鴻巣市

鴻巣市で処分できない粗大ゴミの具体例について

鴻巣市の粗大ゴミとして処理できる品目は広範囲に及びますが、一部の品目は自治体での処分ができません。特に不用品処分や遺品整理、ゴミ屋敷の片付けを検討される場合は、以下のような品目について注意が必要です。

処分できない品目の概要

自治体の粗大ゴミとして収集や受入が認められていない主な品目は、産業廃棄物や有害物質を含むもの、特定の家電製品、または専門の処理が必要なものです。これらについては、特定の窓口や専門業者に依頼する必要があります。

鴻巣市で粗大ゴミとして出せない主な品目

• 家庭用電気製品（リサイクル法対象品目）
  テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの家電リサイクル法対象製品は、自治体の粗大ゴミ処理の対象外です。これらは購入店への引き取り依頼や指定引取場所に直接持ち込む必要があります。
• パソコン関連機器
  パソコンや周辺機器は家電リサイクルとは異なるリサイクル法が適用されており、市での処理はできません。メーカーへの回収依頼や専門回収業者の利用が必要です。
• 廃油や薬品類
  廃油や塗料、農薬、バッテリー、蛍光灯、消火器などは有害物質を含み、専門の処分方法が定められています。自治体の粗大ゴミ受付では引き取られません。
• 建設廃材や大量のゴミ
  住宅のリフォーム工事などで発生した木材、コンクリート、砂利、瓦、土などは粗大ゴミとしては取り扱い不可です。また、大量のゴミについては一括での処理方法を自治体に相談する必要があります。
• タイヤや自動車部品
  自動車関連の部品、特にタイヤは粗大ゴミでの回収対象外です。タイヤ販売店や自動車解体業者に依頼してください。

粗大ゴミとして新たに処分可能となった品目

平成28年4月1日以降、スプリング入りのマットレスが粗大ゴミとして出せるようになりました。処理手数料は1,500円です。これまで処分が難しかった大型寝具の一部が処理しやすくなったことで、遺品整理や家具処分が行いやすくなりました。

処分できない品目の適切な処理方法

• 家電リサイクル法該当品
  家電リサイクル対象品は、購入先の販売店や指定引取場所に依頼してください。所定のリサイクル料金と収集運搬費がかかります。
• 有害物質を含む物品
  廃油や蛍光灯、薬品は危険物扱いとなるため、環境センターや専門回収イベントでのみ受け入れています。詳細は自治体の環境担当窓口に相談してください。
• 建設廃材など大型・大量の廃棄物
  個人での持ち込みが難しいほどの廃材や大量ゴミは、専門業者に依頼して搬出処理を行うか、事前に自治体へ相談して適切な処理計画を立てる必要があります。
• パソコンリサイクル
  パソコンはメーカー回収サービスや自治体回収を利用してください。データの消去も忘れずに対応しましょう。
• タイヤ・自動車部品
  専門の収集業者やタイヤ販売店へ引き取りを依頼し、適正処置を行ってください。

鴻巣市の粗大ゴミ処理に関する注意点

鴻巣市では、粗大ゴミの戸別収集や自己搬入が可能ですが、一部の品目については処理券の購入や許可申請が必要です。処理手数料は収集方法によって異なり、自己搬入の場合は戸別収集の約40％の手数料で処理可能です。

処理ができない品目を誤って粗大ゴミとして出すと、回収できない場合があるため事前の確認が重要です。特に不用品処分や遺品整理、ゴミ屋敷の片付けにおいては、処分不可品を分別し、適切な窓口や業者に相談することでスムーズに対応できます。

問い合わせ先と情報活用のポイント

処分可能かどうか不明な品目がある場合は、自治体の廃棄物担当窓口へ事前に問い合わせることをおすすめします。また、マットレスの処分など、新たに粗大ゴミで出せるようになった品目についても積極的に活用してください。

このように鴻巣市では、粗大ゴミとして処分できる品目とできない品目が明確に区分されています。不用品や遺品、散乱した大型家具の処分を計画的に進める際は、対象外のゴミが混入しないよう注意し、適切な処理ルートを選んでください。