをまとめたものです。

宗派 仏壇処分前の供養名称 儀式の必要性
浄土真宗 遷座法要・遷仏法要 必要
真言宗 閉眼供養・魂抜き 必要
天台宗 閉眼供養・魂抜き 必要
曹洞宗・臨済宗 閉眼供養・魂抜き 必要
日蓮宗 閉眼供養・魂抜き 必要
創価学会 供養(魂抜きの考えなし) 不要(読経のみ)

以下に、宗派ごとの考え方を詳しく解説します。

浄土真宗

浄土真宗には「魂」の概念がなく、仏壇に魂が宿るといった考え方はありません

そのため、仏壇を処分する際、閉眼供養・魂抜きの儀式は行いません。

お寺に依頼し、感謝と礼節の儀式として「遷座法要(せんざほうよう)」「遷仏法要(せんぶつほうよう)」と呼ばれる法要を行うのが一般的です。

真言宗

真言宗は「真言密教」とも呼ばれ、仏壇やご本尊には魂が宿ると考えられています。

仏壇を処分する際はその作法に基づき、僧侶による読経や焼香を伴う正式な魂抜きの儀式を行う方法が一般的です。

真言宗の魂抜きは、ほかの宗派に比べて儀式性が高く、正式な儀式を行うケースが多く見られます。

天台宗

天台宗において仏壇を処分する際は、閉眼供養・魂抜きをするケースが一般的です。

天台宗は、真言宗(東密)と並ぶ日本密教の二大潮流のひとつであり、「台密」とも呼ばれます。

いずれも密教経典を重視するなど共通点のある宗派です。

天台宗でも仏壇や本尊に魂が宿ると考えられているため、処分する際は、僧侶による読経を通じて閉眼供養・魂抜きをします。

曹洞宗・臨済宗(禅宗系)

曹洞宗・臨済宗において仏壇を処分する際は、僧侶の立ち会いのもと供養として読経し、閉眼供養・魂抜きの儀式を行います

禅宗系では、仏壇や位牌に魂が宿るという考え方よりも、これまで手を合わせてきた仏壇への感謝を示すための法要として行う傾向があります。

日蓮宗

日蓮宗では、仏壇を処分する際に閉眼供養・魂抜きが行われます

菩提寺に依頼し、仏壇に宿るご本尊や故人の魂、ご先祖様に感謝の気持ちを込めて報告します。

浄火で供養する「お焚き上げ」前の、信仰上の重要な儀式です。

創価学会

創価学会では、仏壇に魂が宿るという考え方がないため、僧侶に依頼する閉眼供養・魂抜きは不要とされています。

感謝の気持ちを込めて読経したあとは、粗大ゴミなどとしての処分が可能です。学会員には、会合や自宅で読経するケースが多く見られます。

仏壇の処分方法5つ

仏壇の処分方法5つ

仏壇の処分方法は、複数あります。以下に、一般的な5つの処分方法を紹介します。

菩提寺に依頼する

菩提寺に仏壇処分を依頼すると、宗派の作法に基づく閉眼供養・魂抜き、お焚き上げなどにまとめて対応してもらえるため、スムーズかつ安心して進められます。

供養後であっても、仏壇をゴミとして処分することに抵抗を感じる方は、菩提寺への依頼をおすすめします。

仏壇の処分を頼める菩提寺がない、または遠方にある場合は、近隣のお寺に相談してみるのも一案です。

宗派の違いや檀家でないことを理由に断られる可能性もありますが、対応してくれるお寺もあります。

ただし、なかには供養のみに対応するお寺もあるため、いずれの場合も事前の確認が必要です。

仏壇の供養や処分を菩提寺に依頼する場合は、お布施や処分費用、お車代などがかかるため、ほかの方法より高額になる傾向です。

依頼を検討する際は、檀家契約の有無を確認し、早めに相談しましょう。

仏壇店・仏具店に依頼する

仏壇店・仏具店の多くは仏壇処分のサービスを提供しています。買い替えのタイミングだけでなく、処分のみに対応するところもあります。

仏壇の構造や扱い方、宗派の違いを把握しているため、適切に処分してもらえる安心感があるでしょう。

僧侶による供養を済ませてからの処分依頼のほか、供養も併せて手配できるケースもあるため、事前に店頭窓口などで確認してください。

買い替えの場合は、無料または低料金で引き取ってもらえるケースがありますが、処分のみの場合は別途費用負担が発生するのが一般的です。

自治体の粗大ゴミに出す

多くの自治体では、宗派に応じた閉眼供養・魂抜きなど、必要な儀式を終えたあとの仏壇を、粗大ゴミとして処分できます。

低料金で処分できる点は魅力ですが、自治体ごとにサイズや日程などのルールが決められており、回収を依頼する場合は、基本的に自宅の外への搬出が必要です。

大型の仏壇や集合住宅では、処分のための作業負担が大きくなります。

粗大ゴミの持ち込みができる場合でも、自身での搬出が必須となるため、設置状況やサイズ、重量によっては対応できない可能性があります。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に仏壇の処分を依頼すると、重くて大きな仏壇でも自宅からの搬出を含めて臨機応変に対応してもらえます。

なかには、閉眼供養・魂抜きや合同供養などの手配に対応している業者もあります。

ほかの家具や家電なども、一括して依頼できる点もメリットです。

費用はかかりますが、手間や時間を最小限に抑えたい方に向いています。

売る・譲渡する

日本の伝統工芸技術を生かして作られた金仏壇などには、譲渡や売却といった選択肢があります

高価値の仏壇を処分する際は、仏壇専門の買取業者に相談してみるといいでしょう。

リサイクルショップやネットオークション、フリマアプリなどを利用する方法もありますが、宗派の違いや使用歴などを気にする方も多く、必ずしも売れるとは限りません。

現実的には、条件が合えば選択肢のひとつとして検討する形になります。

仏壇処分にかかる費用相場と内訳

仏壇処分にかかる費用相場と内訳

仏壇を処分する際は、大きく分けて以下の2つの費用がかかります。

  • 供養などにかかるお布施
  • 仏壇本体の処分費用

宗派や処分方法、サイズなどによって差はありますが、あらかじめ相場を知っておくことで、想定外の出費を防げます。

閉眼供養のお布施相場

閉眼供養・魂抜きにかかる宗派ごとのお布施相場は、以下のとおりです。

宗派 呼び方(供養名称) お布施の目安 特徴・補足
浄土真宗 閉眼供養(魂抜きの考えはない) 10,000〜30,000円 感謝の読経として行い、形式は簡略。
真言宗 閉眼供養・魂抜き 30,000〜50,000円 密教作法で正式に供養する。
天台宗 閉眼供養・魂抜き 30,000〜50,000円 真言宗に近く、僧侶による儀式あり。
曹洞宗・臨済宗 閉眼供養・魂抜き 20,000〜40,000円 感謝の法要として供養することが多い。
日蓮宗 閉眼供養・魂抜き 20,000〜40,000円 法華経に基づく供養や読経を行う。
創価学会 供養(魂抜きの概念なし) 0円(不要) 僧侶に依頼せず、自宅で読経のみ。

お布施はあくまで「気持ち」とされますが、実際には宗派ごとに目安があるため、事前に確認しておくと安心です。

菩提寺や過去の法要時のお布施を参考にする方法もあります。わからないときは、お寺に直接確認しましょう。

仏壇本体の処分費用相場

以下の表に、仏壇本体の処分費用相場を、処分方法ごとにまとめました。

処分方法 費用相場
菩提寺 5,000〜30,000円
仏壇店・仏具店 5,000〜15,000円(処分のみ)
無料(買い替え時の引き取り)
自治体の粗大ゴミ 1,000〜3,000円
不用品回収業者 8,000〜30,000円
売却・譲渡 0円

売却や譲渡ができれば費用負担を抑えられますが、現実的には難しい面もあるでしょう。

粗大ゴミとして処分すると数千円で処分可能ですが、供養については自身で行う必要があり、別途お布施が必要となるため、総合的な判断が必要です。

仏壇のサイズや搬出条件によっても費用が前後し、階段作業や解体が必要な場合には追加料金が発生するケースもあります。

仏壇を無料で処分できる条件

仏壇を無料で処分できる条件

仏壇の処分には基本的に費用がかかりますが、条件によっては無料で対処できる場合もあります

ただし、すべての仏壇が対象になるわけではなく、宗派の考え方や仏壇の状態、処分方法によって可否が分かるところです。

ここでは、費用をかけずに仏壇を処分できる4つの条件を紹介します。

閉眼供養・魂抜きが必要ない場合

創価学会では、仏壇に魂が宿るという考え方がなく、僧侶による閉眼供養・魂抜きが不要とされています。

供養にかかるお布施が発生せず、自治体への持ち込み処分などで無料になる方法があれば、費用負担はありません。

感謝の気持ちを込め読経して処分すれば、精神的な負担も少なく済みます。

自治体のゴミで処分できるサイズや材質の場合

自治体により、小型の仏壇や木製の仏壇であれば、燃えるゴミや粗大ゴミとして処分できる場合があります。

燃えるゴミに該当する場合は、無料や低料金での回収が可能ですが、サイズによっては解体が必要な場合もあります。

地域ごとに分別方法やサイズ制限などのルールが異なるため、事前にお住まいの自治体の公式ホームページや窓口で、詳細を確認してください。

仏壇店での買い替え時に無料で引き取ってもらえる場合

新しい仏壇を購入した顧客を対象に、古い仏壇を無料または低料金で引き取るサービスを提供している仏壇店・仏具店があります。

購入者限定のサービスですが、利用する場合は処分費用を大幅に抑えられます。

ただし、供養については自身での対応が必要になるケースもあるため、事前に条件やサービス内容、料金などを確認しておきましょう。

譲渡・フリマ・買取で費用負担なく手放せる場合

金仏壇など、高価値のものであれば、フリマアプリや買い取りサービスなどを利用して処分できる可能性があります。

譲渡できれば実質の費用負担がないだけでなく、収入を得られる可能性もあるでしょう。

ただし、仏壇は宗派や精神的な要素により買い手が付きにくいため、売れない場合の対処方法も検討しておくと安心です。

仏壇処分の際の注意点

仏壇処分の際の注意点

仏壇の処分には、一般的な家具などとは異なり、気持ちや人間関係にも配慮が必要です。

手順を誤ると、親族間のトラブルに発展するなど、深刻な事態に陥る可能性もあります。

以下に、仏壇を処分する際に特に注意すべきポイントを紹介します。

位牌・本尊・遺影・貴重品は必ず分ける

仏壇を処分する前に、内部に納められているものを必ず確認してください。

宗派により、ご本尊や位牌は、仏壇本体とは別に供養やお焚き上げが必要になる場合があります。

ほかにも、過去帳や重要書類、貴重品が入っているケースも少なくありません。

中身を確認せずに処分してしまうと、あとで取り返しのつかない事態を招く恐れがあるため、必ず1点ずつ取り出して丁寧に整理しましょう。

菩提寺との関係・檀家契約を確認する

仏壇を処分する際は、菩提寺との関係や檀家契約を確認したうえで相談しましょう。菩提寺は、仏事に関する困りごとにも対応してくれます。

ただし、菩提寺がお焚き上げなどに対応していないケースもあります。

仏壇の処分が必要となる場合は、早い段階で菩提寺にどのような対処が必要か、どういった対応が可能かなどを確認したうえで、詳細について相談してください。

親族にも理解を得る

代々引き継がれ、守られてきた仏壇は、家族や親族にとって象徴的な存在です。

特に年配の方ほど、処分に対して強い抵抗を感じるケースが多く見られます。

自身の生活事情だけで決めるのではなく、なぜ処分が必要なのか、今後の供養をどうしていくかを含めて、丁寧な説明と理解を求める姿勢が必要です。

事前に話し合い、個々の気持ちに寄り添いながら進めると、親族間のトラブル発生を防げます。

仏壇内にものが残っていないか確認する

仏壇の引き取り当日や処分前には、改めて中にものが残っていないかを確認しましょう。

引き出しの奥や背面部分などに、過去帳や写真、思い出の品が残っていることも考えられます。

処分後に取り戻すことはできません。

最終確認を怠らないことが、後悔しないための重要なポイントです。

感謝の気持ちで“区切り”をつける

仏壇を処分するにあたって最も大切なのは、形式よりも自身や家族の気持ちの整理です。

これまで手を合わせ、家族を見守ってくれた仏壇に対し、感謝の気持ちを込めて区切りをつけることが、後悔のない選択につながります。

僧侶に依頼する費用を確保できない場合は、自身による読経・黙祷での対処も一案です。

仏具などの処分方法

仏具などの処分方法

仏壇の処分に伴い、さまざまな仏具の処分も必要となるでしょう。

仏具については、基本的に「魂が宿る」といった考え方がないため、自治体のルールに沿って処分ができます。

ただし、素材やサイズによって処分方法が異なるほか、位牌やご本尊など、供養を必要とするケースもあります。

ここでは代表的な仏具ごとに、適切な処分方法を見ていきましょう。

仏具の処分については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。

位牌・本尊

ご本尊や位牌は信仰や故人を象徴する重要な仏具であり、多くの宗派では閉眼供養・魂抜きやお焚き上げのあとに処分する方法が一般的です。

菩提寺に依頼するほか、供養に対応している仏具店や不用品回収業者に相談する方法もあります。

処分前に宗派の考え方を確認しておくと安心です。

過去帳・遺影

過去帳や遺影、掛け軸などは、代々引き継がれてきたものです。供養を済ませると、手放すことへの心理的な負担が少なくなります。

寺院でのお焚き上げや合同供養を利用するケースが多く、その後は自治体のルールに従って処分可能です。

どの方法を選んでも、感謝の気持ちを込めて区切りをつけることが大切です。

経本・線香・ローソクなどの仏具

経本や線香、ローソクなどは、自治体のルールに沿って燃えるゴミとして処分可能です。

しかし、特に経本などは捨てていいものか気になる方もいるでしょう。

ゴミとしての処分に抵抗がある場合は、お焚き上げなどの供養をおすすめします。

香炉・おりんなどの仏具

香炉やおりん、燭台などの仏具は金属や陶器でできているものが多く、主に「燃えないゴミ」や「資源ゴミ」に分類されます。

灰や中身は事前に取り除き、自治体の分別ルールに従って処分しましょう。

サイズの大きいものや、さまざまな種類の仏具をまとめて処分したい場合は、不用品回収業者を利用すると手間を減らせて便利です。

骨壺

空の骨壺は、陶器製であれば燃えないゴミとして処分可能です。

そのままでは出しにくい場合は、新聞紙や布などにくるんでからハンマーで叩いて割って出す方法があります。

自身での処分に抵抗がある場合は、有料となりますが、お寺や専門業者などで引き受けてもらえる場合があるので相談してみましょう。

なんらかの事情で遺骨が入っている骨壺を処分したい場合は、散骨や永代供養、墓地への納骨など、法律や自治体のルールに沿った方法を選ぶ必要があります。

遺骨を自身の判断で捨てたり埋めたりするのは、違法行為です。

仏壇を処分するタイミング

仏壇を処分するタイミング

仏壇を処分するタイミングは、人それぞれの生活環境や考え方によって異なりますが、一定の節目で検討されるケースが多く見られます。

ここでは、仏壇処分を考える4つのタイミングについて解説します。

実家の仏壇を継ぐ人がいなくなったとき

実家を離れて暮らす方が増え、仏壇を継ぐ人がいなくなったことをきっかけに処分を考えるケースは少なくありません。

例えば、高齢の両親がなくなった場合など、子世代が遠方に住んでいると、定期的な管理や供養が難しくなります。

無理に管理を続けることも可能ですが、仏壇を手放し合同供養や永代供養に切り替え、将来的な負担を減らす選択肢もあります。

後継者がいなくなる状況は、仏壇処分を検討する自然なタイミングです。

引っ越しなどで仏壇を置けなくなったとき

住み替えや施設入居、同居・別居など、生活環境の変化により、仏壇を置くための十分なスペースを確保できなくなる場合があります。

特に、マンションや賃貸住宅などに引っ越す際に、仏壇の設置そのものに抵抗を感じる方も少なくありません。

そのような場合は無理に持ち続けるのではなく、仏壇処分を前向きに検討するタイミングと捉え、供養の方法や形を見直すことが大切です。

法要が一区切り(三十三回忌など)ついたとき

三十三回忌は、故人の年忌法要のなかでも「弔い上げ」とされる重要な節目です。

弔い上げとは、すべての法要を終え、故人の魂が仏様となり、個別の供養を終える区切りを意味します。

一般的には三十三回忌で行われるケースが多く見られますが、五十回忌まで法要を続ける地域や宗派も存在します。

いずれにしても弔い上げは、長年の供養に一区切りをつけるタイミングと考えられるため、この時期に仏壇の処分を検討する方も少なくありません。

精神的にも気持ちを整理しやすく、仏壇処分を考えるうえで適した時期と言えるでしょう。

老朽化・破損しているとき

仏壇が老朽化し、扉が壊れている、ぐらついて倒れる危険があるなど、安全面に不安がある場合は、処分や買い替えを検討する必要があります。

修理が難しい状態で、無理に使い続ける必要はありません。

閉眼供養・魂抜きなど、宗派に応じた必要な手順を踏めば、仏壇にこれまでの長年にわたる感謝の気持ちを伝えながら、安心して処分ができます。

後悔しない仏壇処分のポイントまとめ

後悔しない仏壇処分のポイントまとめ

仏壇を処分する際の考え方や方法は、宗派によって異なる場合がありますが、一般的には閉眼供養・魂抜きをします

仏壇の処分で後悔しないためには、宗派の考え方を改めて確認し、家族や親族と十分に話し合うことが大切です。

家族にとって最適な方法を選び、無理のない形で仏壇を処分しましょう。

供養が済んだあとの仏壇は、菩提寺や仏壇・仏具店、自治体の粗大ゴミ、不用品回収業者などに処分を依頼できます。

処分方法を検討する際は、事前に費用相場を把握したうえで、見積もりやサービス内容を比較しましょう。

仏壇や仏具の処分にお困りの方は、ぜひ「粗大ゴミ回収隊」にご相談ください。

さまざまな不用品もまとめて処分できるため、時間がなく手間を省きたい方におすすめです。

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仏壇の処分に関するよくある質問

  • Q 仏壇を処分したいのに、親族に反対された場合はどうすればいいですか?

    A.
    仏壇は宗教的な意味だけでなく、家族の思い出や象徴として捉えられることがあります。
    まずは閉眼供養や一部を記念として残す方法(扉・扉飾り・仏具の一部など)を提案すると納得されやすいです。
    菩提寺や僧侶の意見を聞き、宗派的に問題がないと確認できると心理的な抵抗も減ります。
    完全に処分する前に「残す・移す・写真で保存する」という選択肢を親族と共有することが大切です。
  • Q 閉眼供養をしないまま仏壇を処分してしまった場合はどうすればいいですか?

    A.
    すでに処分済みでも、後日あらためて僧侶に読経や供養を依頼することは可能です。宗派によっては「仏壇はあくまで入れ物であり、心の問題」として柔軟に対応してくれることもあります。
    お寺に事情を伝えれば、簡易的な供養や位牌のみの読経で対応してもらえる場合もあります。
    気になる場合は、手を合わせて感謝を伝えることでも“区切り”として十分です。
  • Q 「仏壇を処分するとバチが当たる」と聞いたのですが本当ですか?

    A.
    宗派によって考え方は異なりますが、現代では仏壇そのものに霊的な力が宿るとは考えない宗派も多いです。
    「感謝の気持ちを持って丁寧に手放すこと」ができていれば、処分自体が不敬になることはありません。
    むしろ、放置したまま管理されない方が仏壇にとって好ましくないと考える僧侶もいます。
    形式よりも、最後に向き合う気持ちや供養の姿勢が大事です。
  • Q 実家の仏壇を処分したいですが、私自身は檀家ではありません。依頼しても良いですか?

    A.
    仏壇の管理者が亡くなっている場合や、檀家でなくなった場合は、菩提寺に事情を伝えれば相談できます。親族代表として閉眼供養を依頼するケースは多く、檀家でなくても柔軟に対応してくれる寺院もあります。
    費用や対応を理由に寺院に依頼しにくい場合は、仏壇店や供養代行サービスを選ぶ方法もあります。
    まずは身内で「誰が責任を持って判断するか」を確認してから依頼するのが安心です。
  • Q 仏壇を一部だけ残す方法はありますか?

    A.
    扉・欄間・仏具・装飾彫刻など、象徴的な部分だけを記念として残す人もいます。
    処分前に写真を撮って保管したり、位牌・本尊だけ現代仏壇に移す方法もあります。
    また仏壇店によっては「リメイク仏壇」「縮小加工」に対応するサービスを実施していることも。
    完全に捨てるのではなく「形を変えて残す」という選択肢も検討してみましょう。

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