川崎市高津区

川崎市で処分できないごみの種類について

川崎市では、一般家庭から出る粗大ごみの多くを市の収集サービスで処分できますが、一部の品目については自治体での回収対象外となっております。不用品処分や遺品整理、ゴミ屋敷の片付けなどを検討されている方は、以下の品目について特にご注意ください。

処理が非常に困難な大型・重量品

重量が極めて重いものや、サイズが大きすぎる粗大ごみは市の収集対象外です。具体的には、重量が100キログラム以上、または長さが2メートル以上あるものは処理困難物として取り扱われ、市では収集対応ができません。こうした大型品に関しては、専門の業者に依頼する必要があります。

事業活動で出る粗大ごみ

個人の居住用として出されるごみではなく、事業活動に伴って発生した粗大ごみも自治体の収集対象外です。オフィスや店舗、工場などから出る不要品の処分は、事業系ごみとして別途適切な処理方法をとる必要があります。

パソコン類

使用できなくなったパソコンや周辺機器は、川崎市の粗大ごみとしては処理できません。リサイクル法に基づく専用の回収方法が設けられているため、メーカーの回収サービスや、指定されたリサイクル事業者への持ち込みをご利用ください。

自動二輪車、原動機付き自転車

原動機付き自転車を含む自動二輪車は、粗大ごみの収集対象外です。これらの処分には、廃車手続きや専門業者の利用が必要です。処分手続きを正しく行わないと法的な問題が生じる場合もありますので、注意が必要です。

家庭用大型家電（家電リサイクル法対象品）

エアコン、テレビ（液晶・プラズマを含む）、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の４品目は家電リサイクル法の対象であり、市の粗大ごみ収集では処分できません。これらの家電製品を処分する場合は、製造メーカーの回収サービスや家電リサイクル協力店に依頼してリサイクルを行ってください。なお、家電リサイクル法の対象外となる一部の家電については、市のサービスで収集可能な場合がありますが、詳しい確認が必要です。

リチウムイオン電池を含む充電式電池の取り扱い

2024年11月より、リチウムイオン電池など充電式電池の回収が一部市のサービスで開始されます。ただし、一番長い部分が30センチメートル以上の充電式電池は粗大ごみとして出す際、電話での申し込みが必須です。一部の内蔵品についてはインターネットでの申込が可能な場合があります。

さらに、リチウムイオン電池を含む「JBRC回収対象製品」は、指定された回収協力店または生活環境事業所に持ち込むことで、無料で回収されています。これらの電池は、一般ごみとして出すことはできず、適切な方法で回収に出す必要がありますのでご注意ください。

違法な不用品回収業者にご注意ください

不用品の処分やゴミ屋敷の片付けなどで、悪質な回収業者を利用すると、高額な費用を請求されたり、適切に処理されないリスクがあります。市では認可された業者の利用を推奨しており、依頼前に市の情報や評判をよく確認することが大切です。不明点があれば、市の相談窓口までお問い合わせください。

まとめ

• 重量100kg以上、長さ2m以上の大型ごみは市の回収対象外です。
• 事業系ごみやパソコン、自動二輪車は廃棄方法が自治体の一般収集とは異なります。
• 家電リサイクル法対象のエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は、市ではなく専用の回収サービスをご利用ください。
• リチウムイオン電池を含む充電式電池は、一定条件下で収集が可能ですが、専用の回収協力店の利用を推奨します。
• 違法回収業者の利用に注意し、信頼できる処分方法を選択することが重要です。

不用品処分や遺品整理を進めるにあたり、これらの品目の取り扱いには十分注意してください。わからない場合は川崎市の相談窓口や専門機関にお問い合わせいただくことをおすすめします。