2024年07月21日
この記事では、業務用エアコンの処分方法や費用、そして処分する際の注意点について詳しく解説します。
業務用エアコンは産業廃棄物としての処理と、フロンガスの処理が必要となるので、家庭用エアコンとは異なり、行政の許可を得た業者に依頼して処分することが重要です。
この記事を読めば、業務用エアコンを適切に処分できるようになります。
記事の目次
こちらでは、業務用エアコンの処分方法を紹介します。
業務用エアコンを処理を完了するまでは、フロンガス回収、エアコンの撤去・搬運、処分という工程を踏みます。どこまで対応してくれるのかをしっかりと確認した上で処分方法を選択してください。
エアコン専門業者に業務用エアコンの処分を依頼する方法は、利便性が高く、安心・安全に処分できるというメリットがあります。フロンガス回収、エアコンの撤去・搬運、処分まで、全ての作業をまとめてワンストップで依頼できます。
廃棄物処理法に基づく書類作成や提出などの手続きも、業者に代行して書類手続きも任せられる必要書類の不備によるトラブルを防ぎ、安心です。
フロンガス回収の資格を持った専門スタッフが作業を行うため、安全かつ確実に環境への影響にも配慮した適切な処理が期待できます。
複数の業者から見積もりを取り、料金を比較検討し、見積もりには、フロンガス回収費、エアコン撤去・処分費、収集運搬費など、全ての費用が含まれていることを確認しましょう。
不用品回収業者に業務用エアコンの処分を依頼する方法は、比較的安価に処分できるというメリットがあります。
また、オフィスの移転などで処分するものがエアコン以外にもある場合には、オフィス用品や家電などもまとめて処分できるため、便利です。
ただし、多くの不用品回収業者は、フロンガス回収の資格を持っていないため、フロンガスの回収は別途依頼する必要があります。
粗大ゴミ回収隊では、フロンの回収も自社で行っています。フロンの回収金額については、物によって変わるため、金額は現地確認後に案内させていただきます。ぜひご相談ください。
産業廃棄物処理業者に業務用エアコンを処分してもらう場合には、廃棄物処理法に基づいた処理を行い書類作成、廃棄処理まで、全て適正に処理してくれるので安心です。
取り扱いが難しいフロン類についても高い知識があるため、安心・安全に業務用エアコンを処分できることは大きなメリットだといえるでしょう。
引き取り証明書は、産業廃棄物処理業者へ業務用エアコンの処分を依頼する際にも必要になるため、受け取ってください。
業務用エアコンの処分費用について、どういった作業なのかも併せて解説していきます。
それぞれの費用の相場を以下の表にまとめましたので、参考にしてください。
費用項目 | 料金 |
---|---|
フロンガス回収費 | 20,000~30,000円 |
エアコンの撤去と処分費 | 50,000~90,000円 |
収集・運搬費 | 10,000~30,000円 |
証明書発行費用 | 5,000~10,000円 |
合計 | 85,000〜160,000円 |
フロンガス回収費の目安:20,000~30,000円
フロンガスの回収費は、オゾン層を破壊する物質であるフロンガスを適切に回収して処理するための費用です。フロンガスの処分はフロンガス排出抑制法に基づいて処分する義務があります。
不用品回収業者や粗大ゴミ回収業者へ業務用エアコンの処分を依頼する場合には、フロン回収に対応している業者と対応していない業者に分かれます。
対応していない場合には、お住まいの自治体に登録されているフロン回収業者に連絡をして依頼しましょう。
フロンの回収が完了すると「引き取り証明書」を発行した上で、「フロン回収済み」と記載されたシールを貼り付けてくれるので、そこから撤去処分を依頼することになります。
エアコンの撤去と処分費の目安:50,000~90,000円
エアコンの撤去と処分費は、エアコンの大きさ、設置場所などによって決まるので、複数の業者から見積もりを取り、作業内容や処分方法を比較して検討しましょう。
リサイクル可能なエアコンであれば、処分ではなくリサイクル業者に依頼することで、費用を抑えられます。
エアコンの取り外しは自身で行うことで、撤去費用を抑えられますが、業務用エアコンは大型になるため、怪我やオフィスの破損といったリスクには十分注意してください。
収集運搬費の目安:10,000~30,000円
収集運搬費は、エアコンを回収場所から処分場所まで運搬するための費用です。
業者によっては、エアコンを取り外した状態でのみ回収を行う場合があります。
そのため自力で取り外せない場合こういった業者に頼んでしまうと、別途取り外しを業者に依頼する必要があります。
また、エアコンが大きければ大きいほど、運搬車両が大きくなり費用が高くなるので注意しましょう。
エアコンの取り外しから撤去処分まで一括して依頼する場合には、費用に全て含まれる場合もありますので、費用の内訳については確認しておきましょう。
業務用エアコンと家庭用エアコンは、処分方法が大きく異なります。
家庭用エアコンは、家電リサイクル法に基づいて処分する必要がある一方、業務用エアコンは、産業廃棄物処理法に基づいて処分する必要があります。
項目 | 家庭用エアコン | 業務用エアコン |
---|---|---|
フロンの処理 | 不要 | 必要 |
処分に関わる法律 | ・家電リサイクル法 | ・フロン排出処理法 ・産業廃棄物処理法 |
費用 | ・リサイクル料金 ・収集運搬費 |
・フロンガス回収費、処分費 ・エアコンの撤去と処分費 ・収集・運搬費 ・証明書発行費用 |
業務用エアコンを処分する際は、必ず産業廃棄物として処理ができる業者に依頼しましょう。
業者を選ぶ際には、実績、料金、対応エリア、許可証、口コミ・評判などを参考に、慎重に検討しましょう。
行政の許可を受けた業者であれば、法令に基づいた適正な処理を行ってくれますし、廃棄物の追跡票を発行してくれるので、廃棄物の行方が追跡可能です。
違法業者の中には、不法投棄を行う悪徳業者も存在し、不法投棄は、環境汚染を引き起こすだけでなく、罰金刑の対象となる可能性があります。
また、フロンガスの抜き取りは、お住まいの自治体に登録されているフロン回収業者に連絡をして依頼します。
フロンガスの回収が完了すると、業者から「引き取り証明証」という書類と「フロン回収済み」と書かれた緑色のシールが発行されます。
業務用エアコンをフロンガスを回収せずに廃棄したり、違法業者に処理を依頼したりすると、廃棄物処理法違反となり、刑罰の対象となる可能性があります。
法令に基づいていない処分方法の例
廃棄物の不法投棄を行った場合、行政処分として、廃棄物の撤去・処分を命じられることがあります。
業務用エアコンを正しく処分するには、必ず行政許可を受けた産業廃棄物処理業者に依頼し、回収依頼書もしくは委託確認書を交付するようにしてください。
信頼できる不用品回収業者については以下の記事でランキング形式で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
業務用エアコンを処分する際には、必ず業者から「回収依頼書または委託確認書」と、「引取証明書」を発行してもらい、3年間は大切に保管しておく必要があります。
引渡し証明書は、フロンガス回収の事実を証明する書類で、以下の情報が記載されています。
引渡証明書を発行してもらうためには、エアコンの処分を依頼する業者に事前に確認しておきましょう。
引渡証明書は、フロンガス回収の事実を証明する重要な書類であり、廃棄物処理法違反や行政処分、トラブルを回避するために必要となります。
業務用エアコンを処分する際には、必ず業者から引渡証明書を発行してもらい、大切に保管しておきましょう。
引渡証明書を受け取る際には、記載内容や発行日などを確認し、安全な場所に保管するようにしましょう。
業務用エアコンは産業廃棄物処理法に基づいて「マニフェスト」が必要です。
マニフェストとは、別名「産業廃棄物管理票」と呼ばれるもので、業務用エアコンの処分の流れを明確にし、管理内容に基づいて処理されているかを確認するものです。
業務用エアコンの廃棄の際は、都道府県知事等から許可を得ている業者を選び、マニフェストを作成し、フロンガスを回収してから処理業者に引き渡すようにしましょう。
マニフェストの作成を代行してくれるのか、自身で作成しないといけないのかはしっかりと抑えた上で処分するようにしてください。
業務用エアコンを処分する場合には適切な処分が重要で、法律に則って処分する必要があります。
業務用エアコンはフロンを回収してもらう必要がありますので、フロンの回収ができる処分方法かは押さえておきましょう。
粗大ゴミ回収隊では行政の許可はもちろんフロンの回収も自社で行っていますので、業務用エアコンの処分がワンストップで可能です。
対応地域は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県で、最短25分で駆けつける即日希望にも対応しております。
不用品回収ならぜひ「粗大ゴミ回収隊」にご相談ください。
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