災害危険区域の家も解体できる？
はい、一軒家の解体時に「この建材は残したい（再利用したい）」という指定は可能です。
実際に、古民家や思い出の詰まった家屋などで、柱・建具・瓦・梁・床材などを残して保管・再利用したいというご要望はよくあります。
ただし、すべての建材が綺麗に取り外せるわけではありません。
残すことができる建材▼
| 建材 | 残せる可能性 | 補足 |
|---|---|---|
| 欄間・障子・ふすま・建具 | ◎ 高確率で残せる | 丁寧に取り外して保管可能。再利用もしやすい。 |
| 柱・梁・床材 | ◯ 状況次第 | 築年数やシロアリ被害がなければ、再加工して使用できることも。 |
| 瓦屋根（和瓦など） | △ 状態次第 | 割れ・ズレがないものなら、洗浄後に再利用可能。手作業での取り外しが必要。 |
| 古材・無垢材の床板など | △ 被害や劣化がなければOK | 丁寧に外せばアンティーク材として再活用されることも。 |
上記以外の建材は、解体前に一度相談するのがよいでしょう。
相談の際は、以下のポイントを押さえるとスムーズに進行できます。
- 必ず事前に業者へ伝えること
┗解体後では手遅れになります。見積もり・契約時に「残したい建材」を明記しましょう。 - 取り外しには手間がかかる
┗通常の機械解体とは違い、手作業の工程が増えるため、追加費用が発生する場合があります。 - 傷・破損のリスクがある
┗木材の経年劣化や釘・接着によって、取り外し時に破損してしまう可能性もあることを理解しておく必要があります。 - 保管場所を事前に決めておく
┗持ち帰り・保管する建材は、保管先や運搬方法も計画しておく必要あり。業者に運搬も依頼できる場合があります。
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