2021年04月12日
定期的に起こるゴミ屋敷の大規模な火事。ゴミ屋敷は、少しの火元があれば簡単に引火し燃え広がるとても危険な環境です。「自分は大丈夫」「片付ける気力がない」といった方も、早急に解決しないと取り返しのつかないことになります。
今回は、ゴミ屋敷が火事になる原因やリスク、実例や火事を避けるための方法を具体的にお伝えします。さらに、片付ける方法もお伝えします。ぜひ参考に、ゴミ屋敷をキレイにして安全な住まいを手に入れてください。
記事の目次
ゴミ屋敷が火事になる原因はさまざまですが、主な原因は3つ。どんな家でも同様の原因で火事になる可能性はありますが、ゴミ屋敷ではその可能性が格段に高くなってしまうのが特徴。ここでは、ゴミ屋敷が火事になる主な原因をお伝えいたします。
度々ニュースになる放火事件、ゴミ屋敷が放火される事件も起こっています。その理由は「放火犯にとって火を付けるのが容易」「周辺住民から恨まれることがある」このような理由が多いです。
外にまでゴミがあれば簡単に放火することができます。燃え広がるスピードも早く、大規模な火事になってしまうことも。このような理由から、放火がゴミ屋敷で火事が起きる原因になっています。
家で火を使用するケースはたくさんあります。「タバコ・ストーブ・コンロ・焚き火」など、きちんと始末しないと火事の原因になることも。
通常の室内環境だと火事になることはめったにありません。しかし、ゴミ屋敷では簡単に火が燃え移るので注意が必要ですが、油断してしまうことも。このような火の不始末による火事が後を絶ちません。
トラッキング火災とは、コンセントなどの電気が発生する箇所に溜まったホコリが火元になり、ゴミに引火してしまう火事のことです。
ゴミ屋敷では、コンセントがゴミに埋まって見えなくなっているケースが多いので特に危険。いつ発火してもおかしくないとても恐ろしい火事の原因です。
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火事のリスクはどのような家でもいえます。しかし、ゴミ屋敷は燃えるスピードが早く、消火が間に合わないことも。ゴミ屋敷が火事になってしまうリスクは次のとおり。
順番にお伝えします。
火事を起こしてしまい隣家や隣室に燃え移っても、通常の過失では失火責任法により損害賠償を負わずに済むことがあります。しかし「重大な過失」があった場合は別の話です。
「てんぷら油に火をかけたまま出かけていた」「寝タバコをした」「火をつけたまま石油ストーブに給油した」このような理由で火事になった場合は、重過失が認められることがあります。つまり、ゴミ屋敷は損害賠償のリスクも高まるといえます。
もし、家族や知人が賃貸の保証人で、大家さんから原状復帰を求められたとします。自分で支払うことができなければ、保証人が原状復帰の費用を代わりに負担することになります。
親しい知人や家族に自分のゴミ屋敷が原因で迷惑をかけると、以降の生活も苦しいものになります。大切な周囲のひとに迷惑をかけないためにも、早くゴミ屋敷を改善することをおすすめします。
火事で自宅が全焼してしまうと、当然家財道具も全て失ってしまいます。そして、新しい住居や家財道具、損害賠償などの費用も合わせると、大きな金額が必要です。
蓄えがなければ借金や、最悪自宅のない生活になることも。このように、火事には自宅・家財道具や思い出の品など、全てを失ってしまう大きなリスクがあります。
ゴミ屋敷で一番のリスクは自分や人の命を奪ってしまうことです。そして、ゴミ屋敷は延焼するスピードが早いのが特徴。一緒に暮らしている家族の命や、隣家・隣室などに燃え広がると他人の命を奪う結果になることも。
そうなれば、命を失った方の周囲の人間も苦しめることになります。このように、ゴミ屋敷であることで取り返しのつかないリスクを高めてしまいます。
ゴミ屋敷の大規模な火事が度々ニュースになり、中には人が亡くなってしまうこともあります。ここでは、そんなゴミ屋敷で置きた火事の実例を3つご紹介します。
2020年12月3日に起きたゴミ屋敷の事例。地元でも有名なゴミ屋敷だったようです。2階建ての木造住宅、家主がライターでガスコンロに火をつけようとしたところ、ゴミに引火し周辺住宅や店舗6棟に燃え広がるという大きな被害を出しています。
ゴミ屋敷特有の早い火のまわりによって、鎮火まで11時間以上の消火活動を要しました。家主の70代男性は顔にやけど、隣に住む80代女性を救助しています。周囲にゴミがなければ起こらなかったであろう火事です。
2017年3月6日、通称「平のゴミ屋敷」と地元で呼ばれていた78歳男性が住むゴミ屋敷が火事になり、木造2階建ての住宅1棟が全焼しました。鎮火まで約1時間10分を要しています。
内外に溜められたゴミいずれかに引火したと見られています。外出中の出火でけが人はでませんでしたが、放火の可能性もあります。また、近くの国道に一時車線規制が敷かれ、大渋滞を引き起こしました。けが人はでなくても、周辺住民に大きな迷惑をかけるのが、ゴミ屋敷での火事の特徴です。
2016年10月、ゴミ屋敷が出火し建物1棟が全焼する火事が発生しました。同年の3月に行政執行が行われていたゴミ屋敷です。
住民は74歳の男性。行政執行後もゴミを集め続けこの火事が発生。男性は、この火事で死亡が確認されています。
このように、最悪死亡する可能性を高めるのがゴミ屋敷での火事です。
「ゴミ屋敷だけど、現状での対策はないの?」と思っている方に、効果的な対策を3つお伝えします。
トラッキング火災の対策です。就寝中でも起こる可能性が高いのがトラッキング火災。「逃げ遅れる」「通報が遅れる」というリスクが高いのが特徴です。これを避けるために、コンセント周りだけでもゴミを置かないようにしましょう。すぐにゴミ屋敷を片づけできなくても、コンセント周りだけ片付けておくと火事のリスクを減らすことができます。
ゴミ屋敷で火を使用すれば、当然火事になる可能性は上がります。なので、ストーブやコンロ、ライターなどの火を極力使わずに、ファンヒーターやエアコン、IHコンロなどを使用すれば火事のリスクを大きく減らすことができます。
ゴミ屋敷の中には、庭や道路にまでゴミが出ているケースがあります。外にゴミが出ているので、「景観を損なう」「異臭が周囲に広がりやすい」など、周辺住民への悪影響が大きく、恨みを買いやすいのが事実。
放火犯にとっては火をつけやすい環境でもあります。そのため、自宅の外にはゴミを置かないようにすることで、放火のリスクを低減することができます。
ゴミを片付けるには「自分で片付ける」「ゴミ屋敷片付け業者に依頼する」という2つの方法があります。ここでは、双方のメリット、デメリットをお伝えします。
自分で片付ければ費用がかからないメリットがあります。しかし、忙しかったり精神の不調によりゴミ屋敷になったりした場合、自分で片付けるハードルはとても高いです。
自分で片付けるにせよ手伝ってくれる人間は最低でも3人は必要です。また、手伝う方にとっても、普段ゴミ屋敷で生活したことのない方はとても耐えれません。精神的、肉体的に大きな負担があり、計画性も必要なゴミ屋敷の片付けは、素人が行うにはデメリットの大きすぎる方法でしょう。
業者に依頼するデメリットはそれなりの費用がかかることです。見積もりをとって費用を準備する必要があり、資金がない方にとってはハードルが高いのも事実です。しかし、見積もりやキャンセル無料の業者に依頼すれば、自分の環境ではいくらかかるのか知ることができます。
また、実際に依頼した場合は自分では何もせずにゴミを処分することができ、簡単な掃除までしてくれる業者もいます。自分でチャレンジして挫折感を味わうより、業者に依頼して早く片付けまでしてしまった方が、その後の生活に気持ちのゆとりもできます。費用以外はメリットだらけなのが業者を使う特徴です。
お伝えしたとおり、ゴミ屋敷での火事には大きなリスクがあります。早急にゴミ屋敷を片付けたい方は「粗大ゴミ回収隊」にご相談下さい。ここからは、ゴミ屋敷の片付けを粗大ゴミ回収隊に依頼するメリットをお伝えします。
ゴミ屋敷の片付けはとても難易度の高い作業です。慣れていない業者だと、高い見積もりや効率の悪い作業で損をすることも。粗大ゴミ回収隊は、ゴミ屋敷の片付け実績が豊富でプロのスタッフが最適な手順で手早く片付けることができます。
また、粗大ゴミ回収隊は2020年8月に日本トレンドリサーチが行った調査で「ゴミ屋敷の清掃が得意な粗大ゴミ回収業者NO.1」に選ばれているので、安心感が違います。
ゴミ屋敷の片付けは高額になると50万円を超えることも。そんな大量なゴミがあるケースでも、のせ放題プランがあればお得に片付けができます。また、のせ放題プランには次の費用も含まれる料金です。
そして、選べるトラックのサイズは次の4種類。
車両サイズ | 粗大ゴミ回収隊 | 料金相場 |
軽トラック(1K) | 9,800円 | 28.500円 |
1.5tトラック(1DK) | 34,800円 | 50,000円 |
2tトラック(2DK) | 54,800円 | 64,000円 |
4tトラック(3DK) | 80,000円 | 90,000円 |
サイズ感が分からない方は、お気軽にお問い合わせ下さい。見積もりも無料で行います。
今回は、ゴミ屋敷で火事が起きる原因やリスク、事例や避ける方法をお伝えしました。命の危険を伴うゴミ屋敷の火事、本人はもちろん、家族や周辺住民のために早急に解決する必要があります。自分ではどうしようもないゴミ屋敷にお困りの方は、ぜひ粗大ゴミ回収隊にご相談下さい。
火事になる前にゴミ屋敷を片付けて、安全な自宅での生活を手に入れましょう。
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