2023年07月30日
本記事ではエンジンオイルの正しい処分方法について解説しています。
実はエンジンオイルを廃棄処分する際には、いくつかしてはならない項目が設けられているため注意が必要なのです。
知らずに廃棄して不法投棄となってしまうことがないよう、ぜひ本記事を最後までご覧いただき、適切に処分しましょう。
記事の目次
エンジンオイルは、走行距離が一定の距離に達した場合や半年程度などの一定の期間が経過したときなど、ある程度のタイミングでの交換が推奨されています。
ガソリンスタンドなどで交換してもらう人の方が多いかもしれませんが、車好きの方やメンテナンスを得意とされる方の場合には自分でオイル交換をされるという人もいるでしょう。
しかし使用後のオイルは何らかの形で廃棄する必要があります。
不適切なエンジンオイルの廃棄を行えば、「不法投棄」となってしまうのです。
環境保全のためにも適切な方法で、安全に廃棄しましょう。
当たり前のことですが、エンジンオイルが入った状態の缶などを山林や廃墟、河川敷などに投棄すれば「不法投棄」として処分を受けます。
またセルフのガソリンスタンドの敷地内や洗車場の片隅に放置することもできません。
個人が不法投棄を行った場合、5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方が科せられます。
たとえペットボトル1本分のエンジンオイルであっても、不法投棄とみなされる場合があるため注意が必要です。
エンジンオイルは液体のため、どこかへ流してしまえばよいのでは?と考える人もいるかもしれません。
しかしエンジンオイルは決して水に溶けることはなく、自然に分解されるものでもありません。
下水や川、海などに流してしまえば、深刻な水質汚染や環境破壊を招くこととなってしまいます。
意図的にエンジンオイルを川や下水へ流せば、不法投棄となり罰金刑や懲役刑などに処されることとなるでしょう。
エンジンオイルは土の上にまいて染み込ませたりしてはいけません。
近くの空き地や河川敷はもちろん、自宅の地基地内であっても土壌に流したりまぜたりするのはNGです。
このようにエンジンオイルを土にしみこませたり混ぜたりする行為は、土壌汚染につながります。
また雨が降ればしみ出して下水や川へ流れ込むため、水質汚染にもつながるのです。
実はこのエンジンオイルですが、自治体によっては「燃えるゴミ」として処分できるところもあるのです。
ただし日本全国すべての自治体が同じというわけではないため、注意が必要です。
とはいえ最も身近で手軽に処分できる方法ですので、少量のエンジンオイルを処分する場合にはお住まいの地域のルールを確認してみるとよいでしょう。
自治体によってルールは異なりますが、たとえば以下のようなやり方でエンジンオイルを「燃えるゴミ」や「可燃ゴミ」として処分できる場合があります。
など。
このようにエンジンオイルを液体のままではなく、何かにしみこませたり固めたりした状態であれば、燃えるゴミや可燃ごみとして処分できるとしている自治体がいくつかあります。
ちなみに「エンジンオイル処理キット」や「廃油処理箱」「オイル処理ボックス」といったオイルを固めるものは、ガソリンスタンドやスーパー、100円ショップなどで購入することが可能です。
エンジンオイル専用の物だけでなく、冷えたオイルを固形にできる製品であれば基本どれでも大丈夫です。
とても珍しいケースですが、液体のままクリーンセンターやゴミ処理場などで引き取ってもらえる場合もあります。ただし一定量を超える場合は、別の方法で処分する必要があります。
ただしこうした自治体の場合は、燃やせるゴミでの収集はNGというケースも多いので確認や注意が必要です。
一部の自治体では液状でなければエンジンオイルの回収処分を可能としているところもありますが、実際はほとんどの自治体が「市では回収できない品目」として分類しています。
どのような形であっても自治体ではエンジンオイルを回収しないというところもたくさんあるのです。
このように自治体で回収していない場合は、別の方法でエンジンオイルを処分しなければならないのです。
自治体以外でエンジンオイルを処分する方法や、費用がかかる場合はその金額の目安などもご紹介します。
家庭や企業などから不用品を回収して処分を行う不用品回収業者でも、エンジンオイルの回収に対応している場合があります。
回収は基本有料となるため注意が必要。
1Lあたり数百円程度から、ペール缶の数や総重量などで見積もりとなる場合もあります。
業者によって「液体のままでOK」「液体は回収不可(処理剤で固形にする、処理箱に浸透させればOKなど)」と対応が異なる場合もあるため注意が必要です。
少量のエンジンオイルのみを回収してもらうと割高となってしまうこともあるため、依頼する際はご自宅などで不要となったほかの不用品と合わせて回収してもらうとオトクに利用できるでしょう。
不用品回収業者なら、エンジンオイルはもちろん、エンジンオイルを購入した際の容器(ペール缶)の空き缶などの回収もOKです。
エンジンオイルの容器「ペール缶」の処分方法については、こちらが参考になります。
エンジンオイルも回収できるおすすめ不用品回収業者はこちら!
一部のホームセンターやガソリンスタンド、カーショップなど、エンジンオイルを販売したお店では、エンジンオイルを廃重油として引き取っている場合もあります。
無料で引き取ってもらえるところありますが、有料となることもあるため事前の確認が必要です。
「そのお店で購入した場合に限る」などの条件で引取りをしていることも多く、その場合には購入したことを証明できるレシートなどの提示を求められることもあります。
販売店やその店舗によってルールや費用、条件が大きく異なりますので、気になる場合はエンジンオイルを購入した店舗に直接確認するのが最善です。
ガソリンスタンドスタンドでも、不要になったエンジンオイルの回収を行っている場合があります。
ガソリンスタンドではエンジンオイルの交換サービスを行っています。
その際に不要となったエンジンオイルはオイルピットに溜めておき、廃油業者に回収依頼をしているのです。
そのため、相談すればガソリンスタンドでエンジンオイルを引き取ってもらえる場合もあります。
費用については、ガソリンスタンドによって大きく対応が異なります。
例えば4Lのペール缶1本など一定量までは無料で、以降は有料というスタンドもあります。
費用や引取りの条件については、引き取りを検討しているガソリンスタンドに直接ご確認ください。
少々特殊な例でありそう多くあるケースではないのですが、なかにはエンジンオイルなどの廃油を譲ってほしいと考えている人もいます。
主に仕事などで廃油を必要としている人が、個人や事業者などを相手に募集をしているケースが多いのです。
「20Lひとまとめ」など一定量まとめての引き取りを希望されることが多いなど、引取りに条件を伴う場合もありますが条件が合いそうな場合は相談してみるのもありでしょう。
ただしほとんどのケースが個人間でのやり取りとなるため、トラブルなどには注意が必要です。
しっかりと事前にやり取りを行い、信頼できる相手との取引を行うようにしましょう。
大量にエンジンオイルを保管している場合には、廃油回収業者に相談するのもアリです。
廃油業者では主に植物油などの回収とリサイクルを行っていますが、なかにはエンジンオイルも対象としている場合があります。
ただし少量での回収には対応していないことが多く、「200L以上」などの数量が対象となるケースが一般的です。
また1度の回収ではなく定期回収が対象となる場合もあります。
いずれにせよ多くの場合が事業所などへの回収となるため、該当しそうな場合には一度相談してみることをおススメします。
粗大ゴミ回収隊では、使用後の廃エンジンオイルやペール缶などの回収処分にも対応しています。
少量の処分であってもご自宅や会社まで直接引取りに伺いますので、手軽にエンジンオイルの処分が可能です。
もちろん大量のエンジンオイルの処分にお困りという場合も、柔軟に対応いたしますので遠慮なくご相談ください。
ペール缶が大量にあり運び出すのも大変!というときも、スタッフがすべて運び出します!
よりオトクに処分したい場合は、ほかの不用品と合わせてトラック積載プランでまとめて処分するのがおススメです。
出張お見積りやご相談は完全無料!
エンジンオイルの処分にお困りの方は、ぜひ「粗大ゴミ回収隊」にご相談ください。
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